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卒論をこれから書く人に言わない方が良いこと3選

こんにちは。高校5年生です。

あっという間に9月が終わろうとしております(執筆当時は9月でした)。現在、私は12月末の卒業論文提出締切に向け、いよいよ卒業論文研究に本腰を入れて取り組む時期を迎えました。締切のある課題は早めに取り組み、終わらせたい私。卒業論文も12月に入る頃には提出できるめどがついていればと期待しておりますが、執筆に入っていない今の段階では、それが叶う夢なのかどうかも分かりません。

私の大学、特に所属する学部では、卒論を書くことが卒業の条件に入っていない学生がとても多いです。大学院に進学するなど書くべき理由がある人を除けば、卒業論文を書く必要のある学生はほぼおりません。
そんな中、志願して卒業論文にチャレンジすると決めた私は、学内外の色んな大人の方から卒業論文に関する話題をふっていただきます。それ自体はとても嬉しいのですが、まだ完成のめどが立っておらず、全貌が見えていない状態であるがゆえ、返答に困ってしまう言葉もあります。

この記事では、卒論執筆を控えた大学4年生の私が周りの人に言われたくないことを3つ、書きます。
もし、卒論を執筆する予定の方が周りにいらっしゃったら、その方との会話にお役立ていただけたら幸いです。

①「完成したら、読ませてね」


これが最も多くの方にかけてもらう言葉です。返答に困る度合いはそこまで高くないものの、すぐ返事ができず、一瞬「うっ」となってしまいます。理由としては、無事完成するかどうかがその段階では自信が持てないので約束しづらいからと、自分のために書く論文なのに読ませる前提で書いてしまいそうになるので約束しづらいからと、「読まれたらどんな反応されるんだろう」と心配になるからと、「読まれる価値のある論文を期待してるよ!!」ってことかな……と無言のプレッシャーをひしひしと感じるからです。理由として最も割合が高いのは、1番最後の理由でしょうか。
おそらく、おっしゃる方はそこまで深く考えておらず、「頑張ってね!」ぐらいの軽い気持ちで言っているのだと思います。私が勝手に言葉の裏を読んでしまっていると信じたいですが、「完成したら連絡しないといけないかな」「コピーして郵送した方が良いのかな、それとも社交辞令だから完成する頃には忘れているのかな」と迷いますね。この迷っている時間があるから、返答につまって「うっ」となってしまうのです。優しさでかけていただく言葉なのに、どう受け取ったら良いか困ってしまうという、何とも申し訳なくなる言葉です。
「読ませてね」ではなく、「頑張ってね」と言われた方が嬉しいです。

②「どういう内容で書くの?」


卒業論文を書くと話すと、ほぼ100%訊かれる質問です。これを言われたくない理由は、言った後で会話が弾むためしがないからです。訊かれるのでもちろん答えますが、学生の論文とは言え内容はかなりニッチな分野です。できるだけ易しい言葉で説明しても理解されるのは簡単ではなく、説明も長くなってしまいがちなのです。ゆえに、大抵相手の反応は「へー……そうなんだ……」になります。これは私の話術が優れていないから以上に、内容が知らない人に親しみやすいものではないからだと思います。

ちなみに、詳しく説明しても盛り上がらないと学習した私は、一言「○○の研究です」と答えて終える方法を編み出しました。これなら「ふーん、そうなの」で次の話題に移れますよね。しかし、これは甘い考えでした。。「どういう内容で書くの?」と訊く方は、一言で答えられると「それってどういう感じで?」とか「どういう方法なの、それは」とか、もっと話を掘り下げようとするのです。それは、私との会話を弾ませようとしてくださっている証なのでお気持ちはとてもありがたいのですが、掘り下げて盛り上がらないから一言で言ったのに結局掘り下げる、そして案の定さほど伝わらない、という道をたどってしまうのは、どう対策を打ったら良いのかよく分かりません。皆さん、ご自身の研究を知らない人に話すとき、どうされているのでしょうか。

③「それなら、○○を入れなよ!」


私はお1人にしか言われたことがない言葉ですが、もしかしたら1番困った質問かもしれません。研究内容に興味を持ってくださった方が、「こういう話題も論文に入れたら?」という提案をしてくださったのです。その提案は読む側としては面白そうでしたが、聞いた限りでは私の論文の方向性とは違っていて、裏付ける文献もなさそうでした。「入れません」とは言いづらいので、「文献があったらそれも良いですね~」と話を合わせたのですが、「文献は要らないよ!そのまま書けば!」と言われて、何と答えたら良いのか分かりませんでした。
ご厚意で提案してくださっているので無下にするわけにはいかず、しかもその方は「完成したら読ませて!」とおっしゃっていたので、完成した論文を読んだときに「あれ、私が提案した内容入ってないじゃん」と言われてしまうかもしれないと考えると、「本当に入れた方が良いのか?」「いや、担当の先生にどう説明したら良いか分からないし……」と揺れ動きました。その方はただ会話の一環として提案しただけなのかもしれませんが、本当に入れた方が良いと思って言った可能性もあるので、対応が難しかったです。
扱う中身を完全に把握している人ならともかく、概要を聞いただけであれば、あまり論文の中身についてあれこれ言わない方が良いかもしれませんね。

以上3つが、卒論執筆を控えた大学4年生の私が周りの人に言われたくないことです。提出締切日まで残り3ヶ月の私が思う「言われたくないこと」なので、時期によって、人によって言われたくないことは違う可能性があります。もし、卒論執筆を控えていらっしゃる学生さんと話す機会がありましたら、参考にされてみてはいかがでしょうか。

以上、「卒論をこれから書く人に言わない方が良いこと3選」でした。
最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。

次の投稿でまた、お会いしましょう!