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新卒1ヶ月、奢り貧乏になる。

こんにちは。高校5年生です。

4月最終日、家計簿を締めた私は愕然としました。家賃も、光熱費も、通信費も、美容代もかかっていないのに、出費がとんでもなかったからです。実家にいるときからお金にケチな私は、1人暮らしを始めてからも無駄遣いはしていないつもりでした。週1で行うスーパーの買い物では、真っ先に値引きされた野菜を品定めしてメニューを組み立て、自分へのご褒美と称したスイーツや嗜好品はもちろん、ペットボトル飲料も買いません。入社2日目でTV番組『有吉の壁』のBlu-rayを買ったり、オフィスカジュアル用のカットソーを購入したりしたので、それは大きな出費でしたが、目的なく買ったり衝動買いしたりしたものはありません。

それでも出費がとんでもなかった理由は、心当たりがありました。まだ新卒のお給料しかいただいていないにも関わらず、外食費・交際費に糸目をつけていなかったことです。お金よりも関係構築を重視して、外食に誘われたら必ず行っておりました。また、行ったときに「誘ってくれてありがとう」とお菓子などお土産を渡しておりました。お土産は割り勘にしたときだけでなく自分が奢ったときも渡していて、私としては「一緒に行ってくれたことへの感謝」のつもりでした。

しかし、出費が膨らんだことを親に話したところ、「やり過ぎだ、お金で人間関係を買っている」とこっぴどく𠮟られました。確かに自分の身分をわきまえず、自分ができる範囲を超えしまっておりました。同期だけでなく、年上の方や初めて会った方にも奢ってしまっていたことは、普通ではなかったと反省しております。「余分にお金をかけて関係を維持している人は長くは続かない、お金がなくなった途端切れる縁だ」と親に言われました。100%善意で、良いことだと思ってやっていたことだったので、言われたときは受け入れられませんでしたが、冷静になって考えてみると私がおかしかったです。

高い社会勉強代を払ってしまいましたが、学んだこともありました。それは、奢った相手の態度です。その場でお礼を言い、別れるときにお礼を言い、帰ってからもメッセージでお礼を伝えてくれて、次会ったときに「今回は自分がご馳走するね」と言ってくれる人がいます。一方で、私が支払うときに「あ、いいの?」と言ったっきり特にお礼もなく、帰った後もそれっきりで連絡が途切れる人もいます。私は後者のようなドライな態度に触れるのは初めてだったので衝撃でしたが、奢る側が言い出したこととはいえ、世の中には奢ってもらって当たり前な人もいるんだなと知りました。年齢や性別、相手との関係性に関わらず、私は前者のような人で居続けたいと思います。

とても良い勉強になりましたが、やはり出費は痛いです。5月はなるべく外食は割り勘にするよう提案し、むやみにお土産を渡さないように、ちゃんと感謝を伝えるべき人に十分な感謝が伝えられるようにしたいです。

以上、「新卒1ヶ月、奢り貧乏になる。」でした。
最後までお付き合いくださってありがとうございました。
次の投稿でまた、お会いしましょう!