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こんなんだから友達できないんだな。

こんにちは。高校5年生です。

3月下旬、お互いの住所を知っている知人に転居ハガキを出しました。するとその中の1人から連絡をもらいました。その子は中学時代、唯一仲良くしてくれた友人です。クラスは同じになったことがありませんが、部活動が同じで、当時も今も連絡先を知っているのは彼女だけです。

彼女は私より一足早く社会人として地元で働いております。連絡をもらった日、久しぶりに定時に上がれたそうで1時間くらい電話をしました。LINE電話を使ったのは多分、高校生ぶりぐらいです。何だか緊張しました。

通話中、その週の土曜・日曜が休日だという話になり、「どこか遊びに行かない?」と提案してもらいました。日曜は私の大学の卒業式があるので、土曜に会うことになりました。入社式まで家で何となく過ごすものだと思っていたので、友達と出かける用事ができるなんて。わくわく。

胸を躍らせた私でしたが、どこに行くかを決めるとき、悪いところが出てしまいました。それは1人で行動することに慣れ過ぎて、予定が決まっていないことを恐れてしまうところです。

友人が先に「ごはん食べよう。その後、行きたいところがある」と言ったので、行き先はお任せすることにしました。ただ、昔からそうなのですが、友人は優柔不断なところがあります。2択でもものすごく迷い、私がさりげなく(?)「○○だとこういう良さがありそうだけどね~」みたいにアシストすることが多いです。

今回も友人は行きたい場所を複数ピックアップしたのですが、全部行き先がバラバラで1日では回り切れない数でした。「○○は絶対行きたいんだよね?」「○○に行ったら○時くらいになりそうだね」と口を挟みながら、少しずつ選択肢を絞っていきました。

働き始めたらなかなか会えないでしょうからなるべく付き合いたいのですが、翌日が卒業式で、袴の着付けのために朝4時に起きなければならないので、あまり遅い時間に帰らないように気をつけなければなりません。
また、友人は毎日14時頃に起きる夜型生活らしく、午前中は寝ているらしいので、待ち合わせに関しては12時半に地元の駅で会うことになりました。移動してすぐお昼ごはんを食べるとしても13時過ぎ、そこから友人が行きたいという美術館に行くと14時半くらいになって、16時まで鑑賞するとすると、友人がどうしても行きたいアクセサリーショップに着くのは17時頃になりそうです。アクセサリーショップは「3時間くらい滞在してじっくり見たい」らしいので、帰る時間は結構遅くなります。待ち合わせの時間が遅いので、仕方ないのですが。

友人は結局1時間の通話の中では行きたい場所を絞れず、「着いてから決めよう」という、私が1番苦手な結末に落ち着いてしまいました。待ち合わせの時間と場所が決まっただけでも良しとすべきなのですが、出発前に乗る電車や行くレストランの候補をいくつか出しておきたい私としては、予定が決まらないまま出かけることがめちゃくちゃ怖いです。
こんなんだから私、大学で友達作れなかったんだろうな……と遠くを見つめました。

電話した翌日、タイムスケジュールを簡単に紙に記しました。「旅のしおり」みたいなちゃんとしたものではなく、10個くらい電車の時刻を書いてどれかに乗れたら良いよね~みたいなざっくりしたスケジュールです。採用されるかは別として、友人が迷ってしまったときに一応提案してみようと思います。

ちなみにもう1つ、「私ってダメだな」と思った点があります。それは、アクセサリーショップに興味が持てない点です。
友人は「前行ってすごく良かったから、○○(私)に紹介したい」と言ってくれています。しかし、おしゃれに鈍感な私はアクセサリーに関心がありません。商品を見たら興味が持てるかも!とお店のHPを覗いたところ、変わった形や奇抜なデザインのイヤリングやネックレス、バレッタなどの写真が並んでいて、「う~ん……」という感じでした。お値段はそれなりに高く、「どこにつけて行くんだろう」という感想が浮かびました。
あんまり興味ない?」と訊かれ、「ううん、実際に見てみたらおぉ~ってなるかも」と変に誤魔化してしまいました。私に紹介したいと言ってくれているのに、興味がないとは言えません。
好みの問題かもしれませんが、私にとっては「何をどう見たらアクセサリーショップに3時間も滞在できるんだろう」と不思議です。

友人には言えませんが、美術館に長く滞在するのもちょっぴり苦手です。以前、一緒に美術展を回ったことがあるのですが、私はどんどん順路に沿って進んでいきたい一方、友人は1つ1つの作品をじっくり鑑賞していて、「そんなじっくり見られるんだ、すごいな」と思いました。友人は美術館や博物館を回るのが好きなので、今回もプランに美術館が入っております。1人では行かない場所なので、大学生活ラストの思い出として目に焼きつけてきます。

以上、「こんなんだから友達できないんだな。」でした。
最後までお付き合いくださってありがとうございました。
次の投稿でお会いしましょう!