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人生最高のヤキモチ

こんにちは。高校5年生です。

前回の記事『続・言いたいことにストッパーをかけて』をご覧くださった皆さん、ありがとうございます。Nくんが私に対して思っていることを真っ直ぐ話してくれたことで、私も素直になれたというエピソードをお届けしました。

今回は、Nくんが私に話してくれたことについて書いていきます。Nくんは恥ずかしがるかもしれませんが、匿名なので許してもらいましょう。例によってここから先、リアルの私を知っている方は読まないでくださいね。

彼が話してくれたのは、私の上司を女性だと勘違いしていたということです。Nくんとは度々、「上司とこんなこと話したよ」と報告し合っております。お互い会ったことはないものの、お互いの上司の名前や人柄はある程度知っている状態です。
私は当然のように男性の上司だと知っていると思って喋っていたのですが、Nくんは先週「上司に冗談で『○○くん』って呼んでって言われた」と私が話したのを聞いて、初めて気づいたようです。上司といってもほぼ年は変わらず、友達のようにフレンドリーに接してくださる方で、私の同期の間でも有名でした。

自分から紹介するのは少々気恥ずかしいのですが、本当に嬉しかったので書きます。この日彼に言われた言葉の中で、不覚にも1番キュンとしてしまったセリフがこちらです。

上司だし仲良くして欲しいけど……○○ちゃん(私)かわいいから心配」。

言われた瞬間は「え?」と止まってしまい、言葉の意味を理解して「えええー!」となりました。語彙力が足りなくてすみません。嬉しかったのです。未だかつて私はこんなにかわいいヤキモチに触れたことがありませんでした。きっと今後もこれ以上には出会えないので、オンリーワンでありナンバーワンのヤキモチに出会えたと言っても過言ではありません。
私は彼を胴上げしたいくらい興奮しましたが、上手く彼を褒める言葉が見つからず、ただひたすら「Nくんかわいい……言ってくれてありがとう……」を繰り返しておりました。

なぜ私がここまでこの言葉に興奮したかと言いますと、理由が3つあります。
1つ目は、ヤキモチを焼かれたい性格だからです。ヤキモチを焼かれる人は、その分好かれている人です。人気者とは程遠い人生を歩んできた私は、ドラマや漫画を見てヤキモチを焼かれることに憧れておりました。変な憧れですかね。
絶世の美女でもなければ心配される要素も持たない私には、永遠に憧れでしかなかったはずでした。まさかこんな私がヤキモチを焼かれる側になるなんて……しかも好きな人に……何のご褒美ですか……!と興奮してしまいました。

2つ目は、一切予想していなかったヤキモチだったからです。ヤキモチを焼かれることに憧れを抱いている私でも、さすがにわざとヤキモチを煽るようなことはしません。「男性の嫉妬は怖い」と聞きますし、余計な心配をさせるのは違うからです。何も考えず、話題の1つとして上司と喋ったことを話しておりました。彼も聞きたがっている様子だったので、まさか「男性の上司なのか!」と心配させていたとは……予想外でした。
ちなみに、上司はいつも忙しそうで私に構っている暇がないくらいなので、彼の心配は杞憂です。

3つ目は、ヤキモチが一方的ではなかったと分かったからです。実は彼が教えてくれる前に、私も彼にヤキモチを焼いておりました。詳しくは967回目の記事『心配性彼女の、余計な心配』をご覧くださいませ。

こんな風に見ているの私だけなのかな……と切なくなっていたので、彼も同じなんだと気づいて嬉しかったです。

Nくんにとっては恥ずかしい告白だった一方、私にとってはNくんのことがより好きになる思い出でした。正直に話すと、喜ばれることもあるんですね。大事ですね。

以上、「人生最高のヤキモチ」でした。
最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。
次の投稿でお会いしましょう!