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広告振り返り:ミドル級~2023年3月~

 3月のミドル級は他のクラスの中では文量少なめだけど優良広告、年季の入った珍広告がいる部類です。
 お楽しみください。

・ダダサバイバー

 2023年3月はSSスネーカーという新作をリリースしたHABBY社だが、昨年リリースしたダダサバイバーも引き続き広告をしている。
 一見本物のプレイ映像に見えるが、これはニセモノの新規映像なので手が込んでいるのかいないのか分からない。
 ダダサバイバー本編の映像を使っても用意した台本通りの映像の状況を作るのが難しいから、新しく映像を作った方が早いと考えたのだろうか。それはそうかもしれないが……

 wi-fiが無くても楽しいゲームって触れ込みは結構良い気がします。
 それ以外は普通の出来。それでもつかみが最高なので総合して100点です。

 風船を選んで失敗したから別のアイテムを選ぶ広告。
 ディフェンダーとドローンって他の広告でもよく見るんだよなあ……

 これはちょっと盛ったな?
 絶対に侍に転生するんだぞ! からのまた百姓じゃんの流れは江戸時代って感じで良いですね。

 ラバーカップからウンコを発射するのさすがに面白いでしょ。何でだよ。
 結局ラバーカップの後は続きません。「失敗しちゃったなあ 泣く」も直訳感が良いですね。

・Star Citizen

 妙に壮大な映像が目を引く新作シューティングらしい広告。英語だらけでよく分からんので、動画説明文を読んでみましょう。

ロバーツスペースインダストリーは、永続的な世界観のゲーム「スターシチズン」と、それに付随するシングルプレイヤー宇宙飛行シミュレーション「Squadron 42」内の宇宙船製造会社です。 RSIはまた、情報、アップデート、そしてStar Citizenの市民を貿易、略奪、保護するためのあなた自身の宇宙船を購入するためのポータルサイトです。

スターシチズンの最新情報は、お好きなプラットフォームでフォローしてください

Star Citizen 動画説明文 DeepL和訳

 つまり宇宙世界で貿易をやったり、略奪をしたりするのが目当てのゲームみたいです。中々楽しそうじゃないの。
 改めて調べてみると2012年に発表されて2013年に最初のゲームモードがリリース、それから現在に至るまでアルファ版で延々と更新しているらしいです。世の中いろんなゲームがある物だと思い知らされますよ。
 自分は広告で見かけるまで知らなかったので、有識者はめちゃくちゃやりこんでそう。詳しいことに関してはFandomに任せます。

・Duolingo

 広告に英語だの、英語以外の海外語が出てきて日本語話者にはつらいよ~と思っていたらこんな広告も流れてきました。広告はいつだって俺たちに必要な商品を紹介してくれるんだ。
 ざっくり聞いた感じ、40以上の言語を学習できる世界ナンバー1の外国語学習アプリみたいです。どうしても勉強したくなったらデュオリンゴを頼ってくれよって話らしい。
 しかしこの広告がリリースされた2022年7月時代はこういうアプリにも需要があっただろうけど、その4ヶ月後である11月にはChatGPTが登場して外国語の翻訳や学習もAIで行えるようになってしまったんだから進歩は恐ろしい。こういう学習アプリの広告も、今に見かけなくなってしまうかもしれないぞ。

・ソウルワーカー

 ソウルワーカーはギルティギアストライヴとのコラボを告知。サムネイルにジャックオーが多すぎる!
 動画にはイノやハッピーケイオス、レオ、ラムレザル、梅喧、メイ、ディズィー、ブリジットなど個性豊かなギルティギアのキャラが出てくるが、それでもジャックオー率が非常に高い。開発内にジャックオーのファンがいるのだろうか。
 ジャックオーファンでもさすがに違和感を覚えそうな勢いのジャックオー推しが面白いコラボ。

・幻塔

 久しぶりに見かけた幻塔。新キャラを紹介する広告です。
 キャラの見せ方はやっぱり可愛らしいもんですけども、4分30秒もの広告を見続ける人は中々いないよ。
 一応フォローRTキャンペーンもついているけどこの映像をちゃんと全部見た人は何人いるのか。別に見てなくても良いですけどね。

・オリエントアルカディア

 オリエントアルカディアは2022年ぶりの登場か。前回は半周年のタイミングが大きな告知の山だったので、今回も1周年が近づいてきているタイミングで改めて告知をしていこうという肚に見える。
 かつてはTwitterが主戦場に見えていたオリアカも、告知動画を流す主戦場はYoutubeに切り替えたようだ。Twitter広告から離れようという動きはやはり顕著になってきている印象だ。
 それでやっている広告は森保ジャパン関連の茶番映像。一応投稿日は2022年の12月頃なので相応にタイムリーではあるが、さすがに3月まで擦るような広告ではないのでは、という気がします。
 それにこれはワールドカップの便乗商法なのでは? と疑わしくもあるが、一応「ワールドカップ」という文言は使っていないのでセーフっぽい。森保ジャパンという言葉まで使われたら完全にワールドカップ感はありますけどね……

 呂布と貂蝉にインタビューをしたら呂布が「貂蝉といる毎日って、無敵な気分に浸れて俺は好きだ」と回答してイチャつく広告。「恋人といる時の雪って特別な気分に浸れて僕は好きです」ネタって2014年のネタだぞ!
 ネットミームの移り変わりは早いからね、という言い訳では済まされないほどの古いネタを墓場から引きずり出してきたような広告に驚きました。
 一応ゲーム内容で言えば「絆」のシステムを広告する内容みたいです。古いネタをあえて使うのも話題性を獲得するためかもしれないが、このネタを知っている時点で昔のネットミームを記憶し続けている奇特な人ですよ。

 独りぼっちのバレンタインかと思いきや、呂武姫が来てくれた広告。オタク君、モテないからってとうとう幻を……
 バレンタインという割にはクリスマスツリーみたいなのが置いてあるのも見どころ。バレンタインとクリスマスは全然違うが……

 実況広告もある。
 ガチャ数は80連。昨今の1000連ガチャブームを見ていると物足りなく感じる数値であるが、天井が40回であることを紹介しているおかげで80連ガチャの価値の高さをきちんと告知しているのは好印象。
 天井までどれだけかかるかというのはガチャが主体のゲームにおいて絶対に確認する要素であるから、むしろ告知しない方がおかしいくらいの内容だったよなあと思います。逆に言えばどれだけガチャ数の多さを標榜したとしても最高レアが出ないという売り方だって出来るんだから、天井まで告知するような広告は他社もやるべきなんじゃないかな。

 40連ガチャで引けるガチャの良さを伝える実況広告は男性実況者バージョンもある。この人も有名どころの実況者なのだろうか?
 30連SSR確定券という天井を低くするアイテムもよく考えたもんです。こういうのって直接ランダムに渡そうものなのに、ガチャを経由させることで課金を追加でしてもらうように工夫しているんだろうな。

 SSR編成より強い編成ってあるかなあ? と試していたら色々強くなって楽しい~! みたいな広告。そんな都合よく行くのかね。
 そういう組み合わせを紹介する広告にしても、具体的な組み合わせはあまり教えてくれない。具体性を持たせると後々矛盾が発生すると困るとか、そういう理由なのかな。

 突然格ゲーみたいな描写をやるじゃん。
 一応装備、レベルの引継ぎを伝えているのでゲーム内の機能は紹介しています。とはいえ後半の格ゲー要素は完全に盛ったんじゃないか? ええ?

・三国志真戦

 三国志に登場する祝融の逸話をニセ孔明が解説しつつ、祝融と孟獲のシナジーを語る。
 ウンチクを語らせつつ戦略を紹介したい場合には孔明ってベストの人選だな。ニセ孔明を作った真戦は中々センスがあると思います。
 出だしも「三国志の女武将に火の神の末裔が存在する?」という疑問形でキャッチーになっているのも見どころ。

 ニセ孔明ともなれば三国志の戦場をサッカーに例えることも出来ちゃう。本当か?
 サッカーの戦術で例える必要があったのかはいまいちわからないよ。ディフェンダーで国を守って、ミッドフィルダーで関を攻めて、フォワードで他国を攻める……って、これは日本語で言ってもさして変わらないじゃん。
 ワールドカップの時期に合わせた過去広告の使いまわしかと思ったら2023年3月投稿なので、広告担当がワールドカップを見てサッカーに例えたくなっちゃったんだろうなあ。オリエントアルカディアと考えてることが一緒。

 龐統が負けた理由から丘陵地帯の地形推しを行う広告。
 荒地、湿地、森林などの地形を上手く使えって話自体はいつものノリなんだけど、一応歴史から元ネタを引いてきているだけ目新しくは見えます。

 先月に続いて登用令を紹介する広告。関羽が蜀から魏に一時加入していたエピソードに加えて馬超が群陣営から蜀陣営に移る話、そして孫尚香が呉から蜀に移る話も紹介している。
 馬超が群なのは三国いずれにも所属していなかった時代の話だと思うんだけども、三国に所属していない人が群雄扱いされるのって割と他のゲームでもあることなんすね。三国志大戦で知っている程度の知識なので、ニワカこの上ないですけども。
 孫尚香が劉備に嫁いだ影響で蜀陣営に行く話は知ってると言えば知ってるけども、意外と日本のゲームで蜀所属の孫尚香ってあまり見なくないですか? いや、それもまた三國無双2猛将伝のイメージだし、三国志大戦では蜀の孫尚香もいるんですけども……
 結局自分の三国志のイメージがほとんど三國無双と三国志大戦、横山光輝の三国志しか無いのはどうにかならんのか!

 うおおおおお! このままじゃ負けるから課金しなくちゃ!! って広告は何度も見ているとかなり他のゲームを批判しているなあと思います。Pay to Win、あるいは札束で殴るゲームはうんざりだぜ! という意思を感じる。
 とはいえある程度は課金してもらわないとサービスは継続出来ないんだけど、その辺三国志真戦は610円の微課金で良いよという所をアピールしているから抜け目が無い。

 南蛮の藤甲兵を紹介する広告。
 特殊兵種を紹介した次の瞬間に倒し方を紹介する辺りが三国志真戦らしい。こういう時って大体「藤甲兵最強! 全サーバー1位になった!」って続くもんだと思っちゃうんですよね。完全に魔剣伝説に毒されてしまった……

 「木獣」なる孔明が発明した火を吐く戦車を紹介する広告。ちゃんと「※三国志演義の話」と注釈を入れており、三国志演義と三国志の混同許さないおじにも優しい仕様です。
 それにしても三国志演義の内容まで拾っているのはすごいね。それをやったらもう何でもアリなんじゃないかと思うけども、何にせよ無理に三国志本編の話ばかりやってネタ切れになるよりはずっと良いんじゃなかろうか。

 ちなみに戦車は各陣営ごとに別の物が用意されており、曹操は投石車、劉備は木獣、孫策は衝車、袁紹は弩車とそれぞれ異なる戦車が用意されている。三国志演義でそんなに戦車関連の武器があったのかと驚愕しています。
 木獣辺りは三国無双でも見かけたけど、投石車とか他の創作でもまあまあ見かけるせいもあって三国志演義で出ていたかまで把握できていないし、衝車も破城槌と何が違うのかよく分かっていません。だいたいどこまでが演義でどこまでが正史なのかも専門家じゃないと中々判別がつかないでしょう。
 でも中国四千年の歴史ともなればファンタジーに出てくるような兵器は大体登場済みでもおかしくないんだよね。

 協力して国盗り合戦をしようぜ、という三国志真戦の見どころを紹介しようとしているらしい広告。
 この広告に至ってはニセ劉備、ニセ張飛、ニセ関羽でニセトリオを結成している。君らちゃんと桃園の誓いした?

 RPGに例えて三国志真戦を紹介する広告。兵器、兵士辺りは分かるけど、軍楽台という施設に関しては中々聞かない言葉だね。
 そういう聞かない言葉に関して、他のゲームに例えて紹介しているのは良いですね。分かりやすく伝えようという努力を感じる。

 関羽の青龍偃月刀が欲しいけど中々強い装備はね……と思っているあなたも、三国志真戦なら中原平定シーズンでスキル持ちの装備を自由に選べるぜ! そんなシステムを紹介している。
 強い装備を集めるために厳選とかやるのは大変だもんね。その辺の手間を軽減するシステムがあるのはエライ。

 うちの土地が水没しちゃう! と言っていたら味方の水没だからノーダメージなんだって。急にゲームっぽくなったな。
 関羽が水没の計を使っているが、関羽ってそんな水計のエピソードありましたっけ? 軍神だからそれくらい出来るやろ! と言われたらそうかも……って思っちゃうけどさ。

 張遼をオススメする広告。実際、演義だけでなく正史でもちゃんと活躍がある人らしいですね。
 遼来遼来ってのも定番ネタだけどそういう定番をきちんと押さえているのもエライ。

 シミュレーションゲームをやるなら三国志真戦! みたいなシンプルな内容。
 無當飛軍という言葉に聞き覚えが無いから調べてみたら三国志真戦の攻略記事がたくさん出てきたんだけども、なんと中国語版のwikipediaにはしっかりと記事がありました。なんてマニアックな知識を……
 錦帆軍も三国志真戦の攻略記事がたくさん出てきたけど、一応日本語版wikipediaにも錦帆賊という記述があったのでここを取っているのかなと思います。ちゃんと文献を漁れば他にも情報があると思うんだけど、そこまで見ている時間はありませんでした。許して。

・三国志覇道

 ……こんな事書いちゃいかんのかもしれないけども、三国志覇道と三国志真戦って何が違うのだろうか。一応開発が違うっぽい事、三国志真戦はシーズン制SLGだけど三国志覇道はMMO戦略シミュレーションでジャンルが違う事は見ていて把握したけど、同じコーエーで同じ三国志だから混同しそうになる。
 告知の見ごたえがあるのは真戦なんだけども、実際ゲームをするとなったら覇道の方が面白かったりするのかもしれない。所詮告知だけ人間だからこの辺の差が分からなくて、申し訳ありません。

・新信長の野望

 新信長の野望は2022年6月~7月頃は広告を見かけたけども、それ以降は三国志真戦や信長の野望覇道がメインになってきたので影が薄くなってしまった印象。というかコーエーは似たようなタイトルで色々タイトルを出しているから、うっかりすると混同しかねない。歴史シミュレーションだからそんなに題名を捻ってもしょうがないという思想自体は分かるが。
 今回は静岡大学名誉教授、小和田哲男とコラボ。この方、大河ドラマの時代考証を多数行っていて、著した本も多く、かつては織田信長に負けた今川氏の再評価を実現したすごい教授です。こういうビッグな人を呼べる辺りがコーエーパワーなんだなあ。

 喋りを聞いていると実に明瞭であり、映像自体も見ごたえのある物になっています。さすが教授。
 この動画だけでも見て帰ってください。

 川中島の戦いから、同盟戦術を紹介する広告。それにしても講義を途中で切らないでくれよ!
 まあゲームの紹介として「同盟戦略」を紹介したかったんだろうから、そこを言うのが最優先なのはしょうがないね。

・信長の野望覇道

 皆のもの、スマホを持てい! って、信長はそんな事言わないよ。
 これまた新信長の野望と信長の野望覇道で何が違うのか一見して分からないのだが、分かる人にはわかるもんなのだろうか。
 3月の広告だけで言うならスマホを持っている信長が覇道で、教授が出てくるほうが新信長の野望って事しか分からないよ。

 プレイのポイントを紹介。「最初に選ぶのは仕える大名家の選択!」とか言われると身構えちゃうけど、本当に大名家を選ぶだけです。織田家がハズレとかそういう話にはなりません。
 三好家を選ぶと良いぞという話になるが、信長の野望なのに三好家が良いという事を告知するのは信長の野望っぽいよね。信長の野望の広告は信長を推さない場合が多い気がする。

・THE KING OF FIGHETERS `98 UM OL

 割と昔から広告していて、かつちょいちょい見かけてはいたが確認が難しくなっていたKOF98UMOLを確保。こういうちょいレアな広告を見かけるとちょっと嬉しくなっちゃうよね。
 広告としてはクラークの紹介がメイン。てっきり八神庵とかが最高レアに固まっているのかと思っていたんだけども、クラークだって最高レアになったって良いよなあ。

・モンスターカンパニー

 クソゲーパトロール猫の案件動画。彼も案件をもらい、サービス終了ゲームの特集などをメインに活躍を続けているらしい。だけど以前よりも変な広告から実際にプレイして実況、まとめるシリーズをやるのは減ったね。
 でも実際広告をずっと見ているだけってそれはそれで奇妙な話だし、広告をまとめる存在が広告になるのもまた味があって良いと思います。モリノファンタジーの案件を受けた時に比べるとあまりにも真っ当な紹介……

・ラストクラウディア

 昔からリリースされていた割に意外と広告のリンクは取っていなかった気がするラストクラウディアだが、広告の新作はいまだに出しているらしい。
 携帯ばかりいじっているかと思ったらゲームのキャラでした、という広告自体は昔からある気がするけども、ニコ動風のコメントが流れる演出や白黒の漫画風広告から突然カラーの映像がふんだんに使われる場面転換など、見どころは多い。
 この彼女も「私というナイスウーマンがいるのに!」って相当自信があるよね。普通中々そこまで言えませんよ。

・アイドリープライド

 アイブラも久々に見た気がします。
 引き放題ガチャと言いつつも100回と書いてあるが、普通は100連でも充分なのよ。1000連ガチャに感覚を狂わされている。
 地味に「最高レアレティのアイドル」と記載されているのが見どころ。古風な言い方ね。 

 ただこの引き放題ガチャはいわゆる200連ガチャみたいな内容とは違っていて、10連ガチャ刻みでガチャを回し、特定の演出が表示された場合には継続してさらにガチャを引けるという運要素のあるくじのようである。
 単純に絶対100連ガチャを引けるってもんでも無いようだが、それでもガチャが続くか、続かないかというワクワクを楽しめるのがこのガチャの魅力なんでしょうね。
 そういうガチャが続くか、続かないかという感覚を楽しみたいなら普通のガチャよりも好まれるかもしれません。単純にガチャ数を増やすだけがガチャバトルの勝ち方じゃないって事です。

・借金減額診断

 あまりにも何度も広告をしているせいで変なサービス広告でもミドル級に入れちゃうのは借金減額診断くらいのもんだよ。自分から「怖いなー、怪しいなー」って言っている辺り、自分の広告の立ち位置をよく分かってらっしゃる。
 4分もあるから何をしているのかと思えば、1分10秒頃から体験談パートが始まっているんだよなあ。限度額になったからって新しいカードを作ろう、リボ払いをしちまおうって考えるのがもうよく分からないよね。カード払いで困ったら1枚で止めとけよって思うんだけど、やはりクレカの便利さに人は敵わないのか。
 借金減額診断の動画自体は別に変わらないんだけど、サムネイルは工夫に溢れているのは見どころです。「【速報】借金減らせます」からのいらすとやのフリーイラストはそういう広告の多い動画にありがちなスタイルだよねえ。こういうサムネイルの動画を見ているような層に借金減額診断は刺さるように作っているんだなあという工夫を感じます。

・メンズクリア

 パターンは2月とまったく一緒なんだけど、延々と新作だけが出てくるメンズクリアの広告。そろそろ広告七不思議入りしてもおかしくないくらいのしつこさだな。
 先着30名様限定と言う文言も聞き飽きたものだが、それでも人が来ていない辺り脱毛したい人は皆脱毛したんじゃないか。でも脱毛広告を延々とやっているという事は脱毛需要はいまだにあるんだろうし、この辺の脱毛シェアのよく分からなさはすごい。

 昔レペゼンフォックスとコラボしてましたって広告はよく出しているけど、かつて宮迫とコラボして広告していた話はすっかり触れなくなりましたね。もうネタにならないからやめとこうって話なのか、それとも契約の都合なのか。
 予約枠が埋まりつつありますとは言うけど、延々同じ広告をやっているじゃんね。

 親戚やお父さんまで脱毛しちゃっているから私の目標がやばいんです! って言われても、そんな皆が皆脱毛したいもんなんだろうか。でも確かに娘に「今月ノルマやばいからお父さん脱毛してよ!」って言われたら「しょうがないな……」ってなって脱毛する……のかなあ……
 これだけ言っておこうが、どうせまたちょっと経てばメンズクリアの広告がたくさん流れてくるに決まっている。毛を抜きたい奴は広告しなくても脱毛するし、興味なければ一生しないよ。 

 VIO脱毛をしたら一線超えちゃいそう! って言ってる時点で陰毛でも剃ったんだろうなと思ったんだけど、VIOが何かはよく知りませんでした。
 VIO脱毛とは、Vライン(ブリーフを履いたら出てくるV字型の線に含まれる毛)、Iライン(陰毛)、Oライン(尻毛)の三部位を脱毛することを指すようです。そしてVIO脱毛を済ませてVIOラインすべてがツルツルになった人をハイジニーナ/Hygienina(和製英語:清潔な人の俗称)と呼ぶらしい。また広告で賢くなっちまったな。
 まあアンダーヘアだのVIOラインだのとオシャレぶって言ってるけども、ざっくりまとめたらチン毛生えてるのキモイからさっさと脱毛しろというのが女性のご意見なんでしょうね。やれたらやるわ。

・WePlay

 お絵描きの森みたいなノリの絵で行う伝言ゲームを楽しもう。
 いちいち下ネタにつなげていくのが分かりやすいボケを極力意識した感じがするね。
 BGMに関しては露骨にマリオのBGMを使用しています。もうちょっとごまかしてもらって……

 ワードウルフをやっていて、他がカレー3人の中でウンコの割り振りをされてしまった女性の経験。小学生じゃないんだからさ~
 とはいえ分かりやすいボケとしてウンコだのトイレだのという下ネタは万国共通ですからね。それをYoutube広告でやるのかは知りませんけども。

・Simeji

 誤字や敬語をAIが修正してくれるらしいです。普通に便利そうな機能じゃん。
 強いて言うなら別にAIじゃなくても出来るんじゃね? という気もするけど、まあ便利な機能なら何でも良いんだよ!

・猫とスープ

 誰にでも人気の猫と、若者に人気のASMR要素を足した人気の暴力みたいな広告。
 可愛くて心地よい音が流れてれば何でも良いのかよ! 良いんです!

 もう可愛けりゃ何でも良いって話。
 ぶどうジュースをつぶすための機械をわざわざ作ってよ~

 かわいい猫のいる部屋を作ろう。
 やっぱり広告は猫だけ出しておくのが正解なんじゃないか??

 サトウキビスープを作る猫。
 いちいち動きが凝ってるんだよなあ。

・暁の天刃録

 暁の天刃録も1周年が近いらしいです。時間の流れは早すぎる……
 アピールしているのは無料100連ガチャ。1000連ガチャブームとかちあってしまったせいで10分の1しかガチャを回せないのかよと思われかねないが、基本的には100でも充分なんだって。
 このブームに合わせてプレゼントを追加してきたら面白いが、そんな事出来るのかな。プレゼントを増す方針で進めるか、あるいは伝え方を工夫するかは要注目です。

 イラストや画像の作りに関してはマジで安心感があるんだよな。
 とりあえず1周年突入時の新作を待ちましょう。

・美人国

 美人国って新作では? と思うかもしれないが、広告をしっかり見ている人なら見おぼえがあるでしょう。そう、2022年9月に登場した極道大豪商が名前を変更したのが美人国です。
 なんと広告の内容自体が全く極道大豪商時代の物と一緒なので、広告を真面目に見ているなら名前を変えようが前世が分かってしまうわけですよ。名前を変えることで悪名を帳消しにしたかったのかもしれないが、肝心の広告が同じでは意味がありません。名前変えて広告変えずはやめましょう。

 極道大豪商時代の広告は上をご覧ください。
 それにしても極道大豪商はタイトルを頻繁に変えているね。極道大豪商→大豪商→美人国で2度目のタイトル変更です。
 そんなに名前を変えたって大して変わらないと思うんだけど、広告を真面目に見ていない場合はこの広告を見て新作だと思って始めちゃうのかな。それで騙される方も騙される方よ。

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