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広告振り返り:ミドル級~2023年10月~


・オタ恋

 引き続きオタ恋は太った二人のカップルをご紹介。
 この二人の微妙な距離感が良いですね。ペタペタとくっついておらず、かと言って離れてもいない。ちょうどいい距離感だ。

 ハロウィンのコスプレエディション。
 ここまでテーマに沿った画像を適切に出力するの、中々難しいと思うんですよ。このキョンシーの衣装と、女性側の衣装指定も面倒だろうし、後ろに浮いているジャックオランタンの飾りもちゃんと出力しようとしたら結構難易度が高いと思います。

 お前が春麗の恰好をするんかい!
 そう突っ込んでくれと言わんばかりの広告。この画像の場合、むしろ男性側に春麗の服を着せたセンスを褒めたいよ。

 原始人みたいなカップル広告。地味に男性の右手が4本指になっているのを見逃すな。
 女性側がイヤそうな顔をしているのが印象的。なんでこんな顔にしたんだ……

 シンプルにたくさん破綻を作って注目を集めるタイプの広告。男の手が2つある、上の手は指が6本ある、変な水が飛び出している、男の頭の形状がヘン……取り上げ始めたらキリが無い。
 間違い探しに適する画像を広告に提供するのも素晴らしいもんです。

 太った男性と痩せた女性のコラボ。いつものやつです。
 ただ男性側が中指を立てているのがあまりにもパワフル。これは良いのか? 指がちょっと開いているからギリギリ中指を立てていないって判断?

 やせている男性と太っている女性のコンビ。普段の逆パターンをやるだけで注目を集めるのはオタ恋のテンプレパターンが強固なおかげです。
 テンプレをしっかり固めた甲斐がありましたね。あと、これは女性に向けた広告だという説もあるらしいですよ。

 10月はオタ恋公式側もAI画像広告のネタ野郎だと思われる事を嫌ったか、ちゃんと業者対策をしている事、またAI広告で女性ユーザーが増えた事を公表。
 この辺の詳しい話はITMedia Newsも確認しておくと良いでしょう。知れば知るほど見た目で偏見を持って接してはいけない広告ですよ。

 9月からの発掘広告だが一応。
 ドラゴンボールっぽく見えて、実はドラゴンボール要素は髪型と服の色くらいしかない。しっかり匂わせる程度のリスペクトが上手い!

・SUZUWALK

 歩くだけで副業になるというアプリ。どういう理屈でお小遣いを稼ぐんだ……?
 そう思って見てみると、SZTトークンなるNFTを稼いで、換金が出来るらしいです。とはいえ初期費用としてNFTワンコを買わなければならず、レベル0.1の犬を買うだけで4000円かかるという話を見かけてしまったらさすがにやる気が出ないでしょ。
 もし歩きたいなら儲からないとしてもポケモンGOをやった方が楽しいんじゃないかなあ……

・Hakuna

 ねころびというバーチャル配信者を紹介する広告。
 こういうバーチャル配信者になれるスマホアプリも増えたもんだけど、現代はこういうバーチャル配信者も増えまくったせいで誰が誰だか分かりません。
 というか「顔を出さないで配信する」という行為が一昔前の「ペンネームでネットをやる」くらいの立ち位置になろうとしているような気もする。配信する上でのリスクや、そもそも有象無象の配信者を見るだけの人の方が不足しているんじゃないかという疑問もあるから、そこまでにはなれないと思うんですけども。

 こちらはゆずきという配信者を紹介。
 顔出しで配信できるくらい美人ならこういうアプリもいいもんだ。世の中案外と美男美女が溢れてるからなあ。

・Xsta.

 同じような顔が3つ並んで口をパクパクしている様、絶妙に怖いな……
 実際に声が出ていたり、1人で喋っているぶんにはそんなに不気味じゃないと思うんですけども。初見のインパクトはかなりあるが、多分そういうインパクトを求めて広告をやっていないと思う。

 それはさておきこれもHakunaやmirrativみたいな配信アプリである。
 もう最近は配信アプリが多すぎて配信者も視聴者もバラバラに分散してしまっているんじゃないか。アバターも一回どこかの配信媒体で作ったら改めて作るのもかったるいだろうし。

・GoldenHoYeahSlots

 ゴールデンホイヤースロットは戦国乙女というパチスロとコラボ。wikipedia曰く2007年からナンバリングを変えつつ稼働し続けている長寿タイトルで、最近流行のスマスロにもなっている定番タイトルのようです。マジで旋風を巻き起こした作品じゃないの。
 こういう大型タイトルとのコラボはその筋の人なら喜ぶんじゃないですか。自分は知らなかったけど、多分識者は驚きを持って受け入れていると思います。

 GoldenHoYeahがすごいのは2022年まではラスベガス的なメダルゲームの広告を多数出していたのに、2023年になってからはこういうスロットの広告をメインにし始めた事でしょう。
 他のカジノ系広告はどれもこれもラスベガスみたいな広告が多い中で、GoldenHoyeahは日本の遊技場で遊べるパチスロの移植をメインにした広告にしているのはちゃんと土地柄をリサーチしていると思います。日本にカジノは無いけど、遊技場は山ほどありますからね。

 それにしても熱の入ったカルーセル広告だぁ。
 6枚ものスライドを使ってキャラ紹介にゲーム紹介を行い、面白さを伝えようとする努力を感じます。

 実際の遊技場らしきものを表現したかったっぽい。
 全く同じ画面が5つ並んでいる様はシュールで面白いなと思いました。

 実写茶番広告。カジノ特有の強い刺激と足つぼをかけている。
 テレビCMでも直接使えそうだけど、テレビでは見ていません。Youtubeとかでは流れていたのかも……

・メデリピル

 オンラインでピルを処方してくれるらしい。
 別にそれは良いんだけど、これまでのXではピルの広告って見かけなかった気がするんですよね。女性にとっては大事な物だろうけども、男である自分にまで出てくるもんなのか。
 もしかしたら女泣かせだと思われてピルの広告を出してくれたのかもしれないが、広広告を作っている人は泣かせたかもしれないけど女性を泣かせたことはありません。もっと女を泣かせた方が人間としてはマシなのでは?

・メンズクリア

 夏の終わりでお客が減ってしまったから60000円のアマギフを配る。予約が殺到すると思いますのでって言うけど、ずっと広告している所を見るに予約されてるとは到底思えない。
 でもこんだけ頻繁に広告やってるって事は予約している人もそれなりにいるんだと思われる。何が殺到しているんだ? 人ならざる者?

・Lacoco

 脱毛広告なんだけど、Xでしか見た事が無い脱毛シリーズは初めてな気がします。6万円相当のアマギフの代わりに高級脱毛器をくれるが、でもメンズクリアは12万円の脱毛器でしたよね? という喧嘩になると困ってしまいそう。
 脱毛広告の界隈もずいぶん数がいるもんだけども、正直これだけ脱毛サロンがあれば世の中の脱毛したい人は皆脱毛終えてるんじゃないの。大体金欠なら脱毛している暇はないだろう。

 金欠でデート前日に自己処理している人は全身脱毛やってみて! という内容。そこまでして剃りたい人はもうとっくにメンズクリアでやってそう。
 気になった点として、動画中に脱毛器の光が高速でチカチカしているのが目に悪いなあという所が挙げられる。メンズクリアはそういう所をあまり写さなかったのは、やっぱり鬱陶しいしそんな所を見せても眩しいだけだと分かっていただけな気がする。
 メンズクリアってその辺は上手いんだよなあ。

 こちらは女性向けの脱毛広告。
 もう男は皆脱毛していると見て女性まで脱毛を要求していく。髪の毛の脱毛を要求し始める時も近いよ。

・株たす

 AIで株価の動きをシミュレーションし予想出来るアプリ。ゲーム感覚で知識が身に着くらしい。
 それはさておき、この動画の最後だけ切り取り所をしくじっているのはかなり気になる。最近はこういう切り取りどころがぶつ切りな広告をよく見るようになった気がするけど、まさかこれでも注目が得られれば何でもOKとは言わないだろうな>

・借金減額診断

 家賃滞納で詰められると思ったら、借金減額診断で解決! という映像。
 Youtubeでしばしば見かけていた借金減額診断であるが、10月くらいからXでも借金減額診断を頻繁に見るようになった。いよいよXもYoutubeと同じように、ローンの広告の後に借金減額診断が出てくるようなマッチポンプ感あふれる広告環境になってきた。

 美人な姉ちゃんが借金減額診断を勧めてくる。
 リボを返して貯金まで出来ているという所をアピールしているのだが、やっぱり一度リボ地獄を体験してちゃんと貯金しようという気になったのだろうか。
 もう最近はリボ払いは危ないという認識が市井の人々にも伝わってきたように思うが、それに合わせて名前を変えているけど実質リボ払いみたいな借金が増えてきているのは中々に恐ろしいなあと思います。マジでリボ払いでハッピーになった話を一つも聞かないんだけど、それでもリボ払いが存在し続けているのはやっぱり借金屋にとってリボ払いという形式が魅力的だからなのだろう。

 しかしこんな減額診断で減額出来ましたという話ばかり広告されていると、金を貸している業者の方は商売あがったりなんじゃないかという気がしないでもない。
 その分ローンの広告も増えるし、減額診断の広告も増える無限ループがもう始まっていると見て良いのだろうか。

 若いインフルエンサーみたいなヤツが相談を受けているような広告。
 ノートパソコンの前で喋っているだけで配信者みたいに見えるようになったきっかけはやっぱりひろゆきなんだろうなあ。

 借金減額診断の広告に配信風の演出が多いのは何なんだろうな。
 リボ払いでもOK! という広告がやたら多い辺り、やっぱりリボに引っ掛かる人は相当多い可能性がある。リボ払いを考えた人間は全く悪魔的ですな!

 借金があるから別れよう……と言ったら「国の借金免除制度って知ってる?」って言ってくる彼女。イヤだな~。お前も弁護士事務所の回し者かよって思いそう。
 多分善意だと思いますけどね。

 借金を返すために詐欺しようとしていたから借金を無くしてあげた、という中々に重いテーマの動画広告。こういう人が借金減額診断に頼るのはまあ分からんでも無いが、大体この男のバックボーンが分からないとすぐに同情するのはちょっと危ない。
 大体借金を返そうという時に詐欺と言う選択肢が出てきてしまう時点で根が悪い奴なのではないかと考えるのか、そもそも詐欺に手を出さないといけない現代社会に怒るのか。どんなに考えてみようが、ただ広告を見ているだけの人間には何も出来ないよ。

 彼女に200万の借金がある事を言わないと……と言っていたら、借金減額診断を紹介される。この世界、皆で借金減額診断を勧めてくるな。
 なんでかタブレットの中の画像が反転している。ツッコミ待ちかもしれないけども、それなら返信欄を開いておかないとリプライが届きませんぞ。

 いちいち猫のモノマネをしながら借金減額診断を紹介する。本物のネコだけ置いておいた方がマシだよ。
 この変なテンポとぶりっ子仕草にムカついてくるんだけど、多分この広告を木曜日の深夜3時に見て感想を書いているせいだと思います。広告を見ていてムカついた時はさっさとスマホを閉じて寝るに限りますよ。
 時間に余裕があったら昼間にまた見ます。

 借金リセットボタンは夢オチだったけど、借金減額シミュレーターが実質的に借金リセットボタンでした! というお話。
 こういう話って5億年ボタンみたいに恐ろしい対価があるからこそ面白いんだと思うんですけど、本当に借金が無くなりました! 特に悪い事もありませんでした! じゃあお話になりませんよ。起承転結の転を作らんかい!

 これも借金減額診断。弁護士法人響の広告なんだけど、他の借金減額診断の広告は他の弁護士法人がやっている可能性は全然あります。
 借金減額診断も言ってる事が一切同じなんだよなあ。一応借金が減らせるようになるようになる理由として、将来の借金の利息カット、減額する交渉が出来るから、とは言っているのが差別点ではある。

・webfree-career

 「昼に起きてゲーム漬け、多動症だからカフェで仕事もするけど、週1の案件だけで生計を立ててます笑」だそうです。デザインの仕事を真面目にやってる人に無言でブロックされそうな広告だぁ……
 ここまで来たらもう週一の仕事すらしたくないと思うんですけども、何だかんだ週一で仕事をしているだけエライと言うべきなのかもしれません。自分は週0の案件をやって適当にぶっ倒れていたいんだから、週1の案件をやっているだけ立派だよ。
 インターネットが世間で広がってからというもの、こういうラクな仕事で儲かろうみたいな広告が増えたもんです。そういう欲望を素直に放出していけ。

 いらすとやとテキストだけで作られた、相当簡素な広告。
 全体的に副業は所詮副業にしかならないような事しか出来ないんだよなあ。それで本業と副業を平行してどっちもフルパワーを出して、その上で他の行動も並行して行えるほど頑丈な人間は中々いませんよ。

 しばしば副業として挙げられる仕事、大体労力の割に手に入る金が割に合いません。実はライター系の仕事をやった事があるんだけども、労力の割に手に入る金銭がしょっぱ過ぎて続けてられませんでした。
 毎月noteで0円の文章を30000字も40000字も書いておいてなんですが、文章の価値ってのは本当に安上がりだと思わざるを得ません。こんな大量の文章をタダで放流する行為は自ら首を絞めてるんだから有料で文章を売れと思われるかもしれないけども、結局それでソロバンをはじいてる時間があったら文章を書いていた方が面白いので金儲けをするモチベーションが湧かないんですよねえ。
 もう社会に向いてないよ~

 副業に対する正直なレビューらしい。ポイ活やスマホタップは失敗で、FXも赤字。でもwebデザインは大成功! って、完全にwebデザインの方向に誘い込もうとしてらっしゃるよ。
 実際ポイ活は中学生くらいの時にモバイルウォーズというソシャゲに課金したくてやった事があるけども、本当にしょうもないサイトに登録しまくる必要があるので本当にやらない方が良いです。超軽作業のスマホ副業なんかやってる暇があったら街に出て両替機や自販機のお釣り部分に転がってる小銭を探した方がマシだし、それをやってる暇があったら家で寝てる方がよっぽど良いのは間違いない。

 文字だけの広告。
 こういう広告で画像に文字を書いておくのはどうなんでしょうね。どこもかしこも画像広告の現代、一周して文字がびっしり書かれた広告とか目立ちそうですけど。

・Search_this

 ゲームのテスターを募集する広告。
 概要文からして日本語が怪しいが、リンク先も日本語が怪しい。全体的に怪しいので、別のツテから探した方が良いと思います。

 トラック運転手の募集広告。
 この広告からトラック運転手になりたくはないかなあ……

・AGAスキンクリニック

 てっぺんがスカスカの男性を探しています。これまたメンズクリアのテンプレを使っているように見えるが、アマギフプレゼントや脱毛器プレゼントは無く、単に薬だけを渡す辺りにプレゼント戦法ではなさそうな感がある。
 むしろアマギフを配りまくっている脱毛広告勢がおかしいとも言えるが……

・MEDULLA

 久々に漫画広告を見ました。5分もあるしっかりした映像です。
 今回の広告アイテムはヘアケア用のシャンプー、MEDULLA。AI診断から自分にあった物を作ってくれるという代物で、こういう所までAI要素を広告に取り上げるんだなあと感じます。女性向けの広告なので下品な表現も少ないのが高評価。
 気になるのは広告の紹介要素で、2分くらいで話の内容がループするのでいつの間にか次の広告に移動したのかと困惑してしまう所があります。重盛さと美さんは4回出て来るし、楽天ランキングは2回出てくる。新しい情報を混ぜつつ既存の情報を刷り込むように何度も紹介してくるやり口は中々にテクニカルだ。

・キロロス

 砂浜で便器に座っているシーンが面白過ぎるやせ薬の広告。トイレが詰まるほどウンコに内臓脂肪を落とせるらしいですけど、そんなうまくいかんでしょ。
 何にせよこの広告は砂浜に置いてある便器に座る全裸の肥満男性に美を感じられるかどうかに終着すると思います。

・RENOSY

 かつてX広告のコミュニティノートによって総突っ込みを受けていたRENOSYはYoutubeに進出。Youtubeならコミュニティノートはありませんからね。
 まあ適当な事を言い過ぎるとさすがにコメントやXでの二次拡散が怖いけども、Xよりは安心して告知出来るんじゃないですか。

・マネットカードローン

 いつものカードローンの広告。
 バレずに20万円借りられます! というのは人間の弱さを示しているキャッチコピーですよね。金に困ったら相談してみれば良いじゃない。
 結局そこで相談も出来ず、借金しないとどうしようもないという人々が余計に困窮するドツボに入っていくのが現代社会の苦しさでもあります。

 借りた金でパチンコ行く気満々か!
 地味ながら本当に良くない広告だと思います。人をドツボに落としにかかっていやがる。

 複数画像がある広告……と見せかけて、単一のリンクに飛ばされる広告。
 これも本当に狡猾なアイデアだなあと思う。この広告の場合画像に興味が惹かれる要素が少ないからまだマシだけども、もしもこれで拡大したら全文が見えるみたいな画像の見た目だったらもっと誤タップを誘発され、見知らぬリンクにご招待されてしまう。
 この辺も10月のXの仕様変更によってリンク先が分かりづらくなっている弊害が出てきていると思います。その弊害を最速で活用してくるフットワークの軽さも驚異的だ。

・動画編集での脱サラ5ステップガイド

 動画編集で儲かる方法や、脱サラ出来る方法を紹介している。動画には稼げるジャンルと稼げないジャンルがあるとか、編集スキルだけを闇雲に伸ばすのは危険だとか、案件獲得をクラウドソーシングだけに頼るのはやめようとか、そういう本のさわりを紹介しつつ本を買ってくれよなって話。
 なんかこういう事を言っているけど、今はTiktokのCupcutとかを使ったり、生成AIでランキング動画を量産してインプレッションを稼ぐのが流行りなんでしょ? そういう時々の流行りの動画作成で稼いで、最終的には情報商材を売る人間になって儲かってリタイアするのがこういう商売のやり口だと自分は思っています。
 儲からないやり方はやめろみたいな話を最近はよく聞くけども、それじゃ中身が面白くないじゃんねえ。大体Tiktokのテンプレートに乗っけてTOP5のランキングを紹介するやつ、あれ見るくらいならyahooで検索した方がマシでしょ。アレが滅茶苦茶に話題になって儲かってるって言うんだから、もうそういう時代なんだなあと思います。

・オーダーメイドAI

 AIを簡単に使える! というソフト。AIを新しいオモチャ扱いや新時代アピールの範疇ではなく、ちゃんと道具として扱えている人はどれだけいますか? 自分が確認する範囲ではオタ恋くらいしかいないよ。
 かく言う自分もAIを使えていないんだけど、文章生成は自分で書いた方が早い上に文章を書くのが好きだからやっているんだからAIを使う気は無いし、絵を描くのは結局自分で絵を描けないと最大限にAIを活かせないし、ブレインストーミングに使うと言っても普通に自分でメモ書いてやりゃ良くね? ってなっちゃう。プログラマーの人は楽になってるらしいが、自分はプログラムが出来ないから実感できない。もう一回真面目にAIイラストでもやります? 自分の出来ない所を一番補いそうなのはそこだよ。
 それはさておきこの広告自体はいかにも生成AIらしいイラストがAIの広告に効いているように見える。「オーダーメイド」と「メイド」でかかっているのも良いですね。

・PictureThis

 芝生を復活させるための裏ワザとして塩を撒くのはさすがにダメだと思います。こういう誰にでも分かるボケをかまさないとツッコミ待ちがしづらい現代よ。
 あまりにも間違え過ぎているせいかコミュニティノートすらついていません。その後も芝生にヒアリがいるからとシトラスオイルを撒かせようとしたりと、全体的にメチャクチャよ。

 もう全部塩撒いて解決しようとするじゃん。黒のビニール袋と言う解決法に関してはよく分からないし、広告の時点で無能感が漂ってくるアプリというのもそうそうないよ。
 今後も楽しく見られそうな広告でワクワクしちまうぜ!

・Lumber Empire:Idle Tycoon

 木が激烈に湖に溢れているので、それを何とかするために交通の便を改善しようとする。
 後半の広告は別の映像でもやってたはず。前半だけ別のシーンに変えて、後半は一緒の流れにするのはマップ作りの巧さを感じるね。

・Stormshot:Isle of Adventure

 なんと初手で生成AIのおぞましい動画を使用し始めたのが銃弾射撃の動き。その後のウソ広告はいつものやつだが、割と光の広告でもよく見るような技術は闇でも使えるって感じだ。
 ちなみにBGMではエヴァの使徒襲来時の音楽を使っている。そういうのやめろって!

 最初の映像だけ新規。下の方にいる人食い花から人を助けよう……という内容に見えるが、下に落ちた人は普通に走って逃げられているし、上に吊られている人間は普通に食われてしまっている。
 この人食い花の微妙なザルさは何とかならなかったのか?

 土台を撃って相手を汚染された海に叩き落す。BGMの割に死んだ魚が浮かんでいる海をわざわざ描写するのは結構な趣味の悪さだと思います。
 このゲームは本人を撃っても良かったり、自分の撃っている反動で水没したりとかなりフリーダムなルールで行われているようである。

 色んな問題の詰め合わせ。
 ここまで銃弾射撃の広告を見てきたあなたなら全部見た事がありますね。

・Tokyo Stories Game

 ちょいちょい広告で見かけるエモい感じの街を歩くゲーム。昔に出ている割に自分が発見するのは今時になったりするので、X広告の仕組みはよく分かりません。
 それにしてもこの広告はいつになったらゲームとして登場するんでしょう。このままゲーム本編がリリースされないなんてことになったらいよいよ幻のゲームになりかねないんだけど、ちゃんと制作は進んでいるっぽいんだよなあ。
 まあ広告だけ見ながら気長に待つほかないでしょう。これはこれで中々レアな広告形式です。

・Albion online

 段階を踏んでPvPを楽しめるよ! みたいな紹介広告。
 アイテムが上手い代わりに死と隣り合わせの黒エリアってのは普通に面白そうだし、その領域まで行く手順を丁寧に紹介しているおかげでちょっと遊びたくなるのが良いですね。
 紹介広告はこういうので良いんだよなあ……

・トワツガイ

 久々の登場となったトワツガイはシノアリスとのコラボを発表。シノアリスのサービス終了の発表は10月26日だったので、おそらくシノアリス最後のコラボがトワツガイになると思われる。
 映像だけ見る分には素直なコラボ告知だが、ちょうどシノアリスが終了するという一報もあいまってちょっと新しい感慨が生まれた広告です。

 カルーセル広告でコラボキャラを紹介する広告。
 雰囲気が似ているからコラボしても何の違和感も無い。ちゃんとコラボ先を吟味している。

・三国ドライブ

 なんと2021年4月ぶりの登場となったのが三国ドライブ。
 
かつて400連ガチャが最高クラスだったガチャバトルをしていた時代に最大3594連ガチャという爆弾を放り込んできたのが印象的なタイトルであったが、最高ガチャ数はワンちゃんごちゃごちゃ大戦争の9999連ガチャ、あるいはトワツガイの総計100億連ガチャに塗り替えられたことにより、3594連ガチャも一概に大量ガチャという訳でも無くなってしまった。とはいえガチャインフレの始祖として覚えておきたいタイトルです。
 この広告は1分でゲームを紹介する映像。ちゃんとこの広告でも初心者限定の3594連ガチャ、リアルタイムバトル、キャラ総数2000体以上である事などを紹介しており、とりあえずインパクトのある数を大量に並べて話題を獲得しようとしている事が伺えます。
 何より三国ドライブってリリースが2019年らしいですからね。キャラ総数2000体以上というアピールはそれなりに長く続いているブランドがある事を示せており、他のガチャの数で勝負しているゲームとは一味違う事が分かりやすい。よくまとまった紹介映像です。

・無期迷途

 無期迷途は1周年を迎え、久々に広告をたくさん出していた。10月は忙しかったのでゲームが出来なかったが久々にログインしようと思い頑張ったが、全然Xからサインインできなくて詰んでしまった。泣いた。
 広告はこんなにカッコいいのにゲームが出来ないって、こんなつらい事あります?? ちなみにこのカルーセル広告はちょっと変わった構成になっており、2枚目から動画が始まる。画像をタップしたらすぐにインストール画面に進むので、さっさとダウンロードをさせようという意図があるなら結構良いのかも。
 2枚目以降の動画がある意味は疑わしくなるし、何なら3枚目の動画は後半の動画の使い回しではあるんだけど……

 1周年までにあったイベントを振り返っていくような広告。全体的にキャラがカッコいいし美人だし、演出もオシャレなのよ。ゲーム本編もちゃんと面白いし。これだから自分は無期迷途をやりたくなったんだけど、周年期以降上手くログインできなくなってしまいました。俺は悲しいよ。
 チュートリアルだけ飛ばしたり出来ないかなあ……何でログインできなくなっちゃったんだよ……

 最近のアジア系ソシャゲのPVはいちいちカッコいいし、この映像だけで広告になっちゃうんだからクオリティがとんでもない。俺もこういう映像が作りてえしカッコいい絵を描きたい。自分が出来ないけど好きな事を全部やってくるのが無期迷途。どうなってるんだ。
 そう思ってぼんやり広告を見ていたらビート天国とかいう太鼓の達人もどきが出てきて笑っちゃったよ。バンナム見てるか?

 様々なキャラ衣装を紹介する広告。
 自分はウェンディが好きなので、まさかウェンディの新衣装があるとは思いませんでした。ログインしてえなあこのゲーム。Twitterを信用してXログインにしていた結果がこのザマよ。
 最後のカルーセル広告は失敗要素が含まれているが、いわゆるTRPG的な失敗表現である。オシャレな失敗広告だ。

 キャラ紹介広告。ハクイツ、ゾーヤ、ウェンディを紹介。
 僕は最後にいるウェンディが一番好きなんですけどどうですか。クレイジー美人は最高。

 選択肢を選ぶ茶番広告に見えて、実はこれちゃんとゲーム中に取り調べと言う選択肢を選ぶ要素があるので偽広告じゃないんですよね。キャラクターの掘り下げを取り調べでやっていくんですけど、失敗したらやり直しになったりする。
 元ネタが分かると割とちゃんとした広告だと分かるタイプ。

 1枚目を画像広告にして、2枚目以降に動画を入れる。
 2枚目以降を動画にすることによるメリットって何だろうか、と考えた時に、やはり目立つ画像から気になった人だけ動画を見てもらう、というようなやり方が出来る事が考えられる。
 また動画広告の場合閲覧するタイミングによってはあまり気が惹かれないかもしれないが、画像広告なら常に安定した訴求が出来るとも言える。動画を最初から最後まで見られないと考えるのであれば、目立つ画像から興味を持ってもらう方が合理的だと考えた可能性は高そう。

 無期迷途が出した一番珍妙な広告はこれ。スーパー局長のうた、誰が求めた??
 一応原作をやっていると、きちんと原作の話に沿っているので真面目な広告なんだよ。真面目なんだけど、何で突然レトロ特撮みたいなテーマソングが始まるのか。
 意外と癖になる内容です。普段暗くてカッコいい雰囲気の広告をやっている分、この落差が良いね。

・X-ヒーロー

※広告本編は削除済み
 
Xヒーローはまたタイトルを変えてきた。線を引いて人をゴールまで向かわせる広告。
 なおこの広告が削除されているのは、広告動画の内容をFTY.LLCという他のカジュアルゲームの会社から著作権で通報されたせいです。実際他のゲームから映像をパクってきて、広告を量産しているのがXヒーロー神速のやり口らしいです。ひどいもんだ。

 何が困るって、こういうパクリ広告ばっかりやっているとタイトルで一見して分からない広告が全部X-ヒーローの持ち物なんじゃないかと思ってしまう所でしょう。
 こういう弊害を考えるとやっぱりパクられたら通報した方が良いよ。

・ダークテイルズ

 ダークテイルズはラグナクリムゾンという超人気漫画とコラボしたらしい。その超人気漫画を自分はよく知らないのですが……
 調べてみると2023年10月からアニメ放映も開始したマンガらしいので、ちゃんと最近の人気漫画のようです。おじさんになると流行りに疎くなるというのは、結局若者ほど多くのメディアに触れていられるほど時間も無いし、過去の作品ばかり有難がってしまう所があるせいなんだと実感します。
 とにかく、ダークテイルズはちゃんと脂の乗った人気漫画とコラボしているようです。おじさんが知ってるような古いタイトルとコラボせず、ちゃんと最新作品とコラボしている辺りに若者ウケを狙う覚悟が垣間見えます。

 ちゃんとゲーム内容を紹介している広告。
 絶対に今バージョンのTier0だ、と自称しているが実際どうなんですかね。攻略サイト曰くちゃんと最高ランクに置いてはいるが、な~んか編集がちょいちょいミスっているので本当か分からないんだよなあ。

 いつものギフトコードやキャラ紹介を行うコラボ広告。
 秘密のキャラクターも登場!? とは言うが、それは別の広告でアルテマティアと明かされているんだよなあ。全部の広告で隠さないと秘密のキャラクターにならないだろ!

 でもこっちの広告ではスターリア・レーゼの方を隠しており、広告ごとに少しずつ隠すキャラを変えているようである。
 これはちょっと面白いなと思いつつも、結局コラボする4キャラ全部公開している広告も出ているなら大して意味が無いんじゃないか、と思いもします。
 少しずつ紹介するキャラをずらしていくことでコラボへの興味を持って欲しいのかもしれないし、この広告が初見であるなら結構興味をそそられそうではあるのだが。とりあえずこのアイデアは良いなと思いました。

 あとこのキャラ隠しはラグナとクリムゾンという主要キャラを隠していない。コラボキャラの実装順はラグナとアルテマティアが初期から登場していて、残りのクリムゾンとスターリア・レーゼの方は後から実装されていく。
 だからスターリアを秘密のキャラとして隠すのは分かるけど、最初のアルテマティアを隠していた広告に関しては隠す必要ありましたか? という問題点が出てきます。
 一応11月1日からコラボ開始で、この広告が出たのは10月30日なので、オンタイムで確認していた頃ならギリギリ隠しキャラになれていたのかもしれない。それにしたってこれだけパターンがあるのだから、隠し切れない可能性の方が高いのだが……

 ちゃんと隠しキャラをどっちも隠しているパターン。
 確認できる範囲で10種以上広告を出しているのにこれだけどっちも隠しているのはどういう意図なんだい!

 スターリアを紹介しないことでナチュラルに隠しキャラを作っているパターンもある。
 これはこれで隠されている事が分かりづらい。広告で隠しキャラを作って引っ張る手法は難しいように見える。

 これも4体実装と言いつつも3体しか走っていないことに違和感を覚えられる人でないと隠しキャラを作っている意味がない。
 とはいえ全ての広告に隠しキャラ要素を意識して入れているかはちょっと怪しいんだよなあ。もし本気で隠すなら追加実装のタイミングで対象のキャラの広告をやればいいじゃんね。

 キャラクターを紹介する広告。
 非常にシンプルな内容。故にラグナクリムゾン側が分かっていないと「普通に紹介してますね……」くらいのリアクションになってしまう。

 よくダークテイルズの広告で見かけるあの構図も取り入れている。
 キャラグラを見せるにはこういうのが良い、とテンプレを決めているのはえらい。

 これは新しいキャラ紹介のテンプレに見える。
 今後ダークテイルズがコラボする場合はこういう広告も登場しそうですね。

 それにしてもこの広告、「コラボアイテムを無料でプレゼント!」とは言うけど具体的に「ラグナもらえる!」とは言わなかったんですね。
 別にラグナがもらえないならもらえないでそういう施策だから文句無いけども、何がもらえるか分かりづらいなあと思う所はあります。
 その辺を何でも分かりやすくしていくと実は全然お得じゃなかった、みたいな話になるならぼかすのもやむを得ないんだけど。そこの事情は広告する側によっていくらでも変わる所だからしょうがないね。

・商人放浪記

 古代の絵に自転車やスピーカーがある事にツッコミを入れつつも、飲食店で安い女性を選んだら破産してしまう。広告の前後に話のつながりが無いぞ!
 前後のつながりが無い広告もここまで来ると芸術です。

 看板料理を選ぼう。
 「蒸」って漢字がある寿司って寿司ニワカか? と思っていたら、なんと京都大阪方面には蒸し寿司という料理があるようです。広告を見るやきそばは日本人エアプで、申し訳ありません。

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