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広告振り返り:ライト級~2023年4月~

 4月は新しいメジャー広告が大量に登場しました。そりゃあ年度始めだからたくさん出るのは当たり前と言えば当たり前なんですが、それにしたって普段よりも気合の入ったタイトルがたくさん登場しております。
 マッチングアプリから大手ゲーム広告まで色々確認してみたので、興味がある方はぜひ。

・Indeed

@Indeed

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♬ Promoted Music - Indeed

 普段のIndeedの広告に比べるとずいぶん安上がりな広告に見えるが、Tiktokでの広告と考えるとこんな感じの方が良いらしい。YoutubeのIndeedの広告の場合「凝りすぎ」になってしまうんですね。
 むしろ電信柱に張り付けられたビラ広告くらいの雰囲気を目指しているようにも見える。あまりに凝っていると広告過ぎて見てもらえないので、あえて簡単に抑えるトレンドが分かりづらいです。適度に情報を伝えられる程度の内容に抑える職人技は、ぼちぼち学んでいきましょう。

・一本満足バー

 もう毎年恒例になりつつある一本満足バーも、いつ見たって安心感がある良い広告ですね。一本満足バーの時ばかりは草彅剛じゃないと広告が務まらないからさぁ。
 なんだかんだ毎年新しい広告を出しているのもえらいし、草彅剛自身の顔が現役時代からあんまり変わらないのも驚くべきポイント。SMAPの時から変わらぬハジケぶりを見せてくれる。

 今年の一本満足バーは昨年のTwitter広告と異なりトレンドテイクオーバーなどもやっていなかったんだけど、相変わらず注目度自体は高い。自分が満足バーの広告を見かけてリンクをツイートしただけで、50RTの160いいね超えよ。普段書いている広告まとめnoteの5倍くらい拡散される草彅剛ファンの強さを感じます。
 なんだかんだSMAPファンも、草彅剛ファンも健在という事です。今後も注目度は高いまま活動していくんだろうなあ。

・オッズパーク

@オッズパーク【OddsPark】

最短5分で馬券購入できるから、いつでもどこでもネット投票可能!

♬ Promoted Music - オッズパーク【OddsPark】

 競馬のAI予想を告知しているんだけども、驚くべきはその媒体。Tiktokでやるんだ。
 今時はウマ娘パワーで若者も競馬に興味関心があると読んでいるのかもしれないが、オッズパークはYoutubeで積極的に広告しているイメージがあったからTiktokで広告をやっているとは思っていなかった。
 やっぱり若者が入ってこないと文化は途絶えてしまいますからね。新しい人を入れたいという努力を感じる広告でした。

・ゴージャス

 初めて見たマッチングアプリの広告。なんと審査通過率10%という厳正な審査で選ばれた女性と出会えるんですって。
 じゃあ男性側も審査通過率10%の審査をしないとそういうハイクラスな女性は見向きもしないんじゃないかと思うんだけども、誰だって自分は上位の人間だと思いたいモノである。目の付け所としては割と分かる所だ。
 個人的に気に食わないのは「飛ぶぞ?」の長州力ミームを使っている所。せっかく色合いとコピーでラグジュアリーな雰囲気を出そうとしているのに、そういうミームを使ってしまっているせいか雰囲気を壊してしまっているように見える。
 そこは別の表現をして欲しかったなあと思ってしまいました。

・with

 価値観マッチングなるものを紹介している。
 以前からオーネットも似たような広告をやっていた記憶があるけども、これはこれで説得力があって良い映像に見えます。
 キャンペーンの割引金額、マッチングアプリの特徴紹介、その他もろもろ必要な所をしっかりと紹介している普通の良い広告。

・Omiai

 久しぶりに人間に会った気がする……
 今時のマッチングアプリ広告ではAIイラストが非常に多いので、人間のモデルが出てくるだけでちょっと感動します。しませんか?
 もしこれで人の顔までディープフェイクです、みたいな話になったらさすがに何も信じられなくなっちまうよ。

・タップル

 大人で誰が好き? って聞かれてスーツスタイルの男性が好きですって、それなりの男性はスーツを着て大人っぽくやってるもんなのでは。もしかして暗に「ブルーカラーの人はイヤだな~」って言う感じ? そこまで深読みしないでスーツを着ているイケメンが良いですって話かもしれないが。
 というか顔がカッコよければどんな服装でも良いんじゃないか。その辺の好き嫌いが分からないクソオタクはマッチングアプリに関してとやかく言わないで、オタ恋のAIイラスト鑑定でキャッキャしてるくらいがちょうど良い気がしてきたな……

 付き合う前のキュンキュンをやりたいならタップルらしい。
 こういうLINE風小説創作って少し前よく見かけたけど、広告に取り入れられたのはごく最近に思われる。ウマ娘とかでよく見かけたけど、普通に小説にしてくれた方が嬉しいなあと思って見ていました。

 ゴリラが恋人探しをしようとするが、人間しかいないという突っ込みが入ってしまう。
 一応半額コードがGORILLAだからゴリラを出したんだろう。それにしても脈絡は無い。

 鬼越トマホークの金ちゃんの半額コード告知。
 芸能人は子供のころの画像も広告にバンバン使われて大変だなあと思います。

 ギャルと聞いてギャル文字を出すってのも最近は見なくなりましたね。最近のオタク内のギャル要素とは単に明るく積極的に話しかけてくる若い女性という成分を抜き出した存在に見えるが、現実のギャルでもギャル文字を未だに継承しているような人はいる気がしません。
 それこそポケベルの数字の組み合わせでコミュニケーションを取っていたギャル、ギャル文字でコミュニケーションを取っていたギャルと、現代のギャルはまた別の種族に見えるんだけどどうなんでしょう。そもそも自分がギャル文化と平成女子高生文化の区別をちゃんとできていないオタクなので、単にギャルの象徴的要素としてギャル文字を取り上げただけにも見えてしまい、大変困りました。
 ちゃんとギャルの歴史をまとめている人とかいらっしゃるのかな。いらっしゃるんだろうな。

 次郎系に行くと女性の方がめちゃくちゃ食ってやべえと思いましたみたいな広告。
 こういうコンセプトは後述するPairsの方がインパクトが強かったせいか、いまいち印象に残らなかったような……

 興味を持って質問してくれる人だと話してて楽しいよねって話。実際そうだよなあ。
 ところでこの広告は最後のサウンドロゴの音量が異様に大きい。もうちょっと音量を調整してくださいよ!

 間違い探し広告。同じく4月ではマージマンションも間違い探し広告をやっていたけども、そちらはヒント付きで親切な作りだったのに対してタップルはヒントなど存在しない。
 まあヒントなんて軟派な物はいらねえぜ、という人にとってはこれでも良いでしょう。それ以上に驚くべきは「#間違い探し好きでマッチングしよう!」という形で広告に絡ませている所。
 この理屈が通るのであればタップルは何でも「〇〇探し好きで~」で広告が出来ちゃうので、今後どんな広告も出来ます。こういう広告の間口を広げる工夫が、タップルの広告が枠にとらわれない内容をマシンガンのように撃ちだせる理由だと言えるでしょう。

 タップルは永久に0円になるかもしれないらしい。昔は88年無料とか言ってた記憶があるけど、とうとう不老不死の仙人でも永久にマッチングアプリを使えるワケ。
 しかし不老不死の人間が本当に増えてきた場合、タップルはさすがにこんなキャンペーン出来なくなるだろうな。現代社会が定命の者ばかりであるからこそ可能なキャンペーンだ。

・Pairs

 食欲バグ美と早杉消化朗の二人で始めるPairsの新シリーズが始まった。2022年は筋肉メインの広告を出していたが、2023年はクセの凄い絵面で大食いカップルを描いていくのだろうか。
 注目度を高めていきたいから色々な広告を試しているのだろうが、それにしてもこんなインパクトまみれの広告は無いよ。このイラストを描いたのはむめいという人っぽいので、こちらも要チェック。

 いちいちPairsは絵柄の圧が強い!
 絵柄が強ければ印象に残るのは自明ではあるんだけど、ここまで絵柄が延々強いとさすがに胃もたれしちまうよ。
 そんな胃もたれも連続して広告を見る人以外はそんなに抱かないだろうけどさぁ。

 PairsもAI活用広告……かと思ったが、これはChatGPTパロディの画像広告です。多分これは人が頑張って打ち込んだんだろうなと思うと、その苦労が偲ばれる。
 オタ恋がAIイラストを記載したのに対してチャットAIのパロディで対抗してきたのはちょっと面白いんだけども、意外とどこかがやりそうでやらなかった所を突いてきたのは目の付け所が良い。
 結構好き寄りの広告。

 キャッシュバックで全額返金キャンペーンらしい。
 そんな徳政令みたいなノリで言わなくても。タップルの永久0円キャンペーンと期間が似通っており、露骨に同じような企画をぶつけてきた感がある。

・オタ恋

 オタ恋は引き続きAIイラストを広告に活用しているが、突然背景だけ動かし始めたのが特徴。
 昔の角度を変えるとキャラのイラスト、背景が変わるイラストってこんな感じだったよな~と思いつつも、それが連想されるという事は余計にイラストである証拠やないかいという話になります。
 でもAI絵としてのクオリティは日々高まっているような気がする。目立った破綻は無いし、衣装もそれなりにあり得そうなラインなんだよなあ。

 これも出来が良いAIイラストだ。
 指が6本だ~衣装が変だ~とかオタクが茶々を入れているうちにこんな良い絵が出来るようになってしまった。マジでモデルは全部AIで良いじゃんね。

 中々出来が良いように見えるが、左腕が太すぎるようにも見える。
 カメラの加減……ってもんでもなさそう。よく見ると気になるってくらいの問題には見えるが、AIが過敏に気になる人はイヤかも。

 顔のアップなので目立った齟齬は無いように見えるが、リボンの結び方が変なのは結構気になるんですよね。
 普通に人間のモデルで撮る場合、こういうリボンの結びが怪しい場合ってちゃんと結びなおしてから撮影すると思うんですよ。そこでこの変な結びで広告が出ている時点で、ややAI疑いを強めて良いのかなと思います。

 手前の腕の方が細いのは変じゃねえか、という指摘を受けると確かにそんな気はします。
 腕の太さの補正はめんどくさい上に大変そうだし、指のミスに比べると軽微に見える分これで出しちゃうのはそこそこの妥協点じゃないかなあ。
 4月19日投稿版は若干背景が動くのが特徴だと覚えておきましょう。

 一見よく出来てるな~と思ったら、右手の親指の爪が真っ二つに割れてしまっている。
 よくも絵の変なところを間違い探しじみて見つけるもんだ。自分はもうOKラインだったけど、やっぱり指先と衣装は要注意らしい。

 これは左手の指が4本になっている、という明確なツッコミポイントがあります。あと衣装左側の構造が奇妙になっている。
 とはいえここまで分かりやすいAI色を出しているとなると、リアルな人物を出力しようというよりもあえてツッコミ待ちで出しているような気もしてしまう。真面目に監修すれば取り除けるようなポカミスを意図も無く出すのはさすがに不自然だ。
 AIイラスト広告に特化しているとここが強い。こういう露骨なダメな例を出しても比較的拒絶感が薄いし、むしろ間違い探し的な楽しみ方を提供しに行ける。しっかり話題も取れているので、広告としては成功寄りじゃないですか。

 衣装が変だという事はさておいて、右乳首が見えるような気がするのは大丈夫なのだろうか。掲載が続いているんだから「光の加減」という事で納得されていそうだが……
 ところでこれだけ同じような衣装、同じような人物を出しているとなるとプロンプトの方はかなり近い物を使っているんじゃないかなと思います。背景指定と衣装の指定を微調整する以外は、一つの出来が良いプロンプトを使いまわしていそう。4月27日投稿エディションは同じプロンプトに見えますね。

 これは普通に可愛らしいイラストじゃないの。
 ブラの紐が片方だけあるのは気になるが、そういう鎧とかファンタジーで見た事あるし良いんじゃない。

 総じて4月22日投稿版は顔がカワイイのと、比較的体の破綻が少ない面から普通の美少女って感じです。
 これはこれで良いもんだけど、破綻が少ない分あんまり話題にならなかったのかもしれない。だから、4月27日版は露骨に破綻のあるようなイラストでも採用したんじゃないのかなあ。
 こと広告においてはキレイなだけでは話題にならないという教訓を与えてくれます。

 これはちょっとAIと分かる出来かも。主に左肘を曲げた時に出てくる線が2本過剰に出ていたり、右脇の影が変だったりします。
 とはいえこういう明確な齟齬がある広告の方が伸びている辺り、やっぱり変なAI画像の方が話題は取れるんだなあと思います。
 変なAI画像比率が4月27日で爆増しているのは、やっぱり話題を取るだけなら美人よりも変なAI画像の方が有効だと分かってしまった感じがありますね。よっぽどのインフルエンサーを起用しない限り、AIで間違い探しをさせた方が有効だと思われてしまったのかもしれない。

 こうして見てると4月16日エディションはだいぶ無難にまとまっているなあと思います。困ったら手を隠せ!
 AIイラストのベースに特定人物の影を感じる人もいるようだが、実際誰かに寄せたい場合は学習で真似られるのも強みではある。色々問題はあると思うが……

 4月16日バージョンはしっかり顔をアップにしているので、目立った破綻は見られない。
 普通に可愛いだけです。

 耳が変という意見を見るが、それより背景の看板の方が変じゃないかなあ。何の店なんだ。
 あとやっぱり影の入り方が気持ち悪い気がするんだけど、こればっかりは周囲の状況が分からないので一見してどうとは言い難い。

 これは手先こそ見せていないが、腕がぼやけ過ぎに感じる。胸に隠れて手が見えないにしても、ちょっと手が奥に行き過ぎてるんじゃねえかという違和感があります。
 顔だけ見るなら美人なんですけどね……

 あまりにも露骨にAIだと分かってしまう場合はさすがに反応も悪いようである。
 AI疑いがあれば手を見ろとは言うが、顔のそばに手があるポーズはAIの場合危険だという事は把握すべきだ。よっぽど出来が良くない限り看破が容易すぎるし、雑なAI絵はツッコミ的な反応では無くスルーか炎上のリスクしか生まれない場合が多いように思う。

 隠す気も無いほどAI顔、masterpieceって感じの絵面だ。
 こういう路線ではオーネットの方が良かったかもしれません。

 実際AIイラスト経験者なら分かると思うんですけど、AIイラストでのメガネキャラの出力ってめんどくさいんですよ。メガネのデザインがすーぐに破綻するので、メガネの左右でデザインが違うようになったり、目がおかしくなったりしてしまう。
 その辺このイラストは目が破綻していないけども、左右でメガネのデザインが不自然な感じに異なるという形で違和感が出てしまっている。その上右手が4本しか無さげに見えてしまうあたり、相当頑張ったけどこうなってしまったんだなあと勝手にウンウン頷くオタクになっています。

 ぜーんぜんAI関係無い広告もありました。
 ふざけた幻想をぶち殺すAAとか久しぶりに見たよ。

 釣られクマーなんてのも中年オタクしか知らないでしょう。そういう人をマッチングアプリに呼びたいって事?
 マッチングアプリ自体18歳未満は使えないという名目上、おじさん向け広告だけ出すのはそんなにおかしくないが。

・オーネット

 オーネットも早速AIイラスト広告に参戦。こちらはリアル風なイラストではなく、もう直球でカワイイ二次元美少女を出してきた。
 こういうイラストはすぐにAIだと気付きそうな気はするが、やはり比較的クオリティの高い所を切り抜いているような気がします。これくらいの出来なら普通にこういう絵柄の人が描いている可能性を捨ててはいけないラインじゃないですか。
 光の当たり方が若干変かも~とは思うが、その辺も理屈上はそうってだけで指が6本になってたり服が気持ち悪くなっていたりするような致命的ミスでは無い。プロの目からすると論外だと思っても、広告見てるだけの一般人からしたらAIイラストだと断定するのは怖いし、普通に可愛い絵だと思いますよ。

 何なら顔の部分をハテナで隠して、イラスト自体もデカい文字で隠しまくればAIでもAIじゃないかも、と思わせる事は可能な気がします。
 ただこの絵に関しては左の髪の形が若干変な気がしないでもない。

・REALITY

 ウォルターズという声真似が得意なTiktokerとコラボした広告。
 声真似をしながらアバターに声を合わせていくのが特徴的であり、多彩なアバターがあるという事に関してもしっかり紹介出来ているのがよく出来た広告ですね。
 ちゃんとした場所で録音しているのか、Tiktokの動画よりもくっきりと声が聞こえるのも見どころです。

 ライブ配信をするアバターの姿に似せるように実際にコスプレしていく。
 これもこれで手間がかかりそうだけど、アバターを使う場合は実際に見えませんよね……

・IRIAM

 100円娯楽なる人物のIRIAM紹介広告。
 日本一周中に見ていた体験談的な物を紹介しているんですって。ショート動画にも対応しているような広告になっているようです。

・Bondee

 先月は片方だけ屁をこいていたのが、とうとう二人とも屁をこきだしてしまった。
 音を出すと湿った屁の音が延々と聞こえてくるぞ!

 ゴールデンウィークに向けて、ライブ写真を皆にシェアしようって感じの内容。
 この辺はメタバースSNSという割には実際の世界がある事を前提とした広告に見えますよ。まあ実際の世界が無ければメタバースという物も存在出来ないと言えばそうだが……

・カラオケ配信トピア

 自宅でカラオケ歌い放題、という触れ込みで登場したカラオケ配信アプリがトピア。
 とはいえ当然堂々と夜に歌うには設備が必要であるし、自宅で歌い放題となるには家庭の人々の理解も必要だと考えると中々難しい。そこで、「色んなライバーが配信中」という形で視聴者をまず増やすような広告をスタートしたのかなと思います。

 Topia界の有名人らしいShi.さんの紹介広告。
 自分はいまいち知らなかったけども、これから超有名になってくるかもしれませんからね。それこそ昔ニコニコ動画の歌い手だった人が、今じゃ普通に歌手としてやっているような事も起こり得る。

 こっちの広告に関しては普通に「私とお話しようよ」という形でチャットを楽しむような雰囲気の方が強くなっている。
 やっぱり歌い手よりも見る側をまずは増やしたそう。配信する側も毎回歌枠ばっかりやってる訳にもいかんだろうし、普通に配信出来るような懐の深さもアピールしたかったのでしょう。
 何にせよこれからです。今後の動向に注目。

・花王 アタック

 花王はFPSみたいなノリで洗濯をする広告を出してきた。
 これが中々凝った広告。一見して映像自体がきれいなのもそうだけど、画面左でチャット枠が動いていたり、体力バーも細かく動いていたりするし、何なら音を出すとBGMに音ハメしている要素も凝っている。
 海外ゲームの偽広告って演出が凝ってるよね~とか言ってたけど、普通に花王のゲーム風映像広告の方が凝ってます。花王もこれでゲーム出さないか?
 一応偽広告側を視点で見ると毎月毎月新しいゲーム風映像を作る偽ゲームと、一発きれいな映像を作らなきゃいけない花王じゃ立場が違うんだよ! という怒りがあるのかもしれないが、それにしたってこんなUIもスッキリしていて、普通に面白い広告になっている時点で花王の方がすごいでしょう。4月の傑作広告です。

・「クランド」クラフト酒のお店

 アイスにかける酒という新商品。アイデアとしては超高級なかき氷シロップみたいなノリか。
 普通によく出来た広告というか、マジでおいしそうに撮影しているじゃん。絶対においしいアイデアをちゃんとおいしく作るのはエライ。

・0秒チキンラーメン

 0秒チキンラーメンを紹介するらしいが、なかやまきんに君は相変わらずヤーとパワーだけで広告を完遂している。背景のチキンかじり虫の音楽は結構懐メロだけど、結局全部パワーよ。
 それでもRT数がすさまじいんだから、結局なかやまきんに君だけで広告は出来ちまうんだよなあ。もはや広告のアイコンだよ。

・無添くら寿司

 昨年6月におとり広告認定を受けてしまった無添くら寿司がTwitter広告に復帰。あれから大体1年くらい経ったし、回転寿司のしょうゆを舐めたりするような事件もあったりしたが、ようやく広告に戻ってこられたようだ。
 広告自体は相変わらずおいしそうだけども、これで大トロが出てこなければまたおとり広告扱いをされてしまう事は避けられない。頑張ってほしいですね。

・マクドナルド

 ゴール・D・ロジャーが富、名声、タツタを手に入れたことにより、力を無くしてしまった世界のワンピースの広告。
 色々とツッコミどころの多い広告なのだが、とりあえず一番面白かったのはワンピースで定番となったオープニングのくだりが魔改造されてロジャーが死んでなさそうな所でしょう。
 でもロジャーが死んだから2023年のチキンタツタが発売出来たのかな。そう考えるとロジャーが死ななかったらマックでチキンタツタが食べられない世界線になってしまっていたのかもしれない。ロジャーが死んでて良かった~

 存在しないワンピ―スの回。ワンピースの考察Youtuberは「ごはんタツタをおれは食う!」にワンピースの正体を見出せ!
 何気にワンピースのキャラが普段絶対に言わない事を言っているシリーズが好きでならないんですよね。めざましジャンケンをするシャンクス、「新型コロナウィルスって知ってるか?」と問いかけてくるゾロ。今回は「タツタはごはんが合うに決まってんだろ!」と言うゼフが生まれました。
 大体ワンピースの世界に白米ってありましたっけ。ワの国ならありそうって理由でワの国編に「ごはんタツタをおれは食う!」回を入れた感じ?

・サントリー天然水

 いままでつくられたヒーローものの中でおそらく 「最も悪者が不利な設定」のCMを自称している。確かにあんまり戦力差があり過ぎるとドラマになりづらいので、これくらい戦力差がある例も珍しいかもしれない。
 広告の内容としては悪者を知らないうちに倒せるほど強い正義の味方を食物繊維が大量に含まれている事に繋げて表現している事、知らない間に悪党退治と知らない間にファイバーチャージを絡めた内容で、中々面白い。なんか少し前のテレビCMっぽさがありますね。
 強いて言うなら1広告に1分は長い気がするが、その分面白いからOKっちゃOKです。欲を言えば30秒で終わると良かったかも。

・メルカリ

 新鮮な野菜をメルカリで買おう! ……マジで?
 本当に買えるのかもしれないけど、メルカリで野菜を買うってなんか不安になりませんか。売り手によっては誠実な取引が発生するんだろうけども、普段の悪評を聞いていると盗品とか転売された商品が出てくるんじゃないかと身構えてしまうよ。
 やっぱり直接食べる物となると警戒せざるを得ない。その辺は出品者の情報をちゃんと確認して、ケアしないといけないんでしょう。

・ハイポネックス

 パンサー尾形が登場する肥料の広告。
 全体的に平成の広告って感じで超良いんだよな。変な衣装を着たお笑い芸人、明るいテーマソング、商品のサウンドロゴ……こんなに平成な広告は現代だと中々ありませんよ。
 見ていて安心感しか無い最高の広告。こういうので良いんだよこういうので。

・ジョイフル本田

 ジョイフル本田がアウトドアコーナーで購入できるモルックを紹介している広告。
 モルック自体はテレビ番組でもやっている姿を見かけたので割と知名度はありそうだが、逆にテレビを見ていない世代は普通に知らない可能性もある。そう考えると改めてモルックを告知するのは良いでしょう。
 やっぱりコロナ明けだから、屋外で遊べるおもちゃの告知しどころという所なんだろうな。

・ホットペッパービューティ

 ホットペーパービューティーまで推しの子とコラボ。あなた先月Panasonicともコラボしてましたよね?
 視聴者の投票によってキャラの髪型が変わるというキャンペーンを打っており、アニメ本編の注目度も合わせて広告の訴求力も高まっているように見える。
 この辺のキャンペーンは集英社が頑張っているんだと思います。今後もしばらくは広告で見る存在になってきそうな予感。

・少年ジャンプ+

 ジャンプ+でも推しの子原作の方を広告開始。コラボで知名度を上げるだけでなくちゃんと原作の方を紹介している抜かりなさよ。
 というか推しの子までジャンプ原作だし、昨年からジャンプ+は無限にヒット作を出しているような印象があります。昨年の4月頃はスパイファミリーで広告していたと思っていたのに、もう推しの子に切り替えているレスポンスの早さよ。

・ガーナチョコレート

 そんなスパイファミリーも未だにコラボ広告をやっていて、ガーナチョコレートと母の日を噛み合わせて広告していました。
 スパイファミリーは母の日でも父の日でもコラボ広告に出来そうで良いですね。さすがに昨年ほど話題を聞かなくなったけども、今年になっても少しずつ広告が出てくる可能性は全然ありそうです。

・バービー

 バービーって実写映画になるんだ……
 一体何が起こるのか分からないという意味では目が離せない広告だよ。バービーランドを抜け出して人間の世界に行くらしいが、その人間の世界がどんな場所か分からないのも良い広告よ。
 これは映画館に見に行っちまうかもしれねえな。

・Cathay Pacific

 「ハロー香港!」キャンペーンの広告。広告動画と同じダンスを踊って撮影し、投稿すればキャンペーンに参加できるらしいです。
 キャンペーン自体は良いと思うんだけど、これTwitterでやるんかって感じがすごい。Tiktokの方がやってくれる人が多かったんじゃないかなあ。

・Google chrome

 Youtube広告で一番エンカウント率が高いと思われるYoutube界のスライム、Google Chromeの直リンクが取れるようになっていた。ありがて~~~~~~!!
 当然これまでも広告ウォッチングをしている間にGoogle様の広告が出てきては「ま~たGoogleかよ……」と思っていたんだけども、その一番の理由は15秒も飛ばせない上にリンクを取れないせいで広告noteに取り上げられないというとんでもない奴だからです。正直自分も飛ばせないハズレみたいな扱いになりつつあったんだけども、偶然にもリンクを取れたのでこうしてnoteに取り上げられました。ありがとうGoogle!!
 広告の内容は「Google Chromeならカード情報を安全に記録しておけるから、入力しているうちに予約失敗というオチにならないよ」みたいな感じの内容なんだけど、もう皆知ってるでしょう。自分は正直パスワードを忘れたみたいなのが怖いので未だにブラウザの記録機能に頼らず、なるべく自分で覚えて入力するようにしています。精神が機械を信用しないおじいちゃんと一緒じゃん……

・Google Pixel

 この広告自体は2022年10月にリリースされたものなんだけど、2023年4月になって広告人気がぶり返したので掲載。中々ないですよこんな事。
 何が話題になったって、フワちゃんの「消しゴムマジックで消してやるのさ!」というセリフ一本だけで突然話題になり、さっと話題が消えたような感じです。半年前の広告に対して突然面白さを見出されてしまうあたり、広告の効き目を最初の1ヶ月くらいで判断しちゃうのは時期尚早なんじゃないかと思ってしまいます。

 大体こういう二次創作での人気再燃ってのは中々予測のつきづらい所というか、ここまで予測して広告を出来たらそりゃあ怪物ってもんですよ。
 出来る事と言えば話題になるようなキャッチコピーを上手く作る事だけでしょう。芽を出すのがいつになるかは分からないが、いつかはこうして話題になる可能性がある。

 フワちゃんがすごいのはこういう話題が出てきた途端にこうしてツイート出来る事よ。
 案件をもらうよりも前に先に動いている。やっぱり人気者はこういう所マジメですよ、

・ポカリスエット

 もう毎年の恒例行事と化したポカリの広告の新作です。いつも通りめちゃくちゃ凝った映像とさわやかな青春が描かれており、いわゆる好感度の高い広告の代表みたいな内容。
 全くもうね……ポカリに関しては別に何にも文句は無いし、当然不健全な要素も無いんだけど、見るたびにしんどい思いをする人も多いんじゃないですか。もちろんオタク的な視点で「こんな陽キャみてえな活動してよ~」というのもあるでしょうけど、自分は歳を食ったせいでこういうわちゃわちゃ遊ぶような事が出来なくなってしまった事、失われた若さハラスメントを感じてしまうのよ。
 別に広告自体は全然良いのよ。後述するメイキングやその他の展開まで見るとさすがポカリって発展性を感じるし、失われた若さハラスメントなんて言っている方がキモ過ぎ広告閲覧バカって感じだから放っておいて欲しいのよ。それでも、このポカリの文句のつけようのない広告だからこそ「テメエが10割世間的には正しい広告やってるからってよぉ~!!」という薄汚い嫉妬の炎が出てきてしまう。
 詐欺広告やしょうもない広告は確かにクソかもしれないけども、真っ当な人間、真っ当な広告でぶん殴ってくるポカリスエットもこれはこれで息苦しいと思ってしまったよ。でも広告の出来は良いから好かれるし、こういう好かれる広告に対してネチネチとやっかみめいた長文を書いている方がキモイという構図は変わりません。マジョリティめ!

 こうしてメイキングを見ると昨年の広告と同じくらい凝っているのが分かると思います。金のかかり方も半端じゃないって。
 メイキングまで見ると余計に工夫をしっかりしている名作広告感が出てきて腹が立って来たな。俺がわざわざ感想を書かなくても皆が良い広告だと分かる。

 なんとポカリは公式BOOKまでリリース済み。それで主演インタビュー、アーティストインタビュー、製作者コメントに聖地巡礼マップと、夏の広告向けのキャンペーンまでもうやっている。
 ここまでやられたら本当にわざわざ自分が書かなくても良いじゃん。完璧すぎてかえって何にも言えないヤツです。

・Amex

 Youtubeでしょっちゅう流れている広告ではこれもありました。陽キャの塊みたいな広告というか、イケてる大学生が楽しくやってる感じがまぶしい内容。
 大体居酒屋に入って、後ろの客に配膳してくれって頼まれるほど行きつけになるのはすげえよ。俺は絶対にここまで行きつけになれません。

 二人でキャンプに行って雨が降ってきたからとテントで雨宿りして、外を見たら満天の星空で最高! って内容。こんなん中々無いぜ。キャンプで雨が降ったら大抵降りっぱなしで翌朝も曇り模様だよ。
 アメリカンエキスプレスを使う瞬間はこの広告中だと無いように見えるが、多分テントを買うのに使ったんでしょう。
 そもそも二人キャンプでこんな豪勢な設営をしているのもマメな人間性が出ていてすげえなと思いました。陽キャは皆マメで、明るくて、Youtubeプレミアムに入って広告を見ていないのだ……

 ライブの最前席で盛り上がる女性たち。
 アメリカンエキスプレスは使えるだろうけど、最前席が取れるかどうかは運だからなあ……

・4月の広告ニュース

・キャバクラ宣伝を行う広告トラックを東京都が規制強化

 東京都は広告宣伝車のデザイン審査の対象を、都内を走行する全車両に拡大するようにしたんですって。これまでは都内ナンバーに限定していたから都外からやってくるトラックを対策出来なかったんだろうけど、今度からは都外の車もきっちり取り締まるようです。

 いわゆるアドトラックはバニラが有名だけど、バニラトラック以外にも色んなキャバクラ、ホストクラブのトラックが走り回っていたので取り締まりも致し方ないかもしれない。自分はニヤニヤしながらアドトラックを眺めているけども、実際アドトラックって広告ブロックが効かない広告ですからね。そりゃ嫌いな人は嫌いだって。
 でもこの審査の基本方針は〈1〉公共空間にふさわしい〈2〉街区の景観への配慮〈3〉人々に不快感を与えないの三つらしい。そんな事を言われても、そもそもアドトラックは全部人々に不快感を与えている可能性があるのではないかと思うと割とどうしようも無い気がする。
 大体世のために必要な選挙カーですら不快感を催す人がいるんだから、不快感をもたらさないアドトラックって不可能なのでは。その辺は大目に見つつ審査するんだろうなあ。

・広告マトリョシカ現象を確認

 もともとバズっている動画には別の広告動画が表示される仕様にはなっていたんだけど、プロモーション動画にも別のプロモーション動画が載る事は知りませんでした。広告を見るために広告を見る男。
 実際どんな広告が出てこようと視聴者は何でも良いと思うんだけど、広告を出す側は広告に別の広告動画が乗っかる事に関して承知してるのかな。かなりのレアケースだと思うんだけど、広告に広告を重ねてくることを拒絶する広告主もいそう。

・4月渋谷の広告ウォッチング

 4月の渋谷駅前はアースリバイバル、スクフェスの広告等を確認していた。4月でも色々変わるだろうけど、アースリバイバルがこれだけ大規模に広告をやっていたのは記録しておくべきでしょう。
 あと撮影し損ねたけど崩壊スターレイルも広告をやっていました。さすがにね。

・シャングリラドライブ

 DMM系のゲームから登場した新作がシャングリラドライブ。
 見た感じメカに乗って女の子が戦うアレです。コクピット無しでパイロットがむき出しなのもいつも通り。もうそういうもんなんだなあと諦めがついてきました。
 ゲーム内容はよく分からないので、今後の広告を見ておくと良いでしょう。

・れじぇくろ!

 れじぇくろは色々なコラボの時だけ広告を見ていた気がするが、1.5周年というタイミングでいよいよ単体広告に打って出た。
 内容もまとまってはいるが、普段のコラボ時に比べるとやっぱり反響は少なめに見える。しょうがないとは思いますけどね。

・刀剣乱舞

 尾上松也とふなっしーを起用した大型広告をリリースしてきたのは刀剣乱舞である。2022年後半からにわかに動きが活発になってきたなと思っていたが、まさかこんなコラボまでやるとは。
 どの辺が新しくなったのかはよく分からないが、とりあえず新しくなったことを伝えたかったんでしょう。ちょっと懐かしい感じの広告でした。

・World of Warships

 これまで無音の中でゲームプレイ音だけを流すという非常に硬派な広告をしていたWorld of Warshipsだが、なんと突然カッコいいテーマソングみたいなものが背景に流れ始めた。
 相変わらずゲーム映像が流れているだけなのは硬派なままだが、カッコいいテーマソングだけで評価が爆上がりしました。突然日本人ウケを狙い始めるじゃん。

 原曲はこちらをご覧ください。
 突然艦これ、あるいはアズールレーンみたいな美少女をPVに登場させ始めたのも明らかに狙っています。一体何の擬人化なんだ……

・Warhammer 40,000 Tacticus

 そもそも皆さんWarhammer 40,000って知ってます? 海外では大人気のボードゲームで、イカしたプラモデルを自分で組み上げ塗装して戦うゲームなんですけども、自分はつい最近知りました。それのデジタルゲームらしいです。
 知ってる方にはお馴染みのウルトラマリーンやネクロンの面々が登場するカッコいい広告なのだが、疑問点がいくつか。そもそも昨年6月頃の広告が何で4月頃に見られたのか、そしてこれ日本で放映される事を意図した広告なのかなって所です。
 まあそもそもYoutubeが海外の広告でも容赦なく流してくるのは知ってたけど、もうちょっと日本人に分かりやすくやっても良いんじゃないかと思ったりします。そもそも知らない人の方が多いって。

・AKIBA`S TRIP 2 DC

 アキバストリップって未だに新作出てたんだ、というのが正直な感想です。昔PSPで出ていたころの作品は知ってるんだけどなあ。
 そう思ったらなんとアキバストリップも10周年だって。もうレトロゲームだ……

・DNF DUEL

 あのアラド戦記のキャラクターが格闘ゲームで激突するDNF DUELがニンテンドースイッチで登場!
 ……と言われても多分ほとんどの人は分からないでしょうし、そもそもこの画像だけではどんなゲームか理解しづらいです。

 というワケで、どんなゲームか知りたいなら公式大会の映像でもチラ見すると良いでしょう。
 令和のゲームとは思えないハメや派手な攻撃が目白押しのとんでもない格ゲーです。格ゲーに興味が無くてもとりあえず選手の入場演出だけでも見て帰ってください。

・BTS Island:インザソム

 BTSメンバーとパズルを解いて島を作るゲーム。
 そこそこの時期に渡って広告をしているように思うが、内容自体はそんなに変わらない。実際無駄なく広告が出来ているんでしょうね。
 ちょいちょい実際のBTSメンバーの顔を出しているのも一緒。

・乃木恋

 地味に7年もやっているらしい乃木坂メンバーと恋愛出来るゲームの広告。
 実在のアイドルをゲームにする流れも乃木坂やAKB、BTSはやっているけど、そういえばジャニーズはこういうゲーム化企画をやっていないような気がします。
 ジャニーズのゲームをやりたいなら光GENJIのローラーパニックでもやってろという話になってくるのだろうか。

・シノビマスター 戦乱カグラ NEW LINK

 戦乱カグラも新作広告がありました。というのもこの戦乱カグラのゲーム、2020年頃の広告はやたら見かけるけど新作は全然見かけなかった気がするんですよね。

 さすがに3年前の広告を取り上げるわけにもいかないし、それで新しい広告も出てこないしで結構困っていました。広告の方針自体もスケベな女の子を出して殴るという分かりやすい内容なので、そんなに色々書く事は無いです。
 でも実際昔の広告を使いまわし続けるというスタイルも合理的っちゃ合理的だなあとは思うんだよな。そうすれば新しく広告を作る必要も無いし。出来が良い広告なら同じ奴を何度擦っても良いですからね。

・ラグナドール

 ラグナドールはうる星やつらとコラボ。令和になってラムちゃんがアニメに出てくるとは思っていませんでした……
 もちろんラムはコラボガチャのキャラになっております。しょうがないね。

・崩壊スターレイル

 崩壊スターレイルもTiktok進出済み。
 音楽的にもすんなりTiktokに潜り込めそうな感じで良いですね。特別新しい映像なんかも作ってはいませんが、とりあえず進出したという事を把握しておきたかった。

 崩壊スターレイルもTVCMをやっていたらしい。
 TVCMは流れると嬉しいけど、狙って見ようとすると中々大変だからこういう形で教えてくれると非常にありがたいです。

 広大なステージを走り回る。
 これはウソじゃないんだろう、と考えるのはやっぱりネームバリューなんだよなあ……

 なんか大陸産のソシャゲのキャラ紹介動画はイチイチオシャレだよなあと思ってしまうのは自分だけだろうか。
 理由を考えてみると名前を出すとしても映像になじむような形で出している事、テーマソングをゴリ押すよりもテクノポップ調の音楽を活用している事、キャラのチャームポイントをしっかり強調するような映像の作りになっている事辺りがポイントに感じるが、どうなんでしょう。
 変にストーリー性を持たせちゃうよりもこういうサッパリした広告の方が自分は好きなんだけども、それは自分が広告を見過ぎであるせいかもしれない。あるいは有名タイトル特有の余裕なのか。

 色んなシーンを紹介するカメラ機能の紹介。
 当然ゲーム中にもカメラ機能があり、色々な写真を撮って楽しめるようです。ゲームの機能紹介とキャラ紹介を兼ねた、機能美に満ちた広告だ。

・アークナイツ

 アークナイツは新ストーリー解放という事で、それのセットで新コーデを紹介しに来たようだ。
 やっぱり中華ゲームは演出がオシャレね。BGMもしっとりしており、見ていて疲れない良い内容。

 Yoster特有の凝ったアニメもあります。
 後述するブルアカのアニメと比べるとテイストが全然違っていて、芸が広いなあと感心しました。

 4月前半は羅小黒戦記とのコラボもしていたらしい。
 自分は知らなかったんだけども、中国アニメを代表する作品なんですって。勉強不足でした。

・アズールレーン

 アズールレーンはデッドオアアライブとコラボ。3Dモデル時点で可愛かったのにイラストでも可愛いんだから文句無いよねえ。

 よく動くアニメとキャラ紹介を兼ねる広告。
 妙に壮大なBGMが印象に残る。

・エーテルゲイザー

 あのYosterが送る新作ゲーム、エーテルゲイザーの事前登録広告がスタートしたのは4月から。一応2022年8月にはすでに投稿されていたようだが、話題になったのは2023年の4月からでしょう。
 無難にカッコいいアクションシーンが続くプロモーションムービーなので、本番は5月以降です。

・雀魂

 雀魂はコードギアスコラボを開催。Yosterのコラボ力の高さよ。
 どっちかと言えば枢木スザクを櫻井孝宏が演じていた事の方が話題になっていたような気がするが、さすがに枢木スザクは広告だと見当たらなかった。賢い判断だ。

・ブルーアーカイブ

 オタク君の間で爆裂に話題になったバニートキの広告。
 アニメーションが相変わらず凝っているし、キャラもよく出来ている。そりゃオタク君も皆好きになりますよ。
 地味に背景で流れてるBGMも良いんだよなあ。キャラのクオリティだけでなく広告のクオリティも高いんだからたまったもんじゃないですよ。

・ブルーロック Project:World Champion

 キャラ紹介をしながらゲームを紹介しているのだが、この広告もまた先月FFBE幻影戦争や名将の復讐が採用していた広告を採用しているように見える。黒い点々の上に文字を乗っける形式って流行ってるの?
 2023年でプチブームになっていた広告形式として記録しておくべきな気がしてきました。

 これまで告知していなかったミニキャラの告知もあった。
 わざわざこれを告知する必要はあるのかと思ったが、反響がかなり大きいのを見るにかなり意味がある広告だったように見えます。

 ガチャを紹介する映像。11連で凪が出た!! と大喜びしているが、これは広告なのよね。
 高レア出やすいと言ってもまあ、広告の文句がどこまで参考になるかは分からないが……

 真面目にゲーム内容を伝える広告。
 ゲーム画面を表示する映像は意外と無かったな。

・七つの大罪~光と闇の交戦~

 七つの大罪は無職転生とコラボ。漫画とラノベのコラボって意外と珍しい気がするが、アニメ化作品のアニメコラボと考えたら分かりやすいか。
 無料プレゼント、ガチャ、豪華報酬の三点セットは他の広告と一緒ですね。

 ヒロインにカワイイポーズを取らせれば広告になる。
 コラボよろしくニャん☆

・鋼の錬金術師MOBILE

 ハガレンの広告も久々に見たなあ、と思います。毎回この久々にみたなあ、という感想だけで生きている。
 「全世界シリーズ累計8000万部突破」というキャッチコピーはハガレン側の実績であってゲームのダウンロード数では無いんだよなあ。しれっと並べられていると8000万ダウンロードに見えてくるが。

・アリス・ギア・アイギス

 アリスギアアイギスはアニメ放送と合わせてアプリの方も広告開始。定石通りな感じだ。
 キャンペーン内容も明瞭であり、よくまとまった良い広告です。アニメを見た人はアプリもやれという意思をちゃんと感じる。

 こちらはガチャだけでなく衣装をメインに紹介している。
 確かアリスギアアイギスってNIKKEよりも先に尻の表現にこだわっていた印象があったんだけど、露骨にケツが揺れるゲームの方が話題になってしまうんだなあと思います。
 日本の尻表現はぶるんぶるん揺らすようなもんじゃないからよ……

・陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン

 カゲマスもバニーイベントを開催。自分が知らないだけで4月は空前のバニーブームだったのか?
 まあ偶然の一致でしょうけども、とりあえず胸がデカいキャラに向くキャンペーンなのでどこのソシャゲも通過するポイントに見えます。
 あまり胸を見せるような下品な真似をしたくない場合は避けるかもしれないけども、8割くらいのソシャゲはバニーイベントがありそう。完全にソシャゲへの偏見です。

 カゲマスは相変わらず動画が小さい!
 この動画が小さい広告に関してはいつまでもブツブツ書き続けますからね。立ち絵と動画、どっちつかずになってしまっている感が強くてあんまり好きじゃない表示方法なんだよなあ。
 何度も見返したくないと思われている広告で二回目を見返すモチベーション惹起のためにこの分割広告が使われているのか、それとも省スペースのためなのか、もしくは立ち絵と動画を両方出したいのか。どれにせよあんま好きになれません。

 ちゃんと動画部分を拡大している広告。こういう広告の方が自分は好きなのでこっちを取り上げます。
 動画が小さいバージョンも多分あるんだろうな。あとは動画サイズが16:9バージョンとかもあったけど、さすがに内容が一緒なので省略しております。

 カゲマスは令和のこの時代になってニコ動風広告を墓場から引きずりだしてきたのが印象的でした。
 かつてはオタク連中から激イタな広告形式と忌避され、半端に真似されても完璧に真似されてもどっちにせよキモいと言われがちだったニコ動風広告だが、なんとカゲマスになってから時代が一周したのかそこまで嫌悪するようなコメントが見られなくなったのである。時代は変わるもんだなあ。

 大体2020年、2018年の広告でニコ動風広告を出している時は「クソ広告」と言われていたのに、何故カゲマスだけは比較的好評なのか。
 理由を考えてみると、そもそもカゲマス自体がアニメ原作であって、ニコ動のノリが嫌いじゃない人が多いのかなあという気がしています。ニコ動のノリをニコ動内で消費しているような形だから許されるけども、とりあえずニコ動風広告を出そうというノリでニコ動風広告が濫造されていた時期はホラー映画にもニコ動関係ないゲームにもニコ動風のコメントがついてまわっていた。
 それがニコ動の社会外で内輪ネタを使っているような痛さを感じて嫌われていたのかなあ、と思います。それでも傍から見たら普通に痛い広告には見えるんだけども、これを良いと感じる人が多いのであれば成功している広告なので良い。

 新規ユーザー向けの告知なんだって。最大6200個の幻魔石をもらえるらしいが、結局幻魔石が何なのか分かりません。
 こういうよく分からん石をたくさん配る告知はとりあえずどこでも通る道なんでしょうね。

 スライム巨乳と天然巨乳。何が違うんだ?
 結局こういう広告の方が変な動画広告よりもウケているのはいつもの事です。

 ニュース風広告。カゲマスでは初の試みではないか?
 ゲーム内容のまとまり方はしっかりしているし、強調したい場面では細かくゲーム画面を大きく表示して分かりやすく表現している。
 良い広告。

・ダンまち バトル・クロニクル

 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているのだろうかって随分昔のラノベじゃないの、と思ったら小説は2013年、アニメは2015年でした。もう10年前とか8年前の作品が今でも新作ゲームになるってのは驚きです。

 とりあえず絶対に登場する主人公のキャラ紹介広告はありました。
 アクションRPGという事で爽快なアクションが楽しめるんでしょう。最近は右も左も3Dグラフィックスのゲームが増えたもんだぁ。

 ヘスティアの胸のヒモが~って話題も聞かなくなりましたね。いや、8年前からずっとヒモの話題で盛り上がってもしょうがないと言えばしょうがないのだが……

 ロリ巨乳とロキ無乳。そういう対比でオタク君は喜ぶもんらしい。
 画像広告でこれだけ反応が出ているのはすごいと思うんだけど、この広告がウケるのはちょっとどうかなと思わざるを得ません。オタク君さぁ……
 カゲマスも似たような広告はやっていたけど、こっちは普通にコンプレックスになりそうな所をいじっているのが悪いように見えるのかな。巨乳同士で勝手に比べてるのは良いけど、無乳と巨乳で比べるのは持たざる物で比べ合って盛り上がっている所にキモさを感じるみたいな話なのか。
 でもそんな事を細かく言っているのはフィクションと現実を混同すんなよって話になってくる気もしてきました。何にせよ胸の大小でどっちが好きか、という広告に品が無いなと感じてしまうのは確かです。出す方も受け取る側も品が無いように感じるが、広告として効果があるのは確かであるから今後も見かけるだろうという結論に至る。

・ヘブンバーンズレッド

 ヘブバンは4章後半配信という事でストーリー要素を大々的に告知。ストーリー重視のゲームらしく、こういうタイミングでたくさん広告をやっているのは結構好みです。
 画面はYoutubeで見る分には小さく見えるが、横向きの画面を縦画面の広告に落とし込もうとするとどうしてもこうなってしまうのかもしれない。ある程度納得出来るサイズです。

 平成のゲームみたいな広告だ……
 実写の人物がいっぱい出てくると平成というよく分からない基準になりつつあるけど、ちゃんと凝った広告をテレビでもやったんだなあという事が分かります。
 10000クォーツという価値の分からない石配りも添えておくのも広告らしくて良い。

 このタイミングで容量削減が出来る事を告知したのは中々良いタイミングじゃないですか。ゲームアプリの容量は少ない方が嬉しいですからね。
 最大6GBって結構な削減だと思うけど、どうやってそんなに削減したんだ……?

@ヘブンバーンズレッド

ゲームを始めると、ガチャ20連分が無料

♬ Promoted Music - ヘブンバーンズレッド

 ヘブバンもTiktok進出済み。やはり若者向けSNSにこそゲーム広告は進出すべきなんだなあ。
 内容は普通のキャラ紹介。別にTiktokだから特別中身を変えるみたいな事はやっていない。

 いつものキャラ紹介広告。
 この辺の広告に関してはもう安定感しか無いんだけど、早めに共通フォーマットを作れたのは良かった気がします。

・はじめの一歩 ファイティングソウル

 生配信風の広告。実況系広告はあったけど、こういう雑談配信の切り抜きをイメージしたような広告はちょっと新しいんじゃないですか。
 映像の最後には660連ガチャをアピールし、既存のソシャゲよりはたくさんガチャを引けることを告知している。1000連ガチャまではいかないけども、660連も出来る時点で充分でしょう。
 単純に喋りを用意すれば画面に動きをつけなくても広告になるので、結構良い着眼点だと思います。ワンチャン流行るかも。

・バキ KING OF SOULS

 バキは烈海王の水面走りを再現してみたかったらしい、はじめの一歩もこういうふざけたYoutuber企画みたいな広告を出していたし、多分同じところが同じようなネタで攻めているんでしょうね。
 こういう実証系広告は無難に人気が取れそう。あとは広告するためにどこまで安くあげられるかが焦点に見える。

・進撃の巨人 Brave Order

 割とよく見かけていた進撃の巨人の広告だが、意外と出てくるタイミングが遅かったり、1年前の広告が流れっぱなしだったりで取り上げる機会を見つけ損ねていました。
 ゴールデンウィークになぞらえたキャンペーンとして「超大型巨人(黄金)」が登場するような内容。地味に画面下のバナーも表示が変わっており、それぞれアマギフ抽選、よく分からない石プレゼント、最大55連ガチャの三本立てで告知内容が変わっている。まるでアハ体験みたいだぁ。

・ドラゴンボールドッカンバトル

 今月のドッカンバトルはマジュニアと名乗っているピッコロを告知。無印ドラゴンボールにまだ掘り下げるネタがあるのか、それとも以前から登場していたけどさらに強化されたのか。
 そもそもドラゴンボールZドッカンバトルなのにZ以前のキャラを出すのは良いのかって疑問もあるが、これはこれで良いんでしょう。それを言い始めたら何でドラゴンボール超のキャラが出るんだって話にもなりかねないし。 

 超サイヤ人とか無かった時代の孫悟空。
 インフレが進み切った世界で超サイヤ人ではない孫悟空じゃどうにもならないんじゃないかと思うが、多分上手い事やるんでしょう。そこでリアルに考えてスーパーサイヤ人じゃない悟空だから弱いみたいな話になるとガチャのゲームにならないし……

・メダロットS

 メダロットSはグリッドマンユニバースとコラボ。メダロットも完全にコラボの時だけ告知するスタイルに移動してきた印象があります。
 メダロットが好きな層とグリッドマンが好きな層は結構噛み合いそう。良いコラボじゃないですか。

 四月前半はロックマンエグゼともコラボしていたらしい。
 ちょうどロックマンエグゼが全作遊べるコレクション作品もリリースされていたし、タイミングとしては良い所を突いたなあと感心しています。
 しかしボンボン系のメダロットとコロコロ系のロックマンエグゼがコラボしているのは割と衝撃的ですね。

・誰ソ彼ホテル

 オタクから話題は聞いていたけど、何者かは全然分かっていなかったゲームの一つ。この機会に調べてみたら、中々人気のノベルゲームらしいですね。
 無難にキャラを紹介する広告になっているので、そんなに言う事は無い。とりあえず元々人気のある物が広告として出てきました、というだけで一定注目すべきだとは思ってしばらく見ていました。

・グランドサマナーズ

 グランドサマナーズはプリズマ☆イリヤとコラボ。コラボガチャ100連無料である事を紹介しているが、正直ガチャ数よりはコラボの方を伝えたい気がする内容です。
 前からあるゲームである事は承知していたけども、広告で見る機会は少なかったタイトルである印象。こういうタイミングでちゃんと広告しようと思ったんでしょう。

 とりあえず主要人物全員に「グラサマ」と言わせる広告。
 多分ゲーム中にもこういうボイスがあるんだろうな。

・ウマ娘 プリティーダービー

 ウマ娘はゴールデンウィーク前にギャルウィークというキャンペーンを開催。思いつきそうでやらなかった所を……
 Twitter、Youtube、テレビの三面で広告していました。もしかしたらTiktokでもやってたかな。

 映像版はもうちょっと雑にギャルウィークと言っているので脳を空っぽにして見られるタイプの広告に仕上がっています。最後の「WAO!!」が良いですね。
 それにしてもこうして見ると擬人化元がよく分かりません。別に分からなくても死にやしないのだが……

・404 GAME RESET -エラーゲームリセット-

 SEGAに支配された世界というディストピアを描いているゲームらしい。自分は今でもFGOACとソウルリバースを抱き合わせでゲーセンに導入させた話はちょっとなあと思っているよ。
 PVの雰囲気自体は結構王道な感じです。

 ファンタジーゾーンの擬人化を紹介している広告。買い物システムを穿って捉えると守銭奴、金銭第一主義者的なキャラ付けになるのかもしれないけども、割と元のゲームの雰囲気が好きな分こういう解釈はあまり好きじゃないなと思ってしまった。
 でもこのキャラでしっかり儲かったならそれが正解なのが資本主義だし、それによってこのキャラが成立すると考えるとやるなぁ……と思ってしまう所はあります。
 全体的にエラゲの広告は暗いんだよ!

 ちゃんとしたゲーム内容を紹介する広告はこれ。しれっと100連ガチャも告知しているが、エラゲはわざわざガチャバトルを挑みに来ているようには見えない。これくらいは配りますよという意思表示くらいか。
 この広告では世界観をあまり紹介していないが、他の広告で世界観を紹介している分これくらい薄味でも良いような気がします。

・ゆるキャン△つなげるみんなのオールインワン!

 ゆるキャン△のソシャゲもいよいよ事前登録特典や、最高レアリティのコスチューム交換チケットなどを紹介し始めた。
 これもカゲマスほどでは無いがメインの画面が小さい。もうPVを小さくして周りにキャラと情報を配置するような広告は2023年広告の常套手段になりつつあるな。

・FFBE幻影戦争

 FFBE幻影戦争はFFⅤとコラボ。コラボ?
 別にコラボと言わなくても普通にバッツ登場、と言えばいいような気がするが、多分コラボ特有のスペシャルクエストとかが出てくるんでしょう。
 それにそんな細かい事を考えなくても、SFC音源っぽいビッグブリッジの死闘が流れてるから何でも良くなっちゃう所はあります。原作音源はガンガン使っていけ。

 先月も見かけた広告にキャラ紹介をちょい足ししたような内容。
 共通フォーマットを使っている事以外かなり薄味。むしろ似たような広告をたくさん見かけた、という所で印象に残ってしまったともいえる。

・アナザーエデン 時空を超える猫

 たまに広告を見かけていたアナザーエデンも6周年。こういうタイミングでだけ広告をすればいいんですよね。
 2分もの凝ったPVと、えらべるPayのプレゼント企画を掛け合わせた広告。ゲーム内のTwitter連携をさせた上で、ゲーム内のお知らせから結果を確認させることでダウンロードさせようとしている辺りも賢い。ただRTさせるだけじゃダウンロードしない奴も大勢いますからね。

・パズル&サバイバル

 パズドラは11周年なんだって。2012年からあるってさすがにゲームとしての歴が長すぎないか?
 ここまで稼働歴が長ければ「進化する王道パズルRPG」を名乗っても良いでしょう。すごいゲームだ。
 広告の内容自体は割と普通です。

・にゃんこ大戦争

 にゃんこ大戦争も10.5周年らしい。時々変な広告をパロディしたり、コラボ広告で名を売ったりしていた印象があるが、にゃんこ大戦争までそんなに長い事サービスをやっていたんだなあ。
 ネコカン1000個以上必ずもらえる! という文言に加えて、750ネコカンで11連ガチャ回せる! という補足で、ネコカンというアイテムで何が出来るかをちゃんと紹介しているのは好印象。

・ぷよぷよ!!クエスト

 ぷよぷよクエストも10周年らしい。1992年に初代ぷよぷよが出てコンパイルの経営破綻が1998年なので、コンパイル時代のぷよぷよよりずっと長い間ぷよクエはサービスをやってるんですね。知らなかった……
 このテーマソングも懐かしいもんです。昔ゲーセンで遊んだぷよぷよが一番面白かったんで、この曲が未だに使われているのは感慨深いよ。

・タワーオブスカイ

 タワーオブスカイはモンストとコラボ……って、これもモンストの仲間なので他社とコラボしたわけではないです。
 モンストブランドならモンストキャラとはなんぼでもコラボ出来るんでしょうね。ブランドの強み出てるね。

・モンスターストライク

 本家モンストはかぐや様は告らせたいとコラボ。
 モンストクラスになるとコラボも引く手あまたなんだろうなと思ってしまいます。さすがにね。

 定期的に基本的なルール説明みたいな広告が出てくるのは、やっぱり遊び方を知らない人も増えてきているからなんだろうなあ。
 知らない人に向けた広告は適度に放映しろ!

 春の新学期の季節という事で、キャンペーンも新たにやっていました。
 学生にやってもらいたい感をひしひしと感じます。今時の高校生もウマ娘はやってるらしいという噂は聞いてるけど、モンストも今から始めようって人はそれなりにいるのかな。

・ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル2

 スクフェスも新作を!? と思ったけど、これも2013年にリリースされたゲームだからパズドラ級の古参ゲーム。2023年3月31日に初代スクフェスはサービスを終了したが、致し方ない事でしょう。10年前のゲームを延々アプデし続けるより、ベースから新しくしましょうってのは分かる判断です。
 渋谷などでも大々的にスクフェス2を告知している一環でTwitterにも広告を出していたが、内容自体は割と普通の告知。無難にやるべきことをやってきた印象です。

・Link! Link! ラブライブ!

 自分は最近のラブライブを知らなかったんだけど、こんなオシャレになってたんですね。
 スクフェス時代に比べると絵面が現代調になっているというか、今時の若者向けにどんどん変化しているんだなあと思います。Snow halationで止まっている人間としてはもう時代についてけてません。
 時代に合わせて作品も変わっている。自分は変わっていません。

・アイドルマスター シャイニーカラーズ

 普通にキャラを紹介する広告みたいです。
 アイマスの広告は見せ方がオシャレなんだよな。概ね文句の無い内容ではあるが、最近アイドル系美少女が多すぎてどれがどれだか区別しきれなくなってる感がある。人の顔と名前が一致しません。

・IDOLY PRIDE

 アイドリープライドはけいおん!とコラボ。Don`t Say lazyもずいぶん懐メロになってしまいまして……
 今時のオタクはぼっちざろっくなんだろうけども、少し世代が上がるとけいおんになってくる印象がある。実際けいおん時代からギターをガンガンやっていた人は今頃超ギターが上手くなってそう。
 少し調べるとけいおんが2007年に漫画連載開始で、ぼざろが2018年に連載開始と分かった。大体10年おきに女子バンド物が流行るのであれば、今年から真面目に頑張れば2028年の新しい軽音系漫画までにある程度ギターが上手くなってるんじゃないですか。
 オタクはギターを頑張れ!

 声優一人で別役をやってもらうタイプのおもしろ動画。
 そういう演じ分けがすごい方で、コラボをやっていることで合理的に出来る方であれば結構よさげな広告に見えます。
 「声優の演じ分けがすごい!」みたいなネタは普通の人にもウケるネタなので、オタク受けにとどまらない可能性は高そう。

・クラッシュフィーバー

 クラッシュフィーバーは物語シリーズとコラボ。クラッシュフィーバーは全然知らないけど物語シリーズはふわっと知っている。そんなふわっとした知識だけでこれまで生きてきてしまった。
 それにしても最近コラボでよく見かける作品ってやっぱり10年前くらいのタイトルが増えてきていて、「お父さんがこの作品好きなんだよね」と言われてもおかしくないタイトルなんだなあと実感せざるを得ません。
 最近の若者が分からない、みたいな事を言っているオジサンらを見て昔は「またまた~w」とか思っていたけども、実際になってみると本当に若者の流行が分からねえよ。広告を見ていたって結局一番多いのは金払いの良いおじさん向けの広告であって、若者向けの広告なんてのはTiktokで見かける広告っぽくない広告とかになってくるんです。
 「最近の若者の流行」が分かるのは10年後、2033年6月の広告まとめになるかもしれません。その頃のゲーム市場はおねがい社長3がゲームオブザイヤーを取り、魔剣伝説Xが売り上げ4兆円を達成し、エバーテイルのゲームは例のホラーバージョンで任天堂を倒してるからよ~く見とけよ~!

・白猫ゴルフ

 白猫ゴルフはエヴァンゲリオンとコラボ。白猫側のキャラにプラグスーツを着せるタイプのアレです。
 別の広告ではレイとアスカがゴルフウェアを着てゴルフしているんだけど、エヴァを知っている世代もゴルフを趣味にし始めている可能性があると考えればかなり噛み合ったコラボに見えます。

 綾波レイも昔からオタクの心をつかんでやみません。
 学生服やプラグスーツ姿まで全て着用できるのは原作ファンも結構嬉しいんじゃないですか。僕は嬉しいです。

・白猫プロジェクト

  白猫プロジェクトの方はリコリスリコイルとコラボ。ガンアクションがメインだからてっきり最初は荒野行動とコラボしてくるかと思ってたのに、割と普通にコラボしてきたな。
 白猫テニス、白猫プロジェクトでそれぞれ別の所とコラボしていてすげえアクティブさだ。

・メメントモリ

 4月のメメントモリは急にナレーションが明るくなった。以前までナレーションも暗い印象があったのだが、やっぱり陰気なナレーションじゃあイマイチだという話になったのだろうか。
 「美しいのにパズルみたいに簡単」というキャッチコピーはよく分かりません。別にパズルでもピンキリあるんじゃ?

 何なら大作サクサクメメントモリのテーマはあまりにも明るい。これまでの暗い広告は一体何だったんだ……
 色々な広告を試していこうという気概を感じる面は結構好きな内容です。

 この広告も雰囲気を明るくし、最近ゲームがしんどいというのもそんなに深刻な感じが無くなりました。
 BGMも例のメメントモリのテーマを採用し、昔よりもキャッチーになった。結局こっちの方が反応も良いあたり、暗い広告で釣るだけ釣った後は明るい広告にした方が客受けは良いんだろうなあ。

 一応昔の広告みたいな雰囲気の物もまだ出している。
 今後は明るい広告と暗いキャラ紹介の二本立てで行くのかな。

@メメントモリ

新"魔女"『ルサールカ』登場!

♬ Promoted Music - メメントモリ

 メメントモリもTiktok進出してたんだ。あくまでその確認くらいです。
 多分もっと前からTiktokに進出してそうだけど、自分が見てなかっただけな気がします。

・シノビノングラータ

 何だか名作アクションゲーム感がある映像。忍者とアクションゲームの相性は良いもんだけども、これほどイメージ通りのゲームが出て来る期待に満ちた広告も現代では中々無いでしょう。
 よく出来たゲームならプレイ映像だけでも広告になっちまうって話。

・セガNET麻雀MJ

 ネット麻雀MJはP真・一騎当千とコラボ。パチンコとのコラボであるせいか、演出にちょいちょいパチンコっぽい演出が入る。
 パチンコと麻雀の相性はかなりよさげじゃないですか。何ならパチンコ打ちながらMJやってる人もいそうではある。

・ぱちんこ 新・必殺仕置人S

 必殺仕置人のパチンコを紹介している。パチンコ紹介映像特有のまぶしすぎるエフェクトと、モノクロな絵面との色合いのコントラストが非常にカッコいい広告になっている。
 延々カッコいい映像が続く感じは好きなんだけど、最後の最後に「コンプリート機能搭載機」というテロップが入るのが急ブレーキ感がある。とはいえどこかに書いておかないといけないんだろうし、こういう所で入れる他無かったんだろうな。

 Twitterでも同じ映像を告知済み。
 両方で告知をやってるのは抜かりが無い。

・ビルディバイド

 ビルディバイドはSAOとコラボしていた。
 アニメをやっていた時期は結構話を聞いていた印象があるが、やっぱりアニメが終わるとあんまり話題を見なくなってしまった印象がある。
 そう考えるとデュエマ、遊戯王は長期間にわたってアニメをやっていたのは重要な共通点に見えます。他にもバトスピ、ヴァンガード辺りまで含めても、やっぱり2期3期や別主人公が登場するまで長期間にわたってアニメを放映しているんだよなあ。
 でも今時は夕方ごろに放映されているテレビアニメを皆で同じ時間に見るみたいなのもあんまり無いし、やっぱり元々ある強いカードゲーム以外しんどいのかもしれない。Web漫画とかそういう形でも、ストーリー紹介や新カードの紹介の機会をアニメ中に含められると良さそうなのだが。

・ポケモンカード

 ポケモンカードもピカチュウを軸に広告していた。とりあえずキャッチコピーを延々言う感じはなんか昔の広告感がある。
 とりあえず3パターン紹介しているが、分割して別々の広告にしたバージョンもあった。一旦3パターンまとめて紹介しているバージョンで失礼します。

・遊戯王

 遊戯王5D`sもすっかり懐かしのタイトルになってしまった。最初に何でバイクに乗って遊戯王やってんだと思ったけども、今となってはそういうもんもあるで納得出来てるんだからすごいよ。
 昔は絶対にカード化しないだろうと思っていた赤き竜も今回ばっちりカード化されたという事で、ちょっと興味が湧いてしまいますよ。それ以外のサポートカードに関しては昔アニメに出ていたか記憶が定かでは無いが、多分赤き竜以外もあるんだろうなあとは思います。

 カードを紹介するカルーセル広告。
 以前の軍貫の広告に比べるとちょっと少ないように見えるが、アレは多分軍貫がキャッチー過ぎただけじゃないですか。シャルルの叙事詩もオタクの絵描きの部屋という形で注目を集めようとしている狙いは感じる。

 やっぱ火霊媒師ヒータみたいな分かりやすい人気キャラの方が注目度が高まると数字が語っている。
 もちろん群を抜いたネタカードならそっちの方が注目を集めると思うけども、そうでも無ければ普通に人気キャラを擦った方が良いんだなあと思いました。

・デュエルマスターズ

 デュエルマスターズはジョーのデッキは52枚シリーズの最新作を出してくれました。ありがとうございます。
 なんと今回は影山ヒロノブが歌っているという事で、やたら熱い広告になっているのが特徴的。長州力バージョンみたいなネタ全振りスタイルというよりは、普通にカッコいい音楽を突き詰めましたと言える内容。
 これが過去一番好きかもしれない。何度も擦ったネタだというのにまだまだ新しいアレンジを加えてくるんだからデュエマはすげえや。

 過去の商品に収録されていた豪華クリエイターコラボカードを紹介する広告。過去の商品に収録されていたという所がミソで、ちゃんと画面右下の箱を見ないとどこで手に入るカードかがちょっと分かりづらい。
 とはいえこの辺の有名クリエイターコラボカードは広告として擦り得感はあるし、いつのパックか分かりづらくても良いんじゃねえかなとも感じる。とりあえずコラボしていたという実績をアピールできるのは良いじゃんね。
 それに実際にカードショップでコラボカードを手に入れようとしたらめちゃくちゃ高いからそうそう手に入らないし……

・バトル甲虫カブトボーグ

 オタクに大人気の名作アニメ、カブトボーグがまさか令和によみがえるとは思いませんでした。ちゃんとチャージ3回やっているが、オプションなどもちゃんと発売されるんでしょうね。一緒にやれる友人がいるならちょっと遊びたいです。
 広告にも広告界隈のTop Tierを爆走するなかやまきんに君を据えて隙が無い。


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