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広告振り返り~2021年8月編~

 ま~た更新が遅れてしまいすみません。7月から月下旬に更新してるのは最近割と多忙になってしまった事、お盆のタイミングで更新の周期がズレちゃった事が原因となっております。
 しかしご安心ください。広告ウォッチングに関しては変わらず続けております。広告の良い所として、全部15秒~60秒程度で終わる短編動画ばかりなので忙しい時でもさっとチェックできるという事です。忙しい人でも続けられる趣味として広告ウォッチングは最適!
 これは真面目な話、自分が広告を見るのが趣味になったのは平日の自由時間が2時間程度しか無かった頃、楽しく見られた映像作品が広告しか無かったというのがあります。youtubeで10分の動画を見る時間すら惜しい、そもそも疲れて見る動画も選ばなければならないというタイミングではツイッターの荒野行動や日替わり内室の広告が人生の救いでした。
 そういう自分語りはまたいずれするとして、さっそく8月の広告振り返りをやっていきましょう。

・トップウォー

 島合体広告のプロフェッショナル、トップウォーは何故かトランスフォーマーとコラボした。
 トップウォー特有の島合体の光景にオプティマスプライムが大暴れするシーンが加えられているのがあまりにもシュールだ。島合体広告にトランスフォーマーが出演して良いんだという感じはするが、ゴーサインが出ているのだから良いのだろう。

 島を合体させていたらオプティマスプライムが降って来て無双する。自分はそれほどトランスフォーマーに詳しくないからアレだけども、トランスフォーマー同士の戦闘をこんな所で見たくなかったというファンは多そう。

 島合体広告は広告ごとに島の形すら定まらないのどうにかならんのか?
 六角形の島合体広告だろうがやっている事は他の島合体と同じだし、光景もほぼ変わらない。構成すら一緒だからただ画替わりが欲しい為に六角形にしたんだなあと思わざるを得ませんぞ。

 無駄にゲーム性があるっぽく見せるな。「領地がかかってくる」「向こうの敵はぼんやりしてな」など中々聞かない表現が目白押しなのも良い。
 ナレーションはあいも変わらず早口なんだけど、一応聞き取れるくらいのアクセントなのはさすがにプロという事か。

 広告だけで新作ゲームが完成してるし、ゲーム内容を紹介しているようで全部内容が違うせいで一体どんなゲームなのかよく分からんのよ。
 島が崩壊していて島のパーツを作っていく島合体広告は全然別ゲーだと思うんですけど……

 一応島合体広告以外もやってます。
 でも島合体をしなかったらしなかったでどんなゲームかよく分からない。結局総じてどんなゲームかよく分からないのであれば、ずっと島合体をゴリ押ししている方が面白かったのかもしれないぞ。
 思えばかつての出川哲郎コラボの時からどんなゲームかはよく分からなかったなあ。シミュレーションゲームらしいが、シミュレーション要素は全然紹介してないのが三国志真戦とは対照的だなあと感じる。

・MARVEL Future Revolution

 マーベルのオープンワールドらしい。いかにも海外ゲームらしい直訳日本語テロップが良いね。
 これを文章で通して読むと「何言ってんだ?」になるんだけども、こうして派手なアクションと共に

『ほら』

『そこの君』

『なんて素晴らしいんだ』

 とかって小分けに出されるとなんかそれっぽく見えてくるでしょ。分厚い日本語フォントと音楽、その他ヒーローのカリスマでそれっぽい感じにしている。アメリカン・パワーを感じてしまうぞ。

 演出がやたら凝ってるがやってる事は割とどうでも良いのがすき。ヒーローのコスチュームを自分好みに着せ替え、切り替えられるって原作ファン的にはどう感じるんだろうな。
 あとハッシュタグ、「#MAVELの革命に賛同しよう」って一番大事な所を間違えちゃうのがお茶目みを感じる。文字数が足りなかったのかな。
 

・State of Survival

 Age of Zほど危ない広告ではないが、新世代ゾンビ広告としての力を見せつけたのがState of Survival(以下、ステサバ)である。
 やってる事としてはAge of Zの要塞芸っぽいんだけど、こっちはゾンビの量が控えめで要塞を作るよりはコロニーの中での農業、生産要素の方に表現を傾けているのが特徴。
 音を出すと意外とやかましい広告なのも特徴。ステサバを見る時は是非イヤホンをつけてご覧ください。

 初手のコラボ先には藤原竜也を選んでインパクト抜群。藤原竜也がコラボに応じてしまったので、いよいよ中華ゲームの広告に出演する事が一流芸能人のステータスとなる日もそう遠くなくなってきたのではないか。
 「七海ちゃんはかわいいねぇ」のアクセントが面白いから何度でも見たくなるインタビューです。

 この映像の撮影もまあまあ時間がかかってそう。爆発はするし、ゾンビのエキストラはたくさんいるし、最近のゲーム広告にしてはめちゃくちゃ派手。まあ爆発の背景はCGだとしてもこれだけの役者を揃えるのは大変だったでしょう。
 キャッチコピーの「何をしてもぶっ生き抜け。」って、ホルモンの「ぶっ生き返す」みたいなノリなのだろうか? 随分懐かしい感じのコピーで攻めるね。

 ガッツリ茶番はやるけどAge of Zよか健全。Age of Zがひどすぎるだけとも言うが、美少女のシャワーシーンくらいで済ませてくれるのは比較的ソフトな方でしょう。
 地味に字幕には無いアドリブが豊富なのも見どころ。七海の字幕が「生着替え」で済ませられているのが「生着替え……これ昭和の番組のやつね、この変態!」というノリ突っ込みになってるので、映像自体の見ごたえも抜群。
  というかこの広告自体七海のアドリブがすごい。男が「二人ならこのくらいのゾンビは余裕ですね!」って言ってる後ろでずっと叫んでるんだもん。音を出して広告を見たい広告ウォッチャーには嬉しい一工夫を欠かせない。

 Age of Zみたいな要塞構築もやっているんだからステサバも図太いよね。どうせパクられるなら俺もパクってやるぜというガッツこそが生き馬の目を抜くTwitter広告界隈では重要。
 これくらいじゃないとやってられないんでしょう。

 最後に基地を作る辺りはAge of Zリスペクト。要塞芸とは違いゾンビを殲滅する演出は省かれているが、その辺は基地の運営要素を前面に押し出して広告したいんでしょう。
 グライダーを修理して逃げるっていう発想も中々アクティブで面白い。実際にこんなことが出来るかは知りません。

 ステサバは七海と華夜という2人組をメインに広告したかったらしい。
 要塞の中で野菜を作り始めたらステサバ、要塞からマシンガンを連射し始めたらAge of Z。覚えておきましょう。

 ゾンビパニックっぽいけど適度にファンタジーな広告だ。こんなタワーの上に逃げるのは逃げ道が少ないせいでかえって危険だと思うんですけど。
 この広告に関してはオチが要塞芸に近いけど、弾幕量は常識的な範囲で安心しました。その辺はリアリティを考えたのかな?

 文明崩壊してるのにテレビ番組はやってるんだ。
 アドリブが面白いっちゃ面白いんだけど、この広告に関してはアドリブが多すぎて一体何を言っているのか分からなくなってるのはマイナスポイント。七海のキャラも定まってない感じがするというか、こんな乱暴な言葉遣いするキャラだったんですか。
 兵士の方は「お父さんにも食べさせてもらった事ないのに」がかなりアムロレイっぽいのが見どころ。

 これはまあまあ真面目な広告だあ。アドリブマシマシ広告ばっかり聞いてるとアドリブが無い広告ってこんなに見やすかったのかと感動出来る。
 アドリブも適度に、かつ良きタイミングでやるから面白かったんですね。適当にネタを突っ込まれても見る方が困るというか、そもそも何を言いたいのか分からなくなってしまう。

 まるでマフィアシティみたいだあ。
 気の抜けたレベルアップ音が聴き所。もう少しマシなレベルアップのフリー音源が無かったのかと思うが、これはこれで面白いのでナイス。

 街づくりで遊ぶ様を紹介しているのがこの広告。
 ガンショップと言われてもその銃を生産する場所はあるのか、そもそも緊急時はガンショップと商店が併合運営されているんじゃないかと思ってしまうが、自分はゾンビパニックに遭ったことが無いのでその実情は分からない。

 キャラ紹介系広告も出している。
 華夜というキャラも他の広告で少しだけ登場しているが、七海と比べると出番は少なかったね。
 突然エヴァっぽいタイトルロールが出てくるのも面白いし、案の定弓道やってた方がコメント欄に現れているのも面白い。弓道の人は何故こんなにフィクションの弓道描写に厳しいんだ。

 フリフリスパッツのケツに目が行くが、銃弾の弾道が山なりに曲がってゾンビの頭部にホーミングするのが見どころ。正直弓道の構えよりこのホーミングショットの方が目に見えてヤバいよね。
 弓道の構えが変になってしまうのは多分役者の顔をカメラに収めるために変な構えをせざるを得ないのが実情なんだろうな、と思います。ホーミングショットはよく分かりません。

 9月になってケツ規制版が出たけど、このケツの隠し方はあまりにもワビサビが無い。規制しなければならなくなったとして、もう少し良い感じの隠し方があったんじゃないの。

 コロニー内の生活を描いたビデオ。ここで最後にマディーがゾンビ化したフランクに襲われたらそこそこホラーな気がするんだけど、そんな展開は無い。
 やっぱりこういうスマホゾンビゲームの広告は意図的にガチホラーにする気はないよね。多分皆ゾンビソシャゲにそこまで本気のホラーを求めていないんでしょう。
 本当に怖いのをやりたいならそれこそバイオとかをやるでしょうしね。でも仮にもゾンビゲームを語るならもうちょっとホラーにやってほしいなと思ってしまう。

 グロ注意広告と言いつつも言うほどグロくない。
 結局グロはシチュエーションなので、こうして単にグロいやろ! みたいな画像だけではグロを感じづらいですね。

 実写広告も完備。美少女がガチャを引くと当たるって、そういうもんなんですか。
 別の人に当ててもらったのに、男が「七海がいてくれたら俺も日本最強女子高生になれるな~」って言ってるのもまた面白い。日本最強にはなれると思うけど、女子高生になるのは相当難しいでしょ。

 ニュース風広告もあるぞ。「※これはCMです」が妙に大きめなのも特徴的。
 オチのゾンビの手に関してはもうちょっと勢いがあってよかったんじゃなかろうか。

 とんだ茶番広告だあ。音楽は全部フリー素材っぽいし、オチの「日本ユーザーにしか興味の無い限定キャラ登場! 七海!」ってどういうキャッチコピーだよ。

 記者会見広告ってちょっと珍しいのではないか。
 内容としては華夜と七海を宣伝したいだけなんだけど、これわざわざ記者会見風にする必要ある? とは思ってしまった。別に申し訳なくもないし、「グローバルサーバーがダウンし、今ようやく日本で配信する事ができました」って冷静に聴いて意味わからないからな。

 あんのじょうgamewithも一枚噛んでいる。
 「二次創作物なので実際の声優とは異なります」と最初に出てくるのは、本編で有名声優を起用しているからそれと違うじゃねえか、というご意見を先回りして潰しているんでしょう。
 内容は相変わらず。漫画広告の熟練度が上がっているわけでもない、いつものgamewithだ。

 総評するとState of survivalはいろんな手法を初動で取り入れる最近のソシャゲ広告の流れに沿いつつも、きちんと自分の味も出し、他所の広告のオマージュも初手から積極的に行っていく理想的な滑り出しを見せたと言えるだろう。
 ゾンビソシャゲ自体が割と出てるにも関わらず、広告一本一本が目新しく楽しめる出来になっているのも見どころ。今晩の広告に困っている方はステサバを見よう!

・Age of Z

 ゾンビ広告の古参、Age of Zも負けてない。相変わらず美女と栄光というかつてあったゲーム広告のパクリで攻めているのが本当にブレないね。一周して尊敬するわ。
 美少女推し自体は他のゲームでもやってるっちゃやってるんだけど、ここまで美女と栄光っぽいノリを出した広告あります? もう広告を見かけないからって弱肉強食が過ぎるだろ。

 おねがい社長とマフィアシティの地獄合体もやっている。
 高級ホテルから追い返されるくだりはもうおねがい社長で何度見たか分からないし、銀行襲撃のくだりはマフィアシティでずっと見てるし、最後に富豪が助けを求めるのだけAge of Z。ここまでやってるとさすがに面白いわ。

 どことなく要塞作成の様子がフォートナイトっぽいがそこもパクった?
 要塞芸を始める前の築城シーンを他ゲームからパクるのはたまげるでしょ。散々人の演出をパクる割に広告映像にウォーターマークを入れている辺り、人のをパクるのは良いけど俺はパクられたくねえという欲望が満ち満ちていますよ。

 この広告では一転ゾンビ要素が消滅して戦車同士で戦ってるの、結局怖いのは人みたいなオチですか?
 ゾンビものじゃありがちなオチだからしょうがないにしても、まさかこの戦車バトルは真面目なビビッドアーミー広告、もしくはトップウォーをパクってるんじゃあるまいな。

 タワーディフェンスみたいな広告まで出している。
 最近の偽広告にありがちなんだけど、自分から広告映像のジャンルを広げ過ぎて結局何のゲームか分からなくなってるのよ。
 よく見ると広告の最後にはFPS視点での砲台攻撃みたいな画面まで出しているので、もう何のゲームか分からない。表現はパクる、ジャンルはめちゃくちゃ、画面上下では100万円以上当たるとかいう懸賞企画までやっている。一体何を広告しに来たんだ?
 昨今の内容を欲張り過ぎた広告をよく表した問題作だよ。

 もちろんいつもの要塞芸も完備。今回は何故かメリーゴーラウンドからガトリング砲やグレネードが乱射されるというもう何がなんだか分からない構成になっている。
 というか一番訳分からないのはこの要塞だよな。前方後円墳の方の部分を長い通路のようにデザインした高台なんだけども、この高台からもゾンビが走って来て、地上もゾンビに包囲されてるんだからもう詰んでるんじゃないの。
 大体この要塞をデザインした奴は何故要塞の上にゾンビが乗って走って来るような通路を作ろうとしたのか。物資を運ぶ用の通路だったとしてもゾンビのはびこる世界ならゾンビが来た瞬間に物資通用路を爆破するくらいのギミックを用意しておいてくださいよ。

 夏らしく水着広告も出しているが、こんな事あります? この男もゾンビに胸骨圧迫をしている時点でゾンビ化してそうだけど平気で要塞作ってるのも面白いポイント。
 水着要素は最初に申し訳程度に出て来ただけで、あとはいつも通り孤島で要塞芸をします。

 これはドライブゲームみたいな演出をしてからの要塞芸。いよいよ何のゲームか分からない。
 というか8月だけで広告しているゲームの内容がブレすぎじゃないの。ドライブはする、タワーディフェンスはする、おねがい社長もやる、マフィアシティにもなる。メタモンかよ。

 自宅を作ってそこそこ成功するパターンも初登場。自宅を作って壊れたとしてあんな出来ではそりゃゾンビは撃退出来ないし、次の例で作った堀+高台なんて男と犬一匹では到底不可能だと思うんですけど……
 画面右上のタイマーを見るにこの基地は一人で四時間という世界記録で作っている。そんなのあるかよ!

 女性の立ち位置が悪すぎる。砲台を立てるのは結構だけど、砲台の前に立つ奴があるか!
 その上自分からゾンビに近寄って機関銃をぶっ放しているんだから、相当肝っ玉が据わっているとしか言いようが無い。音割れもすごいし、攻撃の苛烈さが伝わってきますね。
 最後のVICTORYも全然ゾンビを倒し終えていないタイミングで流れるのがまた良い。総じてハチャメチャな出来だあ。

 ゾンビを噛んだ犬とか危険すぎるでしょ。冷静に考えてこの犬と一緒に行動するのは後々自分の首を締めそうなもんだけども、そんな悲劇は起こりません。そういうのが求められてないのはステサバの通りですね。
 この広告に関しては要塞芸も緩めだけど、まさかステサバを速攻でパクったんじゃあるまいな? 多分偶然の一致だとは思うけど、Age of Zならやりかねないからなあ。他のAge of Zじゃ見かけない他の生存者を助ける要素とか、畑を作る要素とか、全体的にステサバっぽいんだよなあ。万が一、最速でパクったならちょっと引くレベルの広告制作速度です。

・ドラゴンとガールズ交響曲

 ドラゴンとガールズ交響曲はスロット広告を見せつけてきた。まあガチャもギャンブルだし、そういう意味ではかなり親和性が高いのかもしれない。
 これまであった好みに合わせてカスタマイズする広告はまだいろんなキャラがいるというアピールになっていたと思うんだけど、こんな露骨にガチャみたいな広告は何をアピールしたいのかがよく分からない。
 引き直しガチャがあるという表現にしても、もう少しテキストで紹介した方が親切なんじゃないか。

 正統派のガチャ広告もあります。
 これならスロット広告の方が目新しさがある分面白かったかな……

・三国志真戦

 タイムスリップしたら劉備になっている、って異世界転生したら劉備になっていたとは結構ニュアンス違うような気がするけど大丈夫?
 「戦場の霧の要素まであってリアルだ!」という事をアピールしたいようだが、西門に兵を回していないんだから西門から突破されちゃうのは自明な気はするんだよなあ。半々くらいで配備出来ないのか。

 地形では無く兵種を推し始めた。実際地形推しは7月にはさんざんやったから、今月には別の要素を告知するのは良い事だと思います。
 騎兵が槍兵に負けるっていうのは三国志大戦でも見覚えがある要素だ。三国志系ゲームをやっている人ならすんなり理解できる要素としてこの辺を引き継いでいるのはコーエーの采配っぽい。
 3万の騎兵が2万の槍兵に負けてシステムエラーと勘違いする人はそういないと思うけど、この辺は三国志ジョークでしょう。

 兵種推し広告はこんなのもある。先ほどの広告と比べると露骨に表現が安っぽいが、まあ分かりやすくて良いのでは。
 兵種相克という言い方で大分中国っぽいのも地味ながら好き。シンプルな話これは「相性」と言えばすぐに終わるんだけど、兵種相克って言った方が三国志シミュレーションっぽくはある。こういう微妙な表現がちゃんとしてるのは中々好みですよ。

 チャット広告もやってるのはちょっとチャレンジしているように見える。
 この広告では突然槍兵の上位職業として大戟士という職業を出して来ているが、これ実際にあるのかな。広告で突然上位職業を出して来たら疑わしいのは魔剣伝説の見過ぎなのだろうか。

 8月の広告でも地形推しもちゃんとあるので地形広告を見たかった人も安心!
 少数が多数に勝利した、というのをやたらアピールするのが三国志真戦の特徴ですね。

 実写の地形推し広告もあります。相変わらず平野に城を立てる事は三国志真戦世界では御法度らしい。
 それにしてもオンラインゲームで地形要素があまり強いと、最初に始めた人に山際の強い地形を全部取られて、後発のプレイヤーは平地で一生初心者狩りされそうな気がするけどその辺は大丈夫なのかな。
 まさかそんな事は無いと思うんだけど。

・ShopTitansGame

 ShopTitansGameで最初に見た広告がこれだったんだけど、これが良かったね。普通に面白そうなゲームのコンセプトムービーでしょ?
 道具屋として冒険者を支援するゲーム自体はかつてにもあったと思うんだけど、どんなコンセプトでもそれをちゃんと魅力的に見える映像を作れるかはまた別ですからね。
 正統派ワクワク系映像として楽しめる良い広告です。

 海外らしい英語系の広告です。一体何をしているか、という細部は分からないけど、大意をくみ取る事は出来るんじゃないでしょうか。
 英語圏の人はこういう表現がウマいなあと常々思う。やっぱり英語でコミュニケーションを取るので、多国籍の人に作品を見られる機会が多いからなのかな。
 言葉が無くてもある程度通じる広告って何だかんだ凄いと思うんだよな。

 その分日本語のテキストは直接翻訳ソフトにかけたらしい不自然さはあるけど、これくらいのテキストならギリギリ読めなくも無いから良いんじゃないでしょうか。
 中国系の衣装、アイテムを広告してるのはアジア系全部ひっくるめてマーケティングしているからだろうか? いい落とし所だと思います。

 何にせよ終始真面目なゲーム広告で感心するよ。虚偽広告感が無いし、シンプルに楽しそうでしょ。
 それに言葉も使ってないから、最後のロゴだけ変えれば日本以外でも通じる映像だもんね。こういうので良いんだよこういうので。

 これは実際のゲームの流れっぽい物を表現したかったのだろうか。日本語を使うにしても端的な表現にしているので、それほど違和感が無いね。
 別に外国語の表現をする上で長文にする必要は無いんだなという事を思い知らせてくれる広告。日本語を母語とする人からするといかにも翻訳ソフトを使ったな、変な直訳だなと思うだろうが、どうせ日本人が使う英語ってのも英語を母語とする人からしたら大変に拙い場合が多いだろうから読めればOK程度の寛容さが必要なのだろう。

 映像の日本語直訳感がたまらない。
 地味にTwitterのテキストに関しては少し外注したのかなという感じはするが、これくらいなら最近の翻訳ソフトで出せるのかな。
 総評してShopTitansgameは最近のゲーム広告の中でも屈指の真面目な出来だし、アピールしたい事も日本語をそれほど使わずにちゃんと伝えられていてよく出来た広告だなあと思いました。別にゲーム内容で虚偽を伝える必要は無いという当たり前の事実を教えてくれます。

・超次元彼女:神姫放置の幻想楽園

 超次元彼女は突然コラボを打ちだしてきた。地味に「今すぐチャックしてね!」という誤字も混ぜて隙が無い。
 別にコラボ自体は目新しい内容では無いんだけど、超次元彼女自体が結構久しぶりの登場だった事、またこれまでやっていた超次元彼女の広告とは打って変わって大真面目な映像だったので取り上げました。
 前登場した時の超次元彼女の広告と見比べたらたまげるぞ。

・おねがい社長

 何故富豪が貧乏人に擬態する必要があるのか。500億資産の人を800億資産だと言うし、突然1000億資産になるし、10連ガチャを脈絡も無く推して簡単にランキング1位になる。
 いかにも社長らしい定番の流れで感動するわ。

 突然画面の向こうから干渉してくるな。
 店を飾り付けて美少女店員を入れるだけで寿司大王になれるならこんなに良い商売ねえよなあと感動しています。何か少し前に日本でも女性ウェイトレスだけの寿司屋が話題になったけども、あの寿司屋も実は寿司大王になって10連ガチャを回していたのかな。

 マフィアシティ感がすごい。最後の商界兄貴を警察に売るか見逃すかの選択肢なんて完全にマフィアシティのパクリでしょ。
 しかしマフィアシティって本当にいろんな広告に影響を与えてるね。広告界の地母神と言っても差し支えない。

 秘書にケツを叩かれてクビにされ、ラーメン屋を創業したら金儲け出来たという脱サラ後の理想的なシナリオみたいな広告。
 ババを助けて10連ガチャを回してクビにした会社を爆破するくだりまで脱サラする人が求めているかは知らないが、実際ババを助けて10連ガチャを回したいとは思う。これこそ脱サラ後の理想的な人生かもしれない。
 現実にも金持ちババが現れないかな~~~~~~~~

 ゴミ大王のくだりも随分懐かしいですね。
 転んだ人を助けるチンピラ、乞食という存在も現実的に考えてそう見ないし、ゴミ収集業者で一財を成す人も現実にはそういない。そろそろおねがい社長リスペクトでゴミ回収所を立てて社長になる人も出てこないかなあ。俺が環境保全グループを作ってゴミ大王にならないといけないのかな。


 「私たちは自転車で三年間乗り続けていた。こいつにランボルギーニ三回乗らせてくれただけなのに俺を振る気になってきたのか?」
 このセリフ、中々思いつかないよ。センスの塊みたいな広告だと思います。その後は結局ガチャで一発逆転してざまあ見ろだから金は人間を変えちまうなあとしみじみ思いますよ。
 おねがい社長の中でも屈指の名作。

 初手からブタが多すぎて草生えるし、養豚所にいるババが多すぎるポイントでさらにワロタ。これも過去のおねがい社長の中では屈指の名作広告だと思います。
 「過去の俺を見捨てたあんたは今の俺と付き合うなど失格なんだ」
 というセリフもカッコいい。8月はいちいちセリフ回しが良いけど、たくさん広告を出すうちにセンスが磨かれてないか?

 秘書ってそんなイノシシみたいな捕まえ方するもんなの? 募集しにくいからってそんな罠で捕まえるもんじゃないし、このやり方だと秘書以外が捕まりそうなんですけど。
 不細工な女性を殴るという現代では炎上しそうな要素も入れている辺り、毎回おねがい社長は炎上商法も狙っていそうだがそんなに炎上している様子も無い。昔から不細工な女性を殴る描写があるけど何なんだろうねこれ。

 王道を往く社長スタイルを見たいならこの広告を見よう。
 おねがい社長で蒸しパン屋を開くのは珍しいけど、結局10連ガチャで大儲けするなら別にどの商売をしても大して変わらない気がしてきたな。高級車を選んで何か創業してババを助けてガチャを回せばランキング1位になれる世界だ。

 肩がぶつかったら「目が無いクソガキ!」って煽られるのちょっと面白いな。
 いくらラーメンが売れないからってラーメン屋でキャビア、おでん、たこ焼き、天ぷらが売ってたらさすがに不自然だと思うんだけど、どこが客に受けたんだろうか。
 食い合わせが最悪な気がするんだけど、世の中何がウケるか分からない。案外来年にはこういう店が流行ってるのでは。

 ねそべり族とかいう時事ネタを出してくるのは良いけど、これって中国系の流行じゃねえのか。日本でも話題になったからあながち失敗してはいないと思うけど。
 中国人が皆創業して10連ガチャを回してるとしたらそりゃチャイナマネーで豪遊も出来るなあと納得している次第です。

 失敗したらババが助けてくれる王道パターン。女性秘書の声優があまりにも棒読みなんだけど、ババはちゃんとクセの強いイメージ通りの演技で金をかける所が分かってるなあと思いますよ。
 おねがい社長広告のメインヒロインはババだし、有名声優が務めれば良いという物でも無いからキャスティングが難しかったと思うんだけどよく見つけてきたね。

 ひたすら秘書を紹介する広告。
 美少女推し広告自体は他所もやってるけど、15秒で50人近くのキャラを出していくのは最高密度なのでは。

 ババとの絆が深すぎる。
 美人でも裏切り者は殴って追放するし、それまでイラストだった秘書がババになった途端に3DCGになるんだから面白いよね。

 これだけ新作を出しているにも関わらず、おねがい社長は新広告「簡単です」を出してきたのが印象的。
 何を言いたいかはよく分からないが、とにかく簡単である事は分かるのですごい。広告自体がシュール過ぎるし、この男の顔も大分キマッてて面白い。
 何より10連ガチャ芸だけかなと思っていたら突然こんな広告出してくるんだから表現の幅が広すぎるでしょ。すげえよ社長は。

 こちらは簡単ですを押してはいないけど、両脇に簡単ですを添えているので簡単だという事は伝わるでしょう。
 今月のおねがい社長はこれまでのおねがい社長的なネタも傑作揃いで、新たなチャレンジまで決めてきたのは素直にすごいね。これでずっと広告も続けているんだから飽くなき探求心が止まらねえよ。

・パズルガールズ

 戦艦擬人化をしているが戦艦擬人化を前に押し出していないのが特徴的。
 まあそういうのは艦これに始まりアズールレーン、ブルーオースもいるんだから今更アピールポイントにならない、パクリ感しかないと踏んだんでしょう。
 普通の美少女推し広告です。

 駆逐艦はロリで戦艦は巨乳という流れを生んだ艦これって改めて考えると偉大だなあと思います。そろそろ逆をやってみても良いのでは? でかい駆逐艦と小さな戦艦。
 そんな素人考えはどこかのゲームがもうやってそうだけどな。

 ガキがよ……

 パズルガールズはパズル広告で正解するパターンを出してきたけど、正解したらしたで別に何も無いなあと思いました。
 パズル広告ってやっぱりあんま良い広告形式ではなさそうだよね。失敗してもありきたりだし、成功されても「そうですか」で終わっちゃう。
 パズル広告の正解を見つけられる企業が今後出てくる事に期待します。

 安っぽい疑似ガチャ広告だぁ。
 見た目こそガチャなんだけど、よく見ると「ロリ」「可愛い」「御姉」「セクシー」の四項目を選択していい感じのキャラを排出する何かの広告らしい。
 光輝ペガサスは確かに可愛いとは思うんだけど、セクシー要素そんなにあるかなあ。

 オタクの妄想か?
 パズルをしてフラれたらスマホからコスプレイヤーが召喚されて一緒にゲームをしてくれる、そんな事は中々無いよ。
 最後はもはやコスプレイヤーがパズルをしてくれているけども、オタクってこういう物が好きなんだろうか。オタクが分かりません。

 パズルガールズは総じて疲れすぎたオタクの妄想みたいな実写広告が多くて面白い。
 「多分疲れすぎ」じゃなくてマジで疲れすぎだから休んだ方が良いよ。部屋に入ったら突然女性4名が待ち伏せしてたら嬉しいより恐いが勝るでしょ。

・クレイジーカクーム

 原初ドラゴンを助けておいて殺すのは鬼畜の所業じゃないか。このドラゴンがいないと勝ってもつまらないから檻から出します、檻から出したら殺しますだから凄まじい倫理観をしている。
 そもそも競技場での戦いが娯楽になってる時点で相当古い価値観だから、この価値観はさすがにアップデートが必要だよ。

 カクーム一族のストーリー紹介もあった。この広告では部族を守るために立ち上がった平和を愛する一族となっているが、さっき原初ドラゴンを解放した後に競技場で殺していた部族とは思えない紹介である。
 世の中理想と現実は違うというか、対外的に出すアピールはそりゃ違うよねという良い例。

 魔剣伝説で聞き覚えのあるナレーションだなあ。
 箱を空ければ攻略も簡単みたいなアピールも魔剣伝説の200連ガチャと言っている事が一緒だぞ。とはいえ協力モードの広告が出来ている辺りで魔剣伝説よりアピールポイントに困っていない感じはある。

 これらの広告は魔剣伝説と同じ広告会社がやってるのかな。
 やっぱりナレーションがいきいきとキャラ紹介をしている感じがして楽しそうだよね。吹雪のシャーマン、角笛のウォリアー、野火のシャーマン、炎の槍兵、電光のシャーマン……これだけ色んな兵種をアピール出来れば広告する側もやりがいがあるでしょう。

 「スマホを机に置いてカプチーノを飲もう」というワードの強さよ。
 要は協力モードで放置すれば勝てるって話だろうけど、「伝説の英雄を入手出来た理由は私の運が強いからです」ってそれは広告としてどうなんだ。
 先月までは世界観を押した広告になっていたが、それでは上手くいかないと思ったのかずいぶんはっちゃけた広告になってきたのが8月のカクームの動きだった。まあしょうがないね。

・EZ Knight

  素朴ないい広告です。たまにはこういうのを見たいなと思う日が来ませんか?

 最近の過激な広告群にくらべて牧歌的なんだよね。疲れた日はこういうコンセプトムービーみたいなのを延々と見るのが良い。

・Mech Arena

 普通に面白そうな広告は最高。
 ロボゲーが好きなのもあるんだけど、アクションがカッコいいし、下のテロップもちゃんと作り込まれているし、実況もちゃんとした日本語で臨場感がある。
 45秒の広告ながらRoninとLancerという二名の対決をきちんと描けているのも傑作たる所以。実にしっかりしたコンセプトムービーで、見ていて爽快感がある出来です。
 最近下らん広告しかねえなと思う方は是非この広告を見て欲しい。本当によく出来た広告だ。

・Cave Shooter

 先月も登場した佐藤三兄弟が再登場。一体どこの会社だよ……と思ったら、極夜大陸を出したeyougameの系列やないの。
 これ極夜大陸の広告を撮影したついでにやったんだろうなと思うと面白いですね。広告的にはこっちの方が佐藤三兄弟の身体能力を活かせてる気がするね。
 でもやってる事は極夜大陸の広告と大して変わらないんだよなあ。中毒性としてはケイブシューターの方が強めなので、何度も見たいのはこっちです。

 ステサバだけで無くここでも弓道の広告が再登場したが、案の定ここにも弓道経験者がコメント欄に現れて変な所を指摘しているのがすごいですね。
 コメント曰くこれは早気(はやけ)という物らしく、狙いを定めて発射準備をする前に自分の意思に反して指を離してしまう物らしい。要はもっとゆっくり狙って射ろという指摘らしいが、15秒の広告で狙って射るって難しいよなあと思います。狙って1発矢を射ったら尺が終わっちゃうよ。
 今月の広告を見ていると突っ込み待ちで弓道を使うのは結構良い戦略だなあと感じたが、もし真剣に広告で弓道を使うなら相当大変だろうなと思いました。どう頑張って描写しても経験者に突っ込まれるんじゃないか。

 ゲーム内容としてはアーチャー伝説っぽいね。この広告を見る分には面白いので最初からこれをやっていれば良かったのではないかという感がある。
 変にナレーションも入れていないのでコストも安く伝わりやすいし、しっかりした広告です。

 ペットもいるらしい。
 こういうカスタマイズ要素が好きな人もいるだろうし、育成要素まで紹介できるのはゲーム本編の強さを感じる。

 少し前に流行っていたペンギン画像だ。いろんな遊び方が出来るゲームで良いなと思います。
 それにしてもeyougameの広告ってそこそこの出来で、ちゃんとネタ広告を用意してるのに伸びが悪いよね。広告ウォッチャー以外の一般人にいまいち受けていない感じがある。
 何が悪いのかなと考えてみると、言っている事は真面目だったり、ちゃんとしたネタだったりするのに全部中堅どころって感じが良くないのかなあ。決して悪くはないし良い広告なんだけど、微妙に話題にならない。もう少し評価されて良いと思うんだけどなあ。

 似非ガチャ広告もあるけど、なんだかよく分からないもんね。他の似非ガチャ広告って「UR」とか「SSR」みたいなレア度の注釈がついてきて何となくレアなのが当たったんだなって分かりやすいでしょ。
 一応この広告も背景の光でレア度を察してもらおうとしているんだろうけども、派手さが足りない気がする。他所が派手過ぎて相対的に地味になっている感じが良くないのかなあ。
 結構好きだから頑張ってほしい。

・ライフアフター

 新要素をgamewithが広告してら。外国人が片言の日本語でしゃべっているが、肝心の混屍者が何かはよく分からない。

 マサルさんパロじゃん。
 ライフアフターをやっているNeteaseって荒野行動の広告もやっているんだから、別にgamewithに頼らなくてもゲームをアピール出来るんじゃねえかと思うんだよな。
 それでもgamewithの看板がついているとそれなりに話題性が出てくるので、やっぱり日本企業が広告しているというだけで内容が何であっても上手くいくという真理に気づいてしまったのかもしれない。
 Neteaseは荒野行動以外のタイトルだとそこそこ他の企業に広告を委託している印象があるので、今後もgamewithコラボは見かけるんだろうな。荒野行動の広告をgamewithに任せ始めたらちょっと危険な気がする。

・荒野行動

 荒野行動は暗殺教室コラボを打ちだしてきたのが印象的。それだけと言えばそれだけなんだけど、やっぱりコラボって特に何も無くても「コラボしました!」だけで一話題出来るのがえらいなと思いました。
 それで荒野行動は隙なく広告も打つから印象に残るでしょ。印象に残るって現代における正義よ。もちろん変な広告の方が自分は嬉しいんだけど、とにかく広告を打ち続けて長生きしてくれるのもまた嬉しいので、打てる限り頑張ってほしいなと思います。
 かれこれ荒野行動の広告とも3年の付き合いなので、ずいぶん長い事荒野行動の広告を見て来たなあと感動している。これからもよろしくな!

・PUBG MOBILE

 PUBGは狩野英孝とコラボして広告を打っているが、少し前まではPUBGなんて広告をいちいち打たなくても皆知ってるレベルのゲームだったはずなんだよなあ。それが今ではエーペックスだの、フォートナイトだの、そんな次世代系FPSが席巻している。
 その詳しい理由に関しては詳しく知らないけども、一つだけ広告バカから言えるとしたらPUBGってそんなに広告を見なかったけど他のFPSはよく広告を見かけたよねという事です。
 荒野行動に関しては言わずもがなだけど、フォートナイトやエーペックスは新シーズンや新キャラ登場の度にyoutubeで広告を打っているのを見かけるでしょ。別に広告を打てば何でもよろしいとは言わないけど、インフルエンサーが去った後のゲームがどうプロモーションするかと言えばやっぱりCMなんだよな。
 PUBGに関して深い話は出来ないのでこの辺にしておくけど、モバイル版も出した事だし今後もCMを打って逆転を狙いに来ているんじゃないかなと見ています。今後に期待です。


・少女廻戦

 突然レムのコスプレが出てきて、すみません。
 コスプレイヤーが出てくる分には別に問題無いラインなのだろうか。そこまで話題にもなっていないので、わざわざ動くのも銭食い虫だから放置している可能性もある。

 チョロいオタクなのでこのキャラは見た目も声も好きだが、引こうとすると絶対に金も時間もかかるので広告だけで満足しています。
 ソシャゲのイラストが気に入ったらその絵師の画集を買い、声優が気に入ったら広告と他の出演作で満足するというクソみたいな楽しみ方も思いついたけど、そんなケチな事を考えている暇があったら金を払えと言う話なんだよな。

 広告界隈ではパチンコが流行ってるの??
 ガチャなんて所詮運ゲーというこの世の真理を突いた広告なのかもしれません。あるいはパチンコをやっている層とガチャをする層が似通っているという分析の下こういう広告をしているのかな。

 BGMめちゃくちゃ聞き覚えあるんだけど何だこれ。
 内容としてはごく普通のガチャ広告、無課金推しです。

・インフィニット・ラグランジュ

 数は少ないけどマフィアシティっぽいノリだったので結構好きです。宇宙マフィアシティ。
 見た感じハードコア戦略ゲームって感じは全然ない。そんなので良いのかよ!

・オヤジリウム

 何このゲームは……
 ゲーム内容の圧がすごいから普通にゲーム内容を紹介しているだけで広告になる例。

・パニシング:グレイレイヴン

 動くカルーセル広告漫画という新境地を開拓したのは漫画広告ではなくゲームの広告だった。
 漫画広告でカルーセル広告を出すのはよくある事だけども、逆に言えば完成した漫画を無理に動かすと違和感が出てくるのでイチから作る必要があったのだろう。
 地味に画面下のゲーム画面も動いているので、動くカルーセル広告を使った意味もあるという物である。中々のアイデア賞。

・真・女神転生Ⅴ

 2ヶ月連続で新情報を公開していて感動しました。
 相変わらずの長尺広告でメガテンの新要素を紹介しており、しっかり腰を据えて見られる広告です。
 実際ちゃんとしたゲームの内容を真面目に伝える気しかない広告なので毎回9分見ちゃうんだよな。いよいよ発売日も近づいてきているので、短時間の広告も来るんじゃないかなあと期待しております。
 

 映像でいちいちワクワクさせてくれるのがすごいのよ。最近のゲーム広告じゃこういう正統派の良いのは中々見られません。
 早くメガテンⅤやりたいね~

・デカビタC

 突然ローソンとタイアップしたのはデカビタCで、デカビタを飲んだらからあげクンが巨大化する。映像を見ていると分かりやすいんだけど、いざ文章に直すと訳の分からん広告で良いですね。
 ちゃんとからあげクンとのコラボ情報も添えて相互に利益が出るようになっている広告。インパクト強めな見た目もあいまってナイスでした。

・ダイドーブレンドプレミアム デミタス

 2050年の建築現場らしい。これ2050年に見返したい広告ですね。
 昭和くらいに出て来た未来予想図ってやっぱり技術が未発展だったので何を言っても夢があったけど、令和の未来予想図って正直そんなに未来感が無いなと感じてしまうね。大体昔はスマホも薄型テレビも想定外だったでしょう。いわゆる空飛ぶ車とか、全身タイツとか、ホログラムが浮いてるとか、意外とそういう未来予想のアイテムは生活に不要なアイデアだったのかもしれない。合理的に生活に必要なアイデアを詰めた結果がsmartphone、まさにsmartな電話だったワケだもんね。
 想像力の限界という進化の袋小路に人類がハマったのか、あるいはさらなる未来が今後広告、あるいは雑誌などに登場するのか。やっぱり見た瞬間に「これはすごいぞ」となる未来設計図な広告を期待しています。

・ハウメル

 小林製薬のネーミングセンスよ。ツイートアンケートつきの場合はツイートに付属する動画は直接見られないんだけど、歯に空いた小さな穴を埋める「ハウメル」ってあまりにも直接的過ぎるでしょ。
 その直接的なネーミングのおかげで効用がすぐ分かるから小林製薬は素晴らしいんだよな。薬は実用品なのだからすぐに分かる名前である事を最も誇るべきジャンルでしょう。
 広告する上でも一体何をする薬なのかすぐ分かるってのは便利だ。よく分からない名前だと変な茶番をしたり、何だか分からない映像をつけたりしなくちゃならないので余計分からなくなる事があるが、ここまで直接的なら名前のイメージ通りに広告の映像を作れば完成度の高い広告が出来る。
 名は体を表すとは言うけども、体を表しやすい名があるというのもまた素晴らしい事だなあと再認識しました。商品時点で広告しやすいネーミングがあるのは最高。

・機動戦隊アイアンサーガ

 井上正大という俳優とコラボしたのは機動戦隊アイアンサーガというそこそこ長寿稼動しているソシャゲだ。
 これコックピット的にちょっと旅客機っぽいなと思わなくもないが、こういうコックピットのマザーベースがあっても別に良いかなあ。もし旅客機なら「敵です!」ってなった時点で九割詰んでる感じがするが。

 CM二種類目もあったが、ロボットのコックピットにしては広すぎなんじゃないかと思わなくもない。
 とはいえロボットのコックピットイメージ図自体、ガンダムなどのメカニックデザインが先入観として強い。だから別にこれくらい広いコックピットがあったって問題無いんだよな。
 視聴1回目の時はかなり違和感があったけども、十回ほど見返したらこれはこれでありそうだし自分が先入観に囚われているだけな気がした広告。結論としては結構良い感じのコラボ広告だったかなと思いました。

・ピックアップ

・Twitter夏祭り

 8月の広告で見逃せないのはこのTwitter内イベント。まあ別に変哲の無いイベントというか一般人的には別に知らねえよこんなのってなる気がするんだけど、この夏祭りイベントに乗っかったゲーム広告も結構あったんだよな。
 具体的にはAge of Z、state of survival、魔剣伝説、EVONYなど。このキャンペーンに乗じて各社プレゼントツイートを打って周知活動をする動きもあって、このキャンペーンに乗っかった広告は軒並み伸びていた印象がある。
 いわゆる懸賞ツイートで拡散させようというやり口は穴の開いた靴下のような手法だけども、これにTwitter夏祭りというイベントが絡んでくると+αでツイートが伸びる。
 その上公式に近い懸賞ツイートだからコメントの荒れ方が普段よりマイルドだったり、そもそもコメントがついていなかったり、運が良ければ「魔剣伝説最高!」みたいなポジティブなコメントすらついてるんだからすごい。普段広告なんか一つも見ない層がプレゼントがある時は喜んで拡散する辺り、人の業を感じますね。

 まあ何にせよ、こういうチャンスを見逃さずに広告を打つ辺り海外企業はめざとく広告機会を狙っているなあと感心しています。
 この辺のガツガツ感が良くも悪くも知名度向上に繋がっている印象。意地でも多数に周知したい場合、プレゼント企画をするだけでなく他の企画に乗っかって相乗効果を狙っていくのは今後もよく見る手口になりそうです。

・Gravity

 Twitterで他のSNSの広告をするって結構な暴挙だと思うんですけど……
 とはいえTwitter自体、思想が強い人間と面倒なオタクと気持ち悪い正義と商業主義が複雑に密着した奈落のような場所なので「悲しい時に使う別のSNS」という需要自体はまあまあありそうなのがまたツラいですね。

 地味に彼氏に振られた版、彼女に振られた版の両方あるのは芸が細かい。
 失恋のタイミングって正直何も知らない人よりはある程度信頼できる人に喋りたい気がするけども、そんな信頼できる人間は出てこないのでこうなってしまうのかもしれない。

 Twitterは無法の荒野なので、うっかり入社1年目で仕事が難しいと言おう物なら「真面目に就活しなかったお前が悪い」だの「仕事やめよう」だのという謎の説教やアドバイスが飛んで来るし、TLには成功者たちの自慢話が溢れている。
 Twitterでは自らマウントを取りに行けるメンタルパワーが無いと即座に精神を破壊されてしまうため、本当にこういう励ましのコメントが欲しい場合は他の場所に助けを求めた方が正解なのはかなり納得できた。
 その場所がGRAVITYかはかなり疑問符が湧くけどね。

 誰にも相談できずに、とは結構最近の情勢も見てるなあとは思います。
 人との関わりが少なくても生きていける人間はともかく、ずっと関わっていないと死ぬタイプの人間は生きづらい時代ですわ。

 これなんか画像広告だけどバランス釜の話題だけでめちゃくちゃ盛り上がっていた。
 こういうタイプのバズり方こそツイッター広告が面白い面でもあり、ツイッターという場所を嫌ってGRAVITY等別のSNSに移りたがる人の増える理由でもある気がする。期せずバランス釜の話題でGravityの広告に良い裏打ちが入ったなあと思います。

・tiktok

 8月のSNS、明らかにTwitterのシェアを奪いに来てませんか?
 tiktokは面白映像をユーザーから頂くだけで広告になるから強い。昔からそういう傾向はあったけども、わざわざプロモーション用に動画用意しなくて良いのは強いよ。

 これなんか動画のセンスあるなと思ったけど、動画のセンスがあるだけで広告としてどうかと言われるとかなり困る。動画は面白いしこれが見られますと言われれば相当訴求力は強いけど、これを広告だとすると他人のふんどしで試合を取っている感が強いんだもん。
 まあこれはこれで広告だし、賢いやり方だなあとは思います。ずっとモヤモヤは残るけどインテリな広告でした。

・LINEMO

 ミニゲームつき広告も最近は増えてきた印象がある。実際簡単に遊べるミニゲームをつければそれで印象付けられるし、ハイスコア自慢で口コミ効果も狙えるから超効率的なテクだと思いますね。
 とはいえずっとミニゲームを擦り続ける訳にもいかないだろうし、タイミングを見計らって出すのが大事なんでしょう。そういう意味では8月、比較的休みの人が多くてスマホをダラダラ見ている層が多そうな時にこの広告を出したのは中々のグッドタイミング。
 次は年末年始にミニゲームが増えそうだな~。

・東方ダンマクカグラ

 東方の音ゲー。他者の音ゲーをやってれば知ってるような有名楽曲が大量に収録されているので、訴求力自体は相応にある広告ですね。
 個人的にはリリース時から東方原曲、幽霊楽団~Phantom Ensembleが収録されているのは非常に嬉しかった。東方原曲で遊べるってやっぱり楽しいし立派なアピールポイントだと思うんだけど、そこで喜ぶような人間よりBad apple!!で喜ぶ人間の方が多いと思うので仕方が無い。 

 と思ったら昔の広告で告知していました。すごい。

 しかし東方がテレビCM打つ時代だからすごいよね。テレビからBad apple!!が流れる時代。DeNAパワーが働いているのは間違いないけども、このご時世になって東方がテレビに出てくるのはすごいぜ。
 昔も自分が東方紅魔郷をやっている頃は「テレビで東方のアニメとかやってほしいな~www」とか考えてたキッズだったんだけど、いや本当に東方がテレビで出てくるとは。割と真面目に感動しました。

 もこうとマヂカルラブリー野田もすごい。何よりもこうがこうして東方の広告に出演してるのが感動的じゃない。
 気が付いたら東方やっていた人の同窓会みたいな広告ラッシュなんだけど、東方に関してはこうするのが正解感あるよね。

 素材が良すぎる。カルーセル広告で楽曲を視聴していくという発想も良いが、楽曲も東方界の超重量級打線じゃないの。
 東方ファンじゃなかったら「何だこれ~うっせえわとか夜に駆ける流せよ~!」って思う所なのかもしれないけど、東方の音ゲーやるなら絶対欲しい所はあるし、それ以外のラインナップも良い曲がたくさん入っているので文句無いですね。

 しっかりした内容の広告もあります。これ公式生放送のキャンペーンで日本各地の大型ディスプレイでこの映像が流れてたんだから面白いよな。
 公式生放送バージョンだと最後のゆっくりが跳ねてるシーンでZUNが登場するという特殊演出があったのも特徴的。もし見たい方は「東方ダンマク祭 ダンカグリリース当日SP」の2:04:45辺りをチェックしてね。
 結局「このリリースされました~!!」から1時間くらいはつながりづらくて全然遊べなかったのもお祭り感があって良かった。

 こういう派手な広告も打っていた。大規模なリアル広告も打っていたのが東方ダンマクカグラのすごい所。
 例の病気的にこういうリアル広告が有効かはちょっと微妙だけども、それにしてもここまで派手に東方が広告を打っていただけでもう感動しました。

・グランブルーファンタジー

 誤字マーケティングをグラブルまでやってきたのはさすがに驚愕したが、もう話題としては聞かなくなった辺りで最近の話題の消費ぶりはすごいなと思っています。
 変な背景と誤字で注目を集めるのがグラブルの手口だったが、振り返ってみれば意外とセオリー通りだったなあという印象。秋葉原駅前にも同じような広告を張り出していたのは規模が非常に大きかったので、インパクトは大きかったですね。

 個人的にはグラブル全然やってない分「専用ブラウザなんてあるんだ」という感想が強い。
 グラブルの件に関してはこのブログの話を見た方が分かりやすいんじゃないでしょうか。


・フィギュアストーリー

 フィギュアストーリーは普通にキャラの紹介広告をやりつつ季節のイベントの告知をしている。
 正直フィギュアストーリーはそんなに長い間広告を見る事はないだろうと思っていたので、こんなに定番枠のようになってきていてすごいなと思っています。

 水着イベントの映像の出来も良いです。ラッシュガードっぽいけど絶妙に露出をつけたり、露出を抑えたりして調整してる感じがこだわりを感じます。
 例のプールネタとか久々に見たけど、分かりやすいツッコミポイントとして他のゲームがやれなかった水着キャラの見せ方をしているのも好印象。別に例のプール=下品って訳でも無いし。

 水着ってこういうので良いんだよな。夏らしい良い水着だったと思います。

 短い映像だけどキャラの個性が見える感じになっているのが細かくて良いなと思います。
 地味に男キャラの水着もしっかり用意しているのが偉いよね。水着キャラ=女性だけみたいな場所も多い中でちゃんと男性キャラの水着も用意しているのは女性ファンにも嬉しい演出だ。

 フィギュアストーリーの猫ってデフォルメした感じのデザインになってるのが可愛らしいよね。別に絶対リアル系の猫に寄せる必要は無いし、こういう猫を登場させるのもまた良いなと思いました。デフォルメしている割にちゃんとタマがあるのもこだわりを感じる。
 にしてもこの世界は自らフィギュアが出て行ったり帰ってきたりして、「フィギュア探してます」って張り紙を貼ってまでどこかに行ったフィギュアを探すんだからフィギュア収集家的には困りそうな世界だよな。楽しそうではあるけど汚れたフィギュアの手入れが大変そう。

 ありふれた広告スタイルだけど、実は指が3Dグラフィックなのがちょっと凝っている。

 先月突っ込んだガチャ引き直しの件もちゃんと改めて広告してました。ドロップするとかウソつかないでガチャを引けば入手出来るって言ってるのも正直で良いじゃないの。
 何だかんだ誠実さがにじみ出ている広告を作って来るのがフィギュアストーリーの良い所。シャイニングニキに続く正統派広告として長く見ていたい広告ですね。

・EVONY

 ミノタウロス落とす→溶岩落とす→財宝落とすで正解だと思われるが、水の中にいるミノタウロスに溶岩を落とした時にどうなるかは裁定待ち。

 新ギミック、木の板登場。隣にあるピンを抜くと落下してしまうようだ。
 問題は溶岩をミノタウルスに解放してから水を流して溶岩を固めればすぐクリア出来ると思われる。

 釣り天井でミノタウルスを殺したあとに木の床を解放すれば問題無くクリア出来ると思われるが、主人公の壁が溶岩のピンを抜かないと動かないタイプの物だった場合は詰み問題。

 溶岩を水で固めてから財宝獲得。
 というかこのおっさんは3分の1でも財宝を獲得出来たんだからそれで納得しなさいよ!

 横向きのピンを抜いてから一本ずつナナメのピンを抜いて水側に落とすのが正解か。
 裁定によっては財宝が溶岩に落ちすぎて不正解になる可能性もあるが、もしそうなら詰み問題です。

 溶岩→水→財宝。非常に簡単な問題だし、何なら溶岩側を解放する必要も無い。

 背景がやたら豪華。でも内容は溶岩落として水落として財宝落としておわりのクソ簡単問題です。

 水道ギミックが初登場。水道を解放して予め水を無くしておかないと、水流によって主人公ごと流されてしまう。
 何故か今回だけ登場した本っぽい演出もオシャレ。そのくせ失敗例はいつも通り大マヌケだからどうなってるんだ……

 下右→下左→上左の順で抜けばOK。水の意味ある?

 水をミノタウロスに落としてから溶岩でクリア。
 水でぷかぷか浮かぶ虎の化け物のマヌケさが際立っているし、溶岩が水で固まった所に財宝が落ちているのに固まった溶岩の上に財宝が乗らない辺りかなりローコストな広告。

 ミノタウルスを溶岩に落としてから水で溶岩を固めてください。

 ミノタウルスに岩を落としてください。考えもしないで適当にピンを抜くな!

 溶岩を全部落として、水で固めてから財宝を取り出す。

 正解してるはずなのにクリア出来なくなってるの草。これは右側にあるピンを抜いて財宝の上から移動させろという事なのか?
 しかし下から主人公が匍匐前進するくらいの気合いを見せてくれないと、上から財宝を入手するのも無理でしょう。一体どうしろと言うのだ。

 8月は最善手を打っているはずなのに主人公の怠慢で失敗扱いになってるケースが多すぎる。これも隙間から手を伸ばすくらいの気合いを見せてくれないと正解にならないぞ。
 もしくはこれ、溶岩を主人公とは反対側の陸地に落としてから水に財宝を落としてくれという問題なのかな。それなら多少は納得が行くが……

 アクションパズル路線も初登場。岩で火を塞いで攻略するのが正解ルートか。

 トップウォーをパクったパターンもある。
 しかし付け焼刃の島合体広告なので、やはり演出のパターンが少ないですね。エボニーのピン抜き広告が素晴らしいのはたくさんピン抜き広告を作ったからこそ出来る経験値の高さである事を再認識しました。
 新広告にチャレンジしたかったのは分かるけども、何となくで他のゲームの広告をパクるな。

 これなんか魔剣伝説をパクって要塞芸して終わるんだからメチャクチャな広告だよな。何でもパクれば良いという物ではない。
 いい加減ピン抜きばかりではしょうがないと思い始めたのかもしれないが、水道とか落ちる床とか新ギミックをちょこちょこ考えているんだからいっそピン抜きを極めて欲しいよ。エボニー本編でもちゃんとピン抜きゲームが出来るらしいし、ピン抜きしてる分には虚偽広告じゃないんだから。

 先月の広告だけど問題集もあったので共有しておきたい。
 カルーセル広告を問題集にするのは意外とありそうで無かった良い広告だと思います。
 問題をたくさん解きたい奴は活用してくれ!

・魔剣伝説

 8月の魔剣伝説は孫悟空登場が主なアピールイベント。まるで新要素が追加されたかのようなアピールだったので気になって魔剣伝説をダウンロードしてしまったが、別に見た目が変わるだけでゲーム内容は全然変わりませんでした。
 その割にこんなゲームらしい広告を出して来るんだからびっくりしちゃうよ。こんな如意棒をドロップして最強! とか始まらないんだよな。

 よくもまあ孫悟空登場だけでこんなにありそうなゲーム広告が出来るね。映像は使いまわしてるんだけど、かえって使いまわしている事によってそういう事が起きそうだなって気になって来るのが恐ろしい。
 事実は孫悟空アバターが出ましたという話だけで、それ以外の話全部創作だから逆にすごいよ。実はエバーテイルよりも創作してる説がある。

 俺がダウンロードした時はこんな筋斗雲に乗って移動してなかったけど……筋斗雲も炎の目もフィクション。
 実は魔剣伝説のフィクションの脂が乗ってたんだよな。広告でここまで大嘘をずっとこき続けるのは一周してすごくて、その濃さは本当に尋常では無い。全然話題にならないくらいには噓八百なんだけど、もうそれは過去の行いが悪いからしょうがない。
 あとエバーテイルの噓広告は皆が好きなタイプのエモさなんだけど、魔剣伝説の嘘はどこかでありそうなゲームの嘘だからインパクトが弱めなのよね。ショートコント「ゲーム」みたいな感覚で魔剣伝説の嘘広告を見ると面白いですよ。

 三蔵法師も使える。一応三蔵法師のアバターまでは真の広告だけども、この後のゲーム映像はフィクションです。
 これもよく考えたなあと思います。法術ダメージだの、竜波だの、こんなん本編で絶対出てこないでしょ。

 魔剣伝説は広告で架空の職業ランキングを作っているから、本当にこんなゲームであると勘違いしかねないんだよね。これはテクニックだなあと思うわ。
 真剣に見てみると法師の「セクシーな体で会心率が30%アップ」ってよく分からないんだけど、その前の戦士と後の悟空がそれっぽい事を言っているせいでセクシーな体で会心率が上がるのも分からんでもないのが技あり。
 ここで新職業の三蔵法師を紹介していないのは孫悟空のアピールを強くするためにあえて取り上げていないのだと思いたい。不遇とかでは無いよね? まさかね……

 この悟空以外の職業で来たらオンライン蹴られる感じとか妙にリアルだけど、悟空なんて職業は無いんだからこんな光景は無いんだよな。
 ゲームあるあるネタの精度が高いのにそのゲーム内容は存在していないんだから感覚がマヒしてくる。三蔵法師は毎回悟空の引き立て役にされているのがかわいそうだよ。

 フィギュアストーリーをパクっているのが大分悪質。フィギュアストーリーは真剣にフィギュアがよく見えるように演出しているんだな、という事が魔剣伝説のこの広告を見ると分かるんじゃないでしょうか。
 逆に言えばフィギュアストーリーが出てからすぐにパクってくるレスポンスの早さはすごいぜ。地味に箱にも色々種類をつけているんだけど、その種類は過去の広告の画像の使いまわしなのが微妙にローコスト。

 俺西遊記イベントの確認のためにダウンロードしたけど普通に削除したよ。

 魔剣伝説の世界では戦力が低いと割り込みをされてしまう。弱いって罪なのよ。
 戦力50万でイキれるのが魔剣伝説世界なら、意外とこの世界って魔剣伝説が生活の基準である割に皆真剣に魔剣伝説してないよなあと思います。

 やる気が出ない、力が出ない、でも魔剣伝説をやったら元気になりました、彼が嬉しいなら私も幸せです! 「魔剣伝説で若さを取り戻そう!」
 青汁の広告かよ。

 ボーナスが多いと心肺停止の人間も蘇るのが魔剣伝説の世界。
 でも魔剣伝説のボーナスが多いくらいで人間が助かるならなんぼでもボーナスを増やしてほしいなと思います。1000連ガチャくらいすれば死者すら蘇るんじゃないか。

 相変わらず戦力比べゲームもする。さっきまで戦力50万でやられ役だった人が今度は戦力1000万でイキり役をしているのはいじめ感が無くて良いですね。
 実際こういうストーリーでは役者のやられ役を固定化させない事で素直に笑いやすくするのはコントの技術で無かったっけ? よく出来たキャスティングだと思います。

 戦力が高いとモテるのも魔剣伝説のいい所。魔剣伝説世界では戦力が高い=現実世界での総理大臣みたいなもんなので現実世界とは全く違う常識の中で行動していると言って差し支えない。
 資本主義だの市場原理だのというチャチな言葉は魔剣伝説の前では無力!!

 生放送風の魔剣伝説もある。超凡神兵は「ちょうはんしんへい」と読むのを初めて知りました。
 上位陣に逆襲もクソも別に逆襲する要素が無いんだよなあ。

 4399のオフィスでは日々こんなことが起きていると思うと無料200連ガチャも結構苦しい思いをして出しているんじゃないかという気がする。そんなことは無いんだろうけど。
 こっちでは超凡武器を「ちょうぼんぶき」と読んでいるのでやっぱり読み方が分からない。地味に特典コードだけ合成音声で読み上げているので、それ以外の200連ガチャを贈呈のくだりは別に録音しているのか、特典コードだけ読み損ねるかしたのかもしれない。

 かつてアイアム皇帝が出していた問題広告を少し時間を空けてパクっていく。こっちなら金儲け要素を推していないので別に問題点は無いですね。
 一部映像は過去の映像からパクっているので、過去映像で乗っているBGMもうっすら後ろで流れているのもいい感じだ。

 8月の魔剣伝説はプリンTシャツの女がやたら出て来たのも特徴。ゲームにジュース一本分も課金しないのは普通に会社からしたら困ると思うんですけど。
 ボーナスサーバーという概念が登場しているが、そもそもサーバーごとにそんな挙動が違っていたら既存プレイヤーがめちゃくちゃ文句を言いそう。実際はそんなボーナスサーバーも無いし。

 ログインで無料200連ガチャはわざわざ扉を閉めて言う事でも無いだろ。
 神龍島イベントが終わってしまったので具体的なクエスト名を言えなくなり、ただ「激熱なドロ率」としか言えなくなってしまったのも見どころと言えば見どころである。

  サービスサーバーってなんだよ。さっきはボーナスサーバーって言っていたのにあっという間に言っていたことが曲がるじゃん。
 広告の中ですら茶番パートと広告パートで「内部サーバーに入れる」とサーバーの名前が変わってしまっているので、もう何をアピールしたいのか分からない。いい加減にしてほしい。

 「本物の魔剣伝説」の真実を知りたい奴はこれを見ろ。


・シャイニングニキ

 シャイニングニキはすっかり着せ替え広告の女王になって……
 相変わらず普通のお姫様コーデみたいな美しめコーデを見せてくれるし、「時間を間違えたみたい!」というお茶目要素まで見せてあざとすぎるくらいだ。
 も~~~~本当に可愛い。何???

 コミカル寄りの広告。初デートという事で中学生~高校生がターゲットか?
 初デートにしちゃオシャレ過ぎる気がするけど、オシャレ過ぎて悪い事は無いので問題ありません。

 こっちも初デートの服装としてはかなりエキセントリック。毎日がファッションショーみたいだ。
 そりゃこんな子が来たら「あれ? この可愛い子は誰?」ってなっちゃうよ。

 この広告は残業などそういうワードを出して社会人女性向き。
 服装としては大人びた感じで良い感じに落ち着いていた良いコーデだと思います。

 スタイリストらしいかは知らないけど普通に美人だからすごい。
 正直最初のビン底眼鏡でも普通に可愛らしいと思います。元が美人なんだよな。

 俺も魔法学校があるなら行きたいよ。
 どうあがいても美人な女の子が出てくるから本当に良い広告なんだよな。マジで素晴らしい。コメント欄見てると内容は違うらしいけど。

 爆速で美人になるので失敗からの立ち直りが早い。
 つーか失敗例でも普通に可愛いから「そんなに失敗してるかな……??」ってなるんだけど、それは自分のファッションセンスがオタクなだけなのか。

 四季に合わせたコーデ、という形で4種のコーデを出してくるのは中々技ありでは無いでしょうか。
 これならオールシーズン広告として出していても問題無いし、中々コスパの良い広告だと思います。全部美人だし。

 1広告に4コーデなんだけど、普段の広告よりもちょっとコスプレ感がある衣装なのが特徴的。
 何よりすごいのは普段のファッションショー的な衣装、カジュアル衣装、コスプレまで何でもあるのがすごいよね。ここはさすが着せ替えゲームと言った所か。

  オシャレな演出の中でただただ美人が出てくる。着せ替えの層の厚さがすごいというか、毎月広告を見ていてここまで見飽きないのはすごいよね。
 おねがい社長や魔剣伝説、EVONY、エバーテイルなど振り返り常連勢は皆個性があって面白いんだけど、シャイニングニキはシンプルに美人の着せ替えで殴って来るから「毎月すごいね~……」って感嘆が先に来ちゃう。

 夏らしい爽やかな広告。
 「海底に棲む竜になったらどんな衣装を着る?」というファンタジーテーマもしっかりデザインしているのがすごいよね。中々出来ないよ。

 きちんとした日本語のナレーションが流れるってすごい事だぜ?
 出てくる衣装もまた美人だから全く文句が無い。マジで文句を許さない美人のオンパレードなんだよな。1分32秒という長尺ながら文句がありません。何なんだ。

 ちゃんとイケメンも登場する。
 もう美人とイケメンでくっついて幸せになってくれ。

・エバーテイル

 エバーテイルは突然懸賞広告に手を出してきたのが8月の動き。
 アイアム皇帝は懸賞キャンペーンでめちゃくちゃ叩かれて消えて行ったが、エバーテイルは一生1億円が当たる事を告知出来ているのはこれまでのレトロゲームパロ広告の賜物か。
 まあどうせこんな物は当たらないし、当たったという報告も見ないのでそういう事でしょう。

 パズル失敗芸もやりました。
 一応過去のエバーテイルらしいホラー感も出しているが、それもこれも最後の「総額1億円!」で台無しだよ。

 でもドットの新作も出してきてはいる。
 過去作品のネタを墓穴からほじくり返しつつ推理ゲームを装い始めたので、もう何を広告したいのか分からんのは魔剣伝説と一緒である。
 長い事広告をやっているとチャレンジ精神が旺盛になり過ぎて迷走する物なのかもしれない。それにしてもエバーテイルはちゃんと調査してる感じがするから、いつまでもネクストブレイク広告を出すと信じてますけどね。

 新主人公が登場したのも見どころではある。
 これまでの主人公とは明確に違い、彼はアルファ・オメガその物なのかなあ……? という気はするが、最近のエバーテイル広告は過去のまとめを作った時よりも映像が断片的過ぎて話が推測しづらいのよ。
 過去のエバーテイル広告の何が名作だったって、話自体は別に繋がってはいないんだけどよく見ると繋がっているような雰囲気を出すのが異常に上手かったように思うんだよね。少し広告をよく見ればきちんと一繋がりの物語として成立するような内容だった気がする。
 現在のエバーテイル広告は過去のエバーテイル広告の遺産を使いつつそれっぽい匂わせだけやっている感が否めない。

 例のエバーテイル広告を投稿しているチャンネルも新作を見つけてはいるようだけども、全部単発シナリオみたいになってきたから普通に好きなら探して一つずつ見てくれって気になっている。

 まあどんな形でも新作を出しているうちはちゃんと見ます。エバーテイルの広告自体は好きなので……

・8月の準MVP

・おねがい社長

 今月のおねがい社長は脂が乗ってたなあと思う。というか俺この広告がマジで好きなんだよな。社長が積み上げてきたボンゴレの人情キャラを表現する台詞のセンスが光りまくりです。
 これ以外にもインパクトの強い絵面の作り方も堂に入って来て、まさにおねがい社長の黄金期が続いているのではないか。片言の日本語でもその台本のカッコよさは下手な広告を上回りますよ。
 もう毎月おねがい社長は面白いのを出してくるので広告界のイチロー感がある。今月はスリーベースヒットくらいの出来の広告が多かったので文句ないでしょう。

・東方ダンマクカグラ

 東方というジャンルがテレビCMも、エキナカ広告も、何でもやっていた事に感動しました。自分が知らないだけで昔からやってたのかもしれないけど、ここまで派手にマーケティングしていたのは冷静にすごくないですか?
 まあ今時はyoutubeで小学生でも東方を知ってる時代なので、今後はそんなに東方がテレビCMを打ってるくらいで驚かない時代が来るのかもしれないよな。
 映像のクオリティも高いし、ネット広告に留まらない広告戦略を見せてくれたのが印象的。良い物を見させてもらいました。

・Mech Arena

 45秒の広告で詰められる情報量の限界に挑戦している感じが好印象。こんなカッコいい映像を広告で見られるとは思いませんでした。
 短い中にもストーリーを感じる構成とカッコいいと思わせるアクションの連続が見事。Roninが撃破されるシーンを見せないのが芸の細かさを感じるよな。
 最初のコマーシャルタイムの画像も中々インパクト強めでキャッチーなのもよく出来ている。シンプルに出来の良い映像で嬉しかった枠です。

・8月のMVP

 8月のMVPは「シャイニングニキ」です。
 シンプルなマーケティング的な話で行くとグラブルも中々衝撃的ではあったんだけど、日ごろから誤字広告を見ている人間からすると「グラブルもそういうのに手を出すって事は、やっぱ今のトレンドは誤字なんだなぁ」と再確認するだけだったように思う。
 その誤字トレンドの中で、海外企業の広告ながらちゃんと日本支社を作って、しかも誤字に頼らないで不快になりづらい広告を模索し続けているように見えるシャイニングニキって普通にすごくね? と思い再評価、MVP選出に至りました。
 それにシャイニングニキって、実は2021年2月に広告を打ち始めてから6ヶ月もの間変に不快感を煽らない方針で、純粋に可愛い、美しいコーデを広告し続けているんですよ。こんなストレートに良さを打ち出す広告を続けているんだから、ちゃんと良い物は良いと書かなければならないでしょう。
 どこでも誤字をアピールし、虚偽広告、誇大広告が多い時には真っ当な広告が光る。今後とも期待しています。

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