公立高校入試解析12 2021年千葉県

本日もよろしくお願いいたします。昨日、教科書展示会に行っているときにTwitterより千葉県の平均点が発表されたことを知り、帰宅後すぐに正答率などを含めて入試解析を行いました。そこで浮き彫りになったものとは何か?解析を含めて話していきたいと思います。

■2021年千葉県公立入試解析(無料公開)

千葉県の問題配列ですが、全部で大問は7題です。内訳は、三分野総合、日本地理、世界地理、前近代歴史、近現代歴史、経済、政治となっています。問題数もまずまずあり瞬殺で答えないといけない問題、時間をかけて答えないといけない問題など様々あります。
千葉県は短文記述問題が3題と他府県と比べると文章記述問題は少ないです。が、複数の資料を読み込んで、判断する問題や長文の正誤文を読む問題もあり、問題慣れしていない受験生は苦戦したと思います。
なお、昨年までは前期・後期と分かれていたのですが、2021年入試からは1回勝負となっていました(追検査は行われたものの、平均点・正答率は非公表でした)。これは大きな変更点なので、気を付けておきましょう。

平均点は57.7点と僕が予想した点数よりは低かったです。事前に予想した平均点は65点くらい(詳細は下記記事で)と思いましたが、どこでその予想がズレたのか解析したいと思います。
僕がその平均点を予想した理由も下記記事で話しています。では、これから正答率などと照合して解説していきたいと思います。

■大問1 解析(以降限定公開)

大問1は三分野総合問題です。政治に関するテーマをもとに三分野問題として出題しています。なお、解説については、上記記事と合わせてごらんください。

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