プロが使う文具

僕は講師になって約20年になりますが、その中で僕がよく使ってる文具について話していきたいと思います。
もちろん、無料公開です。よろしくお願いいたします。

■シャーペンとボールペン

僕は仕事柄、実はシャーペンは使いませんが、検定試験などでどうしてもシャーペンをつかわないといけないときがあります。
そのときによく使うのが、ジェットストリームの4色ボールペンです(シャーペン同梱)。講師の仕事をしてるときはシャーペンよりもボールペンの使用頻度が高いです。しかし、報告書などでどうしてもシャーペンを使わないといけない時があるため、そのときにスーツの胸ポケット(裏)に無理なく納められる4色ボールペンだと使い勝手はいいため、これを使ってます。
検定試験用に使うシャーペンはできるだけ軽く芯が折れにくいものを選びますが、どちらかというと軽いものを使うようにしてます。ただ、100均で売ってるものではなく、文具店で200円くらいで買えるものにしてます。
消ゴムは100均で三つくらい入ってるMonoの消ゴムをよく使います。特に消耗品になるものは値段が安くてもセットで入ってるものをメインに選びます。芯や消ゴムには代金をかけませんが、ボールペンにはお金を少しかけます。

なぜ、ボールペンにお金をかけないといけないのか?その理由は、ビジネスマンはよくご存じだと思いますが、「大事なお客様に安物のボールペンを使わせない」という暗黙のルールがあるからです。スーツ業界、自動車のバイヤー、不動産業界の人などはお客様が高額の買い物をするため、バイヤーの人が安い文具を使うとイメージが悪くなる、といわれます。でも、塾業界の人はこのようなことを考える人は少ないですが、高額の授業料を提供する側から考えると、塾業界も一本は高価なボールペンは持っておかないといけないと思います(しかし、そういう自分も高価なボールペンはあまり持ってませんが…)。

もうひとつ、僕は仕事で校正も行うため、フリクションのボールペンも使います。これは書いたものを消すことができる(完全に消せるわけではない)ので、使いやすいです。しかし、履歴書などの公文書にはフリクションのボールペンは使えません。そのため、ジェットストリーム以外で書きやすいものとして、サラサのボールペン(zebra)を使ってます。主には0.5㎜を使いますが、細かいところに書くときには詰め替えボールペン(0.38㎜)を使うことはあります。メインで使うのは、黒、赤、青ですが、オレンジと緑も使います。これは僕の日本史での色分けにも起因してるため、この配色にしてます。オレンジについては後程詳細を話します。

■ルーズリーフやノート

次に、ルーズリーフです。僕はあまりノートは使いませんが、使う場面もあります。
そのときに気を付けてるのは、書きやすさとにじまないことなどありますが、一番気にするのは、使いやすさです。
そのため、Campusのルーズリーフは一番使います。最近は文系用のノートと理系用のノートとあり、特に理系用のノートはグラフや図を書くときにかなり便利です。板書ができないブースで授業するときに数学を教えるときでもきれいに図が書けるため、授業時でも活用してます。
同様のものがノートでも出ていますので、ノート派かルーズリーフ派かで分かれると思います。もちろん、ルーズリーフはそれを挟むファイルがいります。これは用途に応じて使い分けるのがいいです。あまりこれについてはこだわりはありません。

■ポケットファイル

仕事をするにつれて、プリントを保管するファイルも必要になります。僕がよく使うのがNobitaです。これは挟む量が少なければ薄く、多ければそれに応じて背表紙が伸びるという保管がかなり効く仕様になってます。こだわりがなければ100均のポケットファイルで十分です。

■オレンジのボールペンは暗記用に一本必要

中高生の方で暗記シート(赤フィルター)を使う方が多いですが、暗記をするためにボールペンが必要になるのは言うまでもありません。
そこで、オレンジのボールペンは必ず一本は入れておくことを勧めます。なぜなら、赤フィルターを被せたときに赤で書いてるものよりもオレンジで書いてるものの方がきちんと書いたものが消えます。赤では少し残ってしまいます(筆圧が強い場合はオレンジでも少しは残ってしまうことがあります)。

先程、僕が日本史の配色で赤、オレンジ(本来は黄色)、青、緑としてて、オレンジにしてる理由は、黄色だと書いたものが見えにくいからです。
しかし、それだけの理由ではなく、黒板でよく使われるのが、白、赤、黄色、青、緑など(紫やオレンジも使われる場合がある)で、白板では、黒、赤、青、緑、オレンジの5色が使われます。
つまり、それらの色に合わせてボールペンの色も合わせてます。

使う文具にこだわりを持つこともいいと思います。学習があまり捗らないときは、文具を変えてやってみるのも気分転換でいいと思います。

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