公立高校入試解析13 2021年東京都

本日もよろしくお願いいたします。現在、中学社会歴史の教科書を解析中ですが、先日、公立高校入試問題正解の最新年度が旺文社より発売されました。そろそろ入試解析も行っていかないといけない、と思い、本日は、作業の合間を縫って東京都の公立高校入試解析を行いたいと思います。
それでは、最後までお付き合い、よろしくお願いいたします。

■2021年東京都入試解析(無料公開)

詳しい解析は上記記事でも行っています。大問は6題で、100点満点です。大問1と6は三分野総合問題です。そして、小問数20問で1つ5点と配点も高いです。東京都のもう一つの特徴は資料の選択肢をすべて答えないといけません。これは北海道でも同様の形式なので、類題問題として慣れておくといいでしょう。また、普段から残りのところがどれに当てはまるか、を意識した学習を行っておくとより効果は高いと思います。つまり、こういう問題はまぐれ当たりが通用しないので、より正確な知識が求められます

気になる平均点は54.6点と昨年よりも2.4点下落しています。といっても昨年並みとみてもいいと思います。今回も気になった問題、正答率の低い問題を中心に考察していきたいと思います。

■大問1 解析(以降限定公開)

大問1は川越市の地形図をもとにした三分野総合問題です。早速問題の方を見ていきたいと思います。問題の解説については上記記事にも掲載していますので、合わせて見てください。

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