【教育歳時記】定期テスト後の取り組み

本日もよろしくお願いいたします。各地で中間テストも終わり、ある程度の振り返りも終わったと思います。ですが、すぐに期末テストが近づいています。中間テストがよかったといっても期末テストで成績が出なければ意味がありません。
本日は、このような生徒に向けての話をしていきたいと思います。過去記事の内容も参照していきますので、合わせて見ていただけると効果はあると思います。
なお、後半では、スケジュール管理の大切さも話していきます。

■過去記事の参照

まずは過去記事の参照をしていただけると幸いです。

その前に、この記事を一つにまとめているマガジンがあります。それが上記にある定期テスト関係のマガジンです。こちらにいくつかの記事をまとめていますので(すべてではないが)、ぜひ購読(マガジンは無料です)していただけると幸いです。
今回は教育歳時記ですが、定期テスト関係の方にも記事は入れたいと思います。定期テスト関係の情報はこちらのマガジンでも定期的に入れていきたいと思います。ぜひフォローいただけると幸いです。

この中で定期テスト2週間前にするべき事、定期テスト終了後にするべきことなどを話しています。今回はその先の話をこの記事で行いたいと思います。

■次の期末テストの期間は1か月しかない?

まず、中間テストが終わってホッとしている人が多いと思いますが、現実問題、次の期末テストまでは約1か月しかありません。これを知らずにテスト2週間まで何も考えずに学習しても意味がありません。

一番最初に対応してほしい科目は数学と英語ですが、特に数学は定期テスト2週間前までに仕上げられるようにしてほしいです。基本計算については完璧にできるようにトレーニングをしてください。
なぜなら、英語と数学は継続力が重要な科目だからです。日頃からの積み重ねが大事になります。
他のYouTubeサイトでも英語と数学の日頃からの学習を重要視しています。そのため、個別指導でも英語・数学の学習を中心に授業を受け、テスト前に国語・理科・社会を仕上げるというのが主流の学習法になっていると思います。
それはそれで間違いではありません。ですが、間違っているのは、テスト1週間前にも関わらず数学や英語に取り組んでいることです。数学はテスト2週間前までにある程度の学習を終わらせる必要があり、理科・社会・国語の学習負担を軽減するようにしなければなりません。
国語ですが、漢字・語句・文法などの学習も大事ですが、読解の方法を学ぶ必要があります。ただ、定期テストの国語については、教科書の本文・まとめノート、ワークを活用すれば高得点は取れます(模試などについてはこのやり方では通用しないことが多い)。

もし、あなたが現在定期テストで5教科400点以上を取れているのであれば、定期テスト学習には2週間あれば十分です。しかし、300点未満の場合は、2週間でも足りないことがあります。となるなら、普段からの学習も大事にしつつ、もう1週間余裕をもっておく必要もあります。点数を本気でとるなら、学習時間の確保を確実にしておく必要があります。

■目標を立てる

目標設定の大切さは上記の記事でも紹介しています。その一例をドラゴンクエストロト三部作を例にして解説しています。
大目標を設定することでそれに向けて具体的な小目標や中目標ができあがります。そこからどのようにすればその目標に達成できるかを見ていただきたいと思うのです。

近年では、そのような目標設定のやり方や具体例、実戦例が書籍やYouTubeサイト、ブログなどでまとめられています。ただ、注意点は情報量が多いため、その情報の選別をしなければならないのです。そのときに自分の都合のいい情報を集めすぎないように気を付けてください。そして、そのやり方が自分に合うのかどうかも吟味する必要があります。
ですが、最初のうちは失敗することもあります。そして、計画通りいかないこともしばしばあります。そのときにどこで道を間違えたのか、修正できるタイミングがなかったのか、ということも考えていく必要があります。その試行錯誤を経てから自分なりの学習法を確立してほしいと思います。

僕は、学習法の確立している生徒に対しては、あまりやり方に口は出しません。生徒が困ったときのみ僕がアドバイスをする、という程度にとどめています。しかし、確立していない生徒に対しては、自分なりのやり方を見つけて気になったら聞きに来るように指示をしています。もちろん、気になるならこちらから声かけるようにしています。

今年発売されたGakkenの市販教材には付録として「STUDY PLANNING BOOK」が付属されるようになりました。これを1冊使って1年分の学習プランを立てるようにしてください。なお、定期テストが6回ある所については、コピーなどして使うといいでしょう。

■手帳を活用しよう

ここでは、定期テスト後の話とは少しそれますが、重要な話をしていきます。
中学生から生徒手帳を学校から配布されると思いますが、この手帳は活用してほしいと思います。特に既に分かっているテスト予定・学校行事などを書き込み、予定をまとめることで計画を立てやすくなると思います。

学校ではテスト2週間前にはテスト勉強計表のプリントを配布されるところがあると思います。もし、それを活用されている場合は、フルに活用してください。

なぜ、手帳を活用してほしいのか、というと、大人になってから手帳を活用することが非常に多いからです(営業とかになると細かいスケジューリングが必要になります)。近年はスマホなどでスケジュール管理をしていると思います。もちろんそれでも構いませんが、紙ベースで書いて整理することで忘れにくくなるメリットもあります。そのため、中学生の間に手帳の使い方をマスターしてほしいと思います。特に中3になると模試や学校説明会などの予定も出てくるので、そのスケジュール管理も必要になります。塾に通っているならなおさら必要になります。

■まとめ

今までのことをまとめると、以下の通りです。

➀テストが終わっても次のテストに向けての準備をする
②前回のテストで300点取れていなかった人は、少し早めに準備をする、普段の学習で英数を早めに仕上げる
③テスト期間2週間の具体的な目標、学習計画をしっかり立てる。そのときに自分の都合のいい予定を組まない(学校行事やクラブ活動は除く)こと
④自分の大目標を早めに設定する。その後、中目標や小目標を設定する

他にもありますが、このあたりでしょうか。もし、他にもこのような方法がある、という話がありましたら、コメントなどで教えていただけると幸いです。

基本的にはテスト2週間前から取り掛かるといいですが、あまり効果がない場合は少しやり方などを変えてみるといいと思います。その中でまずは自分で確実にできるところから変えてみるのもいいと思います。そういった試行錯誤を経て学習法の確立をしてほしいです。
なぜ、中学生の段階から学習法の確立をしないといけないのか、というと、高校3年間の学習をスムーズに進めるためです。中学3年間は高校学習に向けての土台作りとして非常に大事なのです。大学受験の試験範囲は高校3年間の学習に加え、中学内容の知識も範囲となるのです。先の大学受験に向けて普段からの学習をしっかりとしていただきたいと思います。高校内容については、中学内容の土台をもとに深く踏み込んだ話を理解しないといけません。そのため、中学内容の本質を理解しておかないと高校の学習で大きなリスクを負わなければなりません。

特に社会については、2022年からの新学習指導要領で地理総合・歴史総合・公共が必須になるため、中学内容の知識が必要となることが多いのです(ただし、歴史総合については18世紀以降の歴史が中心となりますが)。そのことも踏まえてこれから学習計画を立ててほしいと思います(僕も2022年以降から地理総合・歴史総合・公共の指導ができるように研究します)。

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