公立高校入試解析14特別編 2021年埼玉県

本日もよろしくお願いいたします。先日、埼玉県の正答率が公開されましたので、さっそく解析したいと思います。今回も歴史については、同時進行している教科書解析の話も合わせて解析をしていきたいと思います。

今回の記事は、サークル加入者については無料公開(メールにて追って記事を送らせていただきます)となります。今回の教科書解析と合わせた入試解析を行っている記事は、この記事だけです。ぜひ、購読して一読いただけると幸いです。解説速報は以下の記事で確認ください。

■2021年埼玉県公立入試解析(無料公開)

埼玉県の出題形式ですが、大問は6題です。大問6は三分野総合の問題となっています。小問ごとでは確実に点数を取らないといけない問題、点差がついてしまう問題とさまざまありますが、実際、どのような語句が入試などで必要なのか、ということをしっかりと理解していただきたいと思います。

平均点は、62.6点と前年の55.4点と比べると7点ほど上がっています。埼玉県は隔年ごとで難度がやさしくなったり難しくなったりと交互に出ています(大体5点くらい上下してきます)。ということは、2022年については難化する恐れがあると思います。今回は資料読解問題が厄介な問題もありますので、地理については資料読解の正確性が求められます。そして、全体的に歴史の正答率が低いです。これをどう克服するかが高得点を取るポイントとなります。

■大問1 解析(以降限定公開)

それでは、さっそく解析に入りましょう。大問1は世界地理総合問題です。フランス、オーストラリア、アメリカ、チリ、日本を調べた、という問題となっています。

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