大量の学校課題

本日もよろしくお願いいたします。
本来はこの記事はGW前に出すべき事項でしたが、別の仕事でバタバタしていたので遅れました。
今回の記事は、定期テストや長期休暇で出している学校の課題について話していきたいと思います。
最後までお付き合い、よろしくお願いいたします。


■長期休暇やテスト期間になると…

学校が長期休暇やテスト期間になると、大量の課題が出されたことがありませんか?
X(旧Twitter)ではこういった時期によく出るのが、学校から大量の課題が出された、という話です。

何かしらの目的があって課題などを出してるならいいですが、大抵の場合は課題に追われてほとんど自分の学習ができない、と嘆く生徒、塾講師の声が聞こえてきます。

学校がそういった時に出す課題はどれも直前にこなしきれないくらいの大量のプリントやワークのページ数が出てくるのです。
しかも、こういう時に限って、今これをするの?という疑念しか出てこないです。つまり、学校の先生は大量の課題を出して、やってます感を出してるしかないのです。
これが1科目だけならいいのですが、テスト科目分出てくるのです。となると、2週間の期間でその課題をこなすのはほぼ無理がある、と言わざるを得ません。

課題を出すのが悪いわけではないが、出すタイミング、量など全く生徒のことを考えてないので、嘆きのポストなどが出てくるのです
課題を大量に出すのが正義、だと思ってる学校の先生には申し訳ないが、ナンセンスな課題の出し方は考えたほうがいいです
いや、昔はそれを私のときにはやっていた!というなら、どれだけ生徒が負担になってるのか一度考えたほうがいいです。自分の力量不足をさらけ出してます。自分がやっていたことがそのまま今の生徒のやり方に合う、とは思わないほうがいいです。それだけの課題を出すなら出す期間・分量などを考えないといけません。

それ以上にたちが悪いのが、これらの提出物が内申点に影響を及ぼすものになる、という点です。別に提出物を決めるのは先生の判断だ、というのはわかりますが、計画性のない課題を出すのはナンセンスです。
もし、僕がこのような状況になったときに内申点に影響を及ぼさないなら、自分の本来するべき学習を中心に行うことを言います。課題についてはうまく活用してくれれば十分だと思っています。

■ワークを先に進めるな、は教師のエゴ!

そして、もう一つXで嘆きが出るのが、学校指定ワークの進捗です。
学校の進度に合わせてワークをしなさい、という指示を出す先生がいると思いますが、それについてはあまり効果がないと思います。
では、やってはいけない理由とは何でしょうか?考えられることは、先生の指示通りにさせたいのだと思います。もちろん、それだけが理由ではないとは思いますが……
先々進めると復習が…という人がいますが、できる生徒はそのことも承知の上で進めてると思います。
そのやり方を教師側が貫く場合、目的と正しいやり方を提示していかないといけない気がします。その指示や指導ができてないから、先に進めるな、とストップをかけたいのでしょう。

それって、あなたの感想ですよね?
とひろゆき風に言いたいです。ですが、そのようなことは心のなかで止めておいてください。確実にそのようなことを口に出したら先生に怒られます(笑)。最悪の場合、内申点に響く恐れもありますが、高得点を取っておけばたぶん大丈夫だと思います。

恐らく先生の中にも、直前期に大量の課題を出すのに疑念を持ってる先生もいると思います。
が、ベテランの先生(主任クラスの先生)が指示するなら若い先生は従う場合が多いです。正直に言うと、そのようなくだらない指示に従う必要はありません。
しかし、意味がないとわかってるなら、正しい指導をしたほうがいいです。生徒の負担も加味しながら動くのがいいです。

■大量の課題出しはナンセンス

つまり、何が言いたいのか、というと、意味のない大量の課題は生徒の負担を増やすだけで、直接的な成績向上にはつながりません。期限内に課題を終わらせられる人にする意図があるなら、それ以前から動けるように指示を出すのが普通ではないでしょうか?

僕の場合、まずはテスト範囲のおおよその場所を想定して授業を組み立てます。その後、どういうタイミングでワーク類をやらせるのか、適切な課題を出せるか、を意識させます。大体の授業範囲を先に決めて早めに対応するので、テスト直前で慌てるようなことはないのです。
ただし、生徒がそれに忠実になって行うかは別問題です。それだけの準備をしたうえで、動かないのならそれは効果はありません。
特に日本史など社会科に関しては、短期間でも対応できる、という固定概念があるため、早い段階から短時間でもいいから積み重ねていき、その引き出しの速度を高めていくほうがいいです。間違っても、1週間くらい詰め込んでも対応できるわけではありません
また、ワーク類を1週間で解答を見ながら行い仕上げるのはナンセンスです。それはただの作業です。

テスト対策でもそうですが、普段からコツコツすること、そのうえでテスト期間でしっかりと演習をして仕上げること、間違っても解答の丸写しでは知識の定着は図れません。

ただし、偏差値のあまり高くない高校の場合、テスト問題自体が難しくないものが多い(コースなどによる)ので、直前で対策をしてもなんとかなるのですが、その際にも、オーバーワークになることだけは気を付けないといけません。そのため、直前期の大量の課題出しはナンセンスなのです。
また、その課題についても目的意識のあるものでないといけません。なぜこの時期なのか、なぜこの分量なのか、学校であれ塾・予備校であれ、適切な学習指導・コーチングは必要になります。そのコーチングもやり方を間違えると意味はありません。

■時代が変われば指導法も変わる

これは僕も感じていることですが、時代などが変われば指導法も変わります。つまり、今は教えるだけでは通用しません。
そこで、僕が思ったのが、講師といえどもコーチングを意識しておかないといけないと思います。これを意識するだけでも、それぞれの生徒の進捗具合などを踏まえて指導をすることもできると思います。

最近はスタディプラスなどといった学習管理アプリが出ています。それらを使ってアドバイスなどをするのがいいと思います。
これはオンライン家庭教師を行うようになってからより意識が高まりました。つまり、指導することとプラスアルファができていなければいけないと思います。これは以前からも言ったことですが、近年はコーチング指導のやり方なども学ばないといけないな、と思いました。

これは、テスト対策でもそうですが、数十年前だと1週間で仕上げるのですが、それまでの積み重ねなども意識した指導だった気がしますが、近年はテスト対策に2週間かけているため、直前指導も変わった気がします。もちろん、今でも意識した指導をされているとは思いますが、大量課題を出すことが対策だ、と勘違いしている指導者がいるのもまた事実です。
まずは正しい対策法を身につけないといけませんが、生徒も先生の言っていることを鵜呑みにしすぎず、進められるときには確実に進める、直前に解答を丸写しする、ということをしない学習を意識しましょう

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