公立入試社会解析1 2021年神奈川県

本日もよろしくお願いいたします。
先日の記事で、公立高校入試解析を行う記事を出しました。

そこで、今回から解析報告が出たものをベースに公立高校入試解析を行いたいと思います。第1回目は2021年神奈川県公立入試を取り上げます。こちらはすでに2021年公立入試の報告がすでに発表されています。
今回はその記事と神奈川県公立入試解説速報の記事をもとに、考察をしていきたいと思います。神奈川県の公立入試報告は神奈川県教育委員会のサイトよりデータが出ていますので、確認ください。
今回は初回のため、割引の有料記事とさせていただきます(通常の記事は500~1000円くらいで考えています)。購入特典としては、Zoom勉強会への招待を行います(購入された方は、どの記事を購入されたかを公式Twitterか公式FacebookのDMでお知らせください。その後、Zoomの招待をします)。

■2021年神奈川県公立入試解析(無料公開)

2021年の神奈川県公立入試の社会の平均点は72.6点(合格者平均)でした。そして、合格者全体での社会の点数割合ですが、100点満点が全体の5.7%と予想以上に多く、90点以上の割合が20.6%と比較的点数が取りやすかったテストだったと思います。その反面、理科は合格者で比重が多かったのが31~40点で、難化していたといえるでしょう(平均点も50.1点だった)。

神奈川県はここ2年でやや易化していますが、3年前からの2年程度は難問でした。2019年については47都道府県中最下位の平均点でした。今回は出題範囲の縮小も影響をしていた関係で易化したのでは、と思います。

その易化の影響が正答率にも出ています。一般的に正答率が50%を切っている問題はやや難問とみています。なお、正答率の難度基準(吉野視点)ですが

易:71%以上
やや易:61~70%
標準易:50~60%
標準難:40~49%
やや難:20~39%
難:20%未満

これをもとに僕が解説したものと正答率をもとにして、考察をしたいと思います。

■大問1 解析(以降限定公開)

では、これから問題の解析をしていきたいと思います。なお、公開されている正答率や平均点などは全て合格者のデータなので、不合格者のものが入っていません。そのあたりだけ気を付けてください。なお、簡単な解説については解説速報で行っています。ここでは、あくまでも正答率などのデータに基づいた解析です。注意として、全ての問題を解析するわけではありません。その先の解析で気になる方は、Zoom勉強会でお話します。

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