新課程科目社会について

本日もよろしくお願いいたします。今日はしばらくの間、地理総合・歴史総合・公共の学習を行った際に気になったこと、学校用教材及び塾用教材のサブノートに対してどの教科書を用いるといいかなどを含めてお話しさせていただきたいと思います。
そのうえで、現在市販されている教材などと照合しながらまとめてみました。
これから学習を行う方に参考になれば、と思います。最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

■地理総合の学習

地理総合での学習ですが、現状市販されている教材についてはありません。現在学習用の教材があるとしたら、「地理総合演習ノート」(啓隆社)です。これは僕が学習したうえで参考にしている教科書が「高等学校地理総合」(帝国書院)です。もちろん、「地理総合」(東京書籍)でもいいのですが、帝国書院の地理総合を使う理由として、NHK高校講座の準拠教科書でもあるのが理由です
あと、地図帳については、帝国書院、二宮書店などの地図帳を使うといいでしょう。ただし、3月にウクライナの名称であるキエフがキーフなどとなっているものは対応していませんが、付箋ふせんなどに貼って対応するといいでしょう。
現状、補助輪参考書と土台問題集などについてはそこまでの対応はありません。ただ、図表については地理総合にも対応できるものがあるので、こちらについては揃えておくといいでしょう。こちらについては今後準拠できる教材が見つかれば公式Twitterなどで報告させていただきます。

【地理総合の教材】
①お勧め教科書
地理総合(東京書籍)、高等学校新地理総合(帝国書院)など
②サブノート
地理総合演習ノート(啓隆社)
※ただし、啓隆社の教材は教科書特約店で購入はできるが、解答がつかない可能性が高いです(一般購入はできると公式サイトには記載アリ)。

■歴史総合の学習

では、次に歴史総合です。こちらはそれなりに市販教材がそろっています。塾用教材及び学校用教材もある程度そろっています。
塾用教材では唯一あるのが「スタンダード歴史総合」(エデュケーショナルネットワーク)です。ただし、こちらは一般の方は購入不可です。オンライン授業や塾などで使用教材にする際に申してください。このテキストと相性のいい教科書は「歴史総合 近代から現代へ」(山川出版社)、「現代の歴史総合 みる・読みとく・考える」(山川出版社)などがいいでしょう。あとは「新選歴史総合」(東京書籍)や「明解歴史総合」(帝国書院)あたりも候補になるでしょう。本文やタイトルの配列は「歴史総合 近代から現代へ」をベースに作っていると思います。地図については「明解歴史総合」なども参照にされている感じです。
なお、「新選歴史総合」はNHK高校講座の準拠教科書となっています
学校用教材としては「歴史総合要点ノート」(啓隆社)などがあがります。これについては僕は手元にないので詳しくはわかりませんが、おそらく上記の教科書をもとに作成されているのでは、と思います。これについては入手出来次第解析したいと思います。啓隆社の教材については前述のとおりの注意があるので気を付けてください。

ただし、市販用のサブノートはまだ店頭に並んでいません。現状は教科書準拠用のものが中心となります。
問題集については、「歴史総合要点チェック」(山川出版社)、「3STEP標準問題集歴史総合」(受験研究社)などがあります。また、辞書的参考書として「歴史総合用語解説」(山川出版社)もありますので、学習する上では対応できるものが多いといってもいいでしょう。また、補助輪参考書として「とってもやさしい歴史総合」(旺文社)もあるので、学習の際にはそこまで戸惑うことはありません。

【歴史総合の教材】
①サブノート
スタンダード歴史総合(エデュケーショナルネットワーク)、歴史総合要点ノート(啓隆社)
※どちらも市販はされていません
②補助輪参考書
とってもやさしい歴史総合(旺文社)
③問題集
3STEP標準問題集歴史総合(受験研究社)、歴史総合要点チェック(山川出版社)、歴史総合問題集(山川出版社)、歴史総合研究ノート(啓隆社)、高校定期テスト得点アップ問題集歴史総合(旺文社)
④用語集
歴史総合用語解説(山川出版社)→アプリ連動版もあり
⑤お勧め教科書
歴史総合 近代から現代へ(山川出版社)、現代の歴史総合 みる・読みとく・考える(山川出版社)、新選歴史総合(東京書籍)、明解歴史総合(帝国書院)、詳述歴史総合(実教出版)など
※4/30現在、実教出版の詳述歴史総合は手元にないため、詳しい話は追ってまとめたいと思います。

■公共の学習

公共についてですが、こちらは上記2つの教科書と比べ、サブノートが市販されている点で学習しやすくなっています

サブノートとしては、「新公共要点ノート」(啓隆社)、「NEWCOMPASSノート公共」(とうほう)、「公共ノート」(文英堂)、「公共ノート」(受験研究社)などと歴史総合に比べるとかなりのラインナップとなっています。その中でも、文英堂と受験研究社の2つのノートは市販されています。自分でノートがまとまりにくい場合はぜひ活用してください。
学習しているうちに気になっているのが、教科書との相性です。僕は「公共」(東京書籍)と「高等学校新公共」(第一学習社)を中心に参照しています。ですが、旧科目である現代社会と知識整理面でいうと大きく大差がないため、現代社会の知識をベースに学習をしても事足りる気がしました。
なお、啓隆社は前述の通りの注意点がありますが、とうほうについては会員登録して購入することは可能です。そのうえ解答なども付きます。もちろん、教科書特約店でも取り寄せ自体は可能です。

市販用の問題集については、「シグマ基本問題集 公共」(文英堂)、「3STEP標準問題集公共」(受験研究社)があります。これらは土台問題集としても使うことができます(どちらかというと文英堂の方がいいと思います)。
また、補助輪参考書も「高校の公共が1冊でしっかりわかる本」(かんき出版)も出ているので、学習面でもしっかりとサポートしてくれると思います。もし、用語集など気になる場合は現在発売されている現代社会用語集を使うのがいいでしょう(もし、他の出版社で出ている場合は教えてください)。

【公共の学習】
①サブノート
新公共要点ノート(啓隆社)、ニューコンパスノート公共(とうほう)
→これらは学校用教材になります
公共ノート(文英堂)、公共ノート(受験研究社)
②補助輪参考書
高校の公共が1冊でしっかりわかる本(かんき出版)
③問題集
シグマ基本問題集 公共(文英堂)、3STEP標準問題集公共(受験研究社)
④お勧め教科書
公共(東京書籍)、高等学校新公共(第一学習社)、高等学校公共(数研出版)など

■問題集はこれから出てくる

土台問題集については、地理総合以外はある程度そろっているため、どれか1冊購入しておけば定期テスト対策などの不安はないと思います。
もし、これらの学習の土台として活用するなら中学時代の教材や問題集などを使うのもいいでしょう。地理・公民については中学時代の問題集から入るのも手です。歴史については近現代が中心となるので、使える箇所が限定されますが、先取りで日本史・世界史を学習してもいいと思います。あくまでも日本史と世界史の概要を押さえるのが目的のため、新課程用の問題集が出てから購入しても遅くありません。
僕はこのような新作の問題集などを含めて解析したいと思っています。

もし、何かいい問題集などが出ましたら申してください。気になればチェックしてレビューしたいと思います。

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