オンライン授業における注意点

本日もよろしくお願いいたします。オンライン講師となって2年になりました。最近は、様々な授業研究を中心に新たな授業の実施を行っていきたいと思います。
そんな中、これからオンライン家庭教師を行う方向けに注意点を話していけたらと思います。その中でも著作権問題について話していきたいと思います。
最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

■オンライン授業での著作権は?

一番気になる所ではないでしょうか。一応、出版会社に問い合わせた際の回答があります。

【出版会社からの回答】
①オンライン授業でテキストを使用する際に、テキストの画像を写すのは推奨はしないものの、著作権違反とまではならない可能性はある(使用の際に一言いった方が妥当)。
②オンライン授業のためにテキストをPDFに取り込んで授業で使用するものは構わないとのこと(実際学校の先生などもこの手法などで授業を行っている)。
③①②を利用しても、これをYouTube動画などにアップして使用するのは二次使用となることもあり、著作権違反となる。

ほとんどの出版会社がテキストについて、オンライン授業の使用を想定しているものではありません。そのため、この件について色々と著作権問題についていわれていました。僕も仕事を行う上でかなり気になったので、どのように対応するのか、を気にしていました。
授業用のテキストを画面に映すだけでは著作権違反とはなりにくい、ということがわかりました(ただし、推奨するとは一言も言いません)。ただし、これをYouTube動画などにアップして二次使用するのはアウトです
授業チェックのための録画の場合、かなりのグレーゾーンですが、これについてはギリギリ許容される可能性はあると思います。ただし、それを動画にアップするのは著作権違反となります。

使用の際に直接出版会社に問い合わせて承諾などをいただけるなら確実です。そのため、気になることがあれば、出版会社、仲介している会社などに聞いてください。

■一番安全なのは

著作権問題で一番安全なのは、オリジナルのテキストを作成して用いることです。ここでも注意点があります。写真などについては著作権が絡みます。これはオンライン授業でも例外ではないです。そのため、直接写真などをアップするのは許されない、と思った方がいいです。そのため、ほとんどのテキストは著作権の了承を得ていないものは写真を載せていないのです。
地図や資料も同様です。これについても、可能な限り自分で作成する方が問題は少なくなります。これらの問題については、「情報」の授業でも行われますので、しっかりと学びましょう。
ただし、テキストにあるものをそのまま使うのはよくありません(了承をもらえたところは話は別)。問題などについても著作権は発生しています。こちらは以下の記事でも触れています。

上記の記事でも注意点は話していますが、それに関する回答を上記では話しています。こちらではワーク類の問題、入試問題についてのことを中心に話していますが、今回はそれとは違う角度の話です。
これは、今後オンライン授業、YouTube動画などでアップする際には特に気を付けなければなりません。

■また問い合わせてみます

これらについて、来月行われる教材展示会で直接担当者様に問い合わせたいと思っています。仲介している教材会社様にもその点を伝えています。そのことも含めて今後の授業の指針も立てたいと思います。
そのうえで気になることがありましたらまた、こちらでも話したいと思います。

皆様のサポート、よろしくお願いいたします。サポートいただいたものは一般社団法人CAMELの活動費として活用させていただきます。