僕は5年後にマラウイに行く

果たして、人は本当にそんなにお金が必要なんでしょうか?

これは、Abemaで放送された『世界の果てにひろゆき置いてきた』の10話での一幕です。

この番組はアフリカを陸路で横断する旅で、ひろゆきと東出が2人で困難を乗り越えていくリアルサバイバルです。

旅の中でアフリカの国々の人と交流するんですが、みんなみんな親切なんですよ。
宿が無いと泊めてくれるし、ヒッチハイクも乗せてくれるし、乗せられなくてもクラクションでファイトを表現してくれます。
もちろん、道案内もしてくれます。

あと、めーーーちゃくちゃ幸せそうなんです。
それを象徴するシーンが1つあって、夜行バスが途中で前方車両に衝突して事故ってしまうんです。
その時、日本人の僕達ならどんな気持ちになりますか?どんな行動を取りますか?

現地の人はみんなで助け合って車を動かしたり、交通整理をしたりするんです。
警察なんて来ないんで自分たちでどうにかするしかないんですよ。
動かなくなった車が動いら、お祭り騒ぎで盛り上がります。このハプニングを楽しんでるようにも見えました。
誰もイライラしてないんです。

僕からしたらこれは衝撃でした。

そう。この国では「お金を沢山持っている事はそこまで価値が高くない」んです。

自分がいっぱい資産のなるもの(食料も含む)を得たら、皆で分け合います。困ってるい人がいたら助けます。

理由はシンプルで、資本主義的なイデオロギーの中で生きていないからです。

僕達は「僕達は資産を積み上げることが偉い」「お金持ちや地位が高い事はカッコイイ」という価値観の中で生きています。

しかし、アフリカの人たちは資産を蓄える事が良い事だと思っていないため、毎日毎日をその日過ごせる位のお金があれば幸せなんです。
周りにもそういった人ばかりなのでしょう。

逆に言うと、資産を個人が蓄積せずに皆で分け合ってしまうから、アフリカはいつまで経っても発展途上国なんでしょう。
マラウイに関しては世界で最も貧しい国でした。

でも、僕はそんなアフリカ人たちの事を心から羨ましく思います。
僕は安全な家もあるし、今日を生きる事に困ったことは無いし、周りには友人と恋人に恵まれてますが、心の底から幸せだと言いきれません。
それは、終わることの無い競争社会の蟻地獄に落とされているからです。

どれだけお金を持っても、友人の数が増えても上には上がいると感じてしまいそうです。
どれだけ恵まれても幸せだと言いきれないのはなぜでしょう。

最後に、この番組を見て、5年以内にマラウイに行く計画を立てました。
これを見てないと絶対に死ぬまで行ってないと思います。

制作に関わった全ての人へ。
ありがとうございました。

2023.11.22

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