先日発売のデアゴスティーニのシボレー・カマロを買おうとしたら思った以上に面倒だった。
かなり前に上記の記事にも書きましたが、僕が小学生の頃から憧れている車がこの3代目シボレー・カマロ。
小学生だった20年以上前は100万円前後でも購入出来たこの車も今や価格高騰し、購入したとしても税金や維持費を考えれば容易に乗り続けられる車ではありません。そこでお茶を濁すかの如く購入しようと考えたのがデアゴスティーニ社が定期的に発売しているミニチュア+解説書付きの「アメリカンカーコレクション」の7月18日発売の50号の3代目「シボレー カマロ IROC-Z」。ミニチュアと言えどもこれが現実的です。
発売したらすぐ買おう、と思いつつも書店に向かえたのは発売から10日後の7月28日。デアゴスティーニのサイトに掲載されている販売店なら確実に売っているだろうと思い店に向かうも、そこにはカマロは見当たらず。仕方なく比較的近場の書店3店舗を巡るもそこにも無く、どの書店も車のミニチュア関連で置いてあるのはトミカの「歴代名車コレクション」のいすず・ボンネットバスのみ。
それなら通販のアマゾンだ!とページをチェックすればアマゾン公式で販売しているものは在庫切れのようで定価の2倍近くで販売しているマーケットプレイスの商品のみ販売されている状態。他の通販サイトも現在購入が出来ませんと表示されたり、登録が面倒故に僕は再び都内の幾つかの書店に足を運ぶことになったのです。(↓2023年7月30日現在4500円)
今回の行動範囲は渋谷区。唸るような暑さの中
「なんで発売から10日程しか経ってないのに何処にも売ってないんだ!?」
「BTTFシリーズでも有名なデロリアンや人気が高そうな60年代70年代の車種ならともかく、80年代のカマロってそんなに人気だったっけ?」
「SNSでも買った報告的投稿もそこまで見つからないのに・・」
「実車を買うのも夢のまた夢なのに、ミニチュアですら買うのが大変とは・・」
といった思いを反芻しながら向かったのは恵比寿アトレの有隣堂、車コーナーも充実の代官山ツタヤに渋谷ツタヤ、営業時間ギリギリで入った西武渋谷の紀伊国屋。しかしこれら書店にもあの分厚い(と思われる)パッケージに入ったカマロは見当たらず親切な店員の方もいらっしゃった代官山ツタヤでカマロの書籍を読めた以外は無駄な徒労に終わったのでした。
そして再びパソコンの画面と睨めっこ。hontoのサイトを使い提携している都内の書店の在庫情報を調べると36店舗中35店舗が品切れ状態で唯一「在庫△」と表示されているのが家から遥か遠い赤羽の書店。直接向かうのは躊躇するものの一応候補に入れつつ、今度は紀伊国屋のサイトで都内店舗の在庫チェック。するとタイトルを入力してもヒットせず、そもそも最初から入荷していない?と不安になりつつそれならば紀伊国屋の中でも特に品揃え豊富そうな新宿紀伊国屋へアナログ的手法ながら在庫確認の電話を入れることに決めました。
ダメ元感覚の電話でしたが商品名を伝え、発売日を伝え、車種名を伝え、そして永遠に流れているような感覚の保留音を挟み、やっと聴けた店員の中年女性らしき方の「在庫がございます」という声。この瞬間世界が明るくなりました。趣味コーナーではなく雑誌コーナーで販売していた関係か先程の店員の方とは違うハキハキした声の女性店員の方に早速取り置きを頼み、早速猛暑の中新宿へ向かったのでした。
エイサー祭りで賑わう久々の新宿目抜き通りはちょっとした徒歩ですらドラマティック(意味不明)。屋外同様人でごった返す紀伊国屋書店の雑誌コーナーへ向かうと、トミカ含むミニチュア同封の商品が大量に山積みになっており、その一角に山積みでない箇所が。見れば都内7店舗を周っても見掛けなかったアメリカンカーコレクションのカマロの最後の一個が売られているではないですか。
取り置きを頼んだ自分の商品を含めば新宿の紀伊国屋でもあと2点。店頭で売られているのはあと1点。思った以上に買った人が多いのかな?と思いつつレジへ向かい、取り置きのカマロを店員の方が奥から持ってきて、やっとのことで購入することが出来ました。
元々製造数が少ないのか、それとも意外と隠れファンが多いのか、今回は購入に至るまで想像以上に苦労しましたがその分喜びもひとしお。当分(といってもかなり長そうですが)はこれを眺めながら空想フリーウェイで当時のヘアメタルやハードロック、R&Bやファンクを流しながら飛ばす夢を見たいと思います。
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