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山手線・目黒駅で電車から見える「ラタン」の謎。

いつも山手線の電車で目黒駅に停車、そして発車する際に窓から見える気になる文字、それが写真の「ラタン」。

この文字は電車の窓からだけでなく、目黒駅前近くの橋の上からも確認することが出来るのですが、どれ位の人がこの文字を見た事が有るのでしょうか。スマホに夢中で意外と知られてないのでしょうか。

文字のフォントというか形からは上の「純喫茶 ラタン」からは昭和30年代~40年代(60年代・70年代)、下の「ビデオ館 ラタン」からはビデオというキーワードがある為ビデオが普及した昭和50年代~昭和末期(80年代)を想像してしまいます。

もしかしてまだお店が存在するのでは?とこの建物の表を確認すると、「ずんどう屋」(ラーメン屋)、「ふたご」(焼肉屋)、「やなか珈琲店」、「江南苑」(中華料理屋)、を確認出来るのですが「ラタン」というお店はぱっと見どこにも確認出来ず。

推測するとかつてこのビルに「純喫茶 ラタン」が存在し、流行に合わせて「ビデオ館 ラタン」としてリニューアル。その後時代の流れに合わせることが出来なくなり閉店するが、ビルの外、それも線路側に付けられた文字や看板は簡単に取り外す事が難しく、そのままの状態で放置され今に至る・・・という事なのではと思ったのですが真実は如何に。

丁度今調べたらビルの名前は美都ビルと言い、1968年1月竣工したビルだそうです。築50年以上のビルは珍しくないかもしれませんが、具体的な時期を知ると時代を感じますね~。「伊勢佐木町ブルース」や「愛の奇跡」「ブルーライトヨコハマ」が流行った時代に作られたビルですよ?今度建物の中に入ってみようかと考えてもいます。

山手線を利用する方は沢山居ると思いますが、もし恵比寿方面から目黒方面の電車に乗っていたら右側、目黒方面から恵比寿方面の電車に乗っていたら左側、単純に言えばモスバーガーが有る方を見て下さい。ラーメン屋や焼肉屋の看板の上に「それ」は有るので。

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