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俳優が演じたい役を演じ、1シーンを映像化、反応次第で1つの映画として作品化する企画「1シーンチャレンジ」シーズン3 Aチーム編まとめ

何度か紹介しましたが、僕がお世話になっている映像作家・脚本家の畠山準一さんによるユニークな企画、「1シーンチャレンジ」の詳細と、顔合わせ・リハーサル・完成した短編等をチーム別にまとめて紹介していきます。

1.企画と流れについて

「1 Scene Challenge」(ワンシーンチャレンジ)
この企画は以下のようなステップで展開します。

1、出演者が今どんな役を演じたいか、細かくヒアリング。

2、ヒアリングした結果をもとに、オリジナル脚本を書き下ろし。
(主に芝居所の多いワンシーン、あるいはそれ付随して数シーン)

3、脚本をもとに本読み、リハーサル、撮影準備

4、準備をもとに撮影、そして編集へ

5、完成した作品をYouTubeにアップ

その過程をYouTubeで発信、更に完成した作品が高評価をいただいた場合、一本の映画としてお話の全ての制作を目指して行きます!

2.出演者

今回のシーズン3・Aチームの出演者はこのお二人です!

3.顔合わせ・本読み・リハーサル

今回畠山さんが用意したシナリオはこちら↓              「澱み」                              [登場人物]
半田次郎(45)中華料理屋 日辻義昭さん
川葉助(30) ヤクザ    渋谷盛太さん

[背景ストーリー]
●半田次郎…半田は若い頃から不良で、ヤクザについて半グレのような立場にいて、荒れた生活をしていた。8年前、半田は新宿歌舞伎町の風俗店で店長をしていた。彼の上司のヤクザは横暴な性格で、店を自分のいいようにいていた。半田はそのことに不満を持っていた。ある日、店のナンバー1の風俗嬢がヤクザに逆らって半殺しにあう。それに腹を立てた半田はヤクザを半殺しにして店の金と風俗嬢を連れて逃げ出す。その後、風俗嬢と別れ、一人になった半田は金を河原に埋めて隠すと、その後、別の傷害事件を起こし、逮捕される。3年半後、出所した半田は街の中華屋で働くようになり、今に至る。ある日、自分の働く中華屋の主人の息子が借金が返せず失踪。その保証人になっていた主人は金貸から返済を迫られ、店を売って借金を返そうとしていた。半田はそれを知り、昔河原に隠した金を掘り起こしにやってくる。

●川葉助…高校を卒業し、フラフラしていたところを、中学の同級生に誘われて風俗店のキャッチを始める。それから風俗店の店長をしていた半田が上司のヤクザと揉めていなくなり、22歳の時、後釜として風俗店の店長として働くようになる。その後、流されて生きているうちにヤクザの構成員人になってしまい、気づけば組長付きの小間使いをすることになる。半田が出所し、居場所がわかると、組長から半田が持ち逃げした金を回収してこいと命令され、半田の元にやってくる。しかし、揉め事が苦手でうまく避けていたので、どうしようか悩んでいるうちに、客として半田の勤める中華屋に通うようになる。しかし、いよいよ金を回収する期限が近づき、半田を監視していると、半田がいつもは行くことのない河原に向かおうとする。川葉は不審に思い、後を追う。

※台本はYoutubeサイト内のこれらの動画の概要欄(「もっと見る」)に掲載されています

4.完成した本編

完成した本編がこちら。河原に隠した金を掘り起こしにやってきた半田と、その後を追ってきた川葉。二人の対峙を約7分間の映像に描いています。お互いに不器用で泥だらけ傷だらけの人生を生きつつも、それぞれの守るべきものや使命に忠実であり、今の時代ある意味稀有かもしれない誠実さ・生き様を垣間見た気がします。

チャレンジ期間は終了しましたが、今後も応援よろしくお願い致します!



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