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2022年1月の記事一覧
好きな90年代洋楽 追悼Meat Loaf 「Objects In The Rear View Mirror May Appear Closer Than They Are」(1993)
(作詞作曲 Jim Steinman) 先日亡くなったミートローフのやたらタイトルの長い曲。 「地獄のロックライダー2」というB級ホラー映画みたいなタイトルのアルバム収録曲だけに、曲もギトギトしたハードロックかと思いきや少年時代を懐古する力強くも優しい歌唱が光るバラードでそのギャップに驚くと共に「人生がハイウェイなら魂は車だよ」という歌詞が心打たれます。PVの監督はマイケル・ベイでやや大仰な演出が彼らしいかも(そして「ターミネーター2」のロバート・パトリックまで出演)。 俳優としてはフィンチャーの「ファイト・クラブ」も有名ですがアメリカントラック野郎なカーアクション「ブラック・ドッグ」のいかにもな悪役が個人的に印象に残ってます。ご冥福をお祈り致します。
平成生まれが好きな50年代洋楽 アフリカンアメリカンの地位向上に大きく貢献したHarry Belafonte「Day-O(The Banana Boat Song)」(1956)
(作詞作曲 Traditional, arranged: Harry Belafonte, William Attaway, Lord Burgess) シドニー・ポワチエ死去で思い出したのが、彼と生年月日がほぼ一緒且つ長年盟友であり続け今もご存命のこの人。シドニーと共に黒人の地位向上に貢献した功績を考えればもっと焦点が当たるべき人だと思ってます。こういうトラディショナルな労働歌がヒットしたという事実も後追いからすれば新鮮ですが、マイクから離れすぎ!と突っ込みたくなる位の豊かな声量もまた新鮮で、三島由紀夫も絶賛した程。近年はスパイク・リー監督「ブラック・クランズマン」にも出演。
平成生まれが好きな80年代洋楽 Billy Idol「Eyes Without A Face」(1984)
(作詞作曲 Billy Idol・Steve Stevens) 今日寄った街中華で流れてきた曲。シンセ中心のサウンドにビリーの低音とフランスの整形をテーマにした恐怖映画「顔のない眼」の原題(Les Yeux Sans Visage)と囁く女性コーラスが映えるかなり独特の曲になっており、こういう曲を歌えるビリーの懐の深さはもっと評価されていいと思ってます。 ちなみに他に流れたのはボニー・タイラーの「ヒーロー」、シンプリー・レッドの「二人の絆」、クール&ザ・ギャングの「セレブレイション」等でした。