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2021年5月の記事一覧
ほぼリアルタイムで好きな2000年代洋楽 ボンクラ白人も好きそうなBuckcherry「Riding」(2001)
(作詞作曲 Josh Todd, Keith Nelson) いかにもエアロやガンズの血を引き継ぎ、スティーブン・タイラー+俳優のウィレム・デフォーを混ぜたようなビジュアルのジョシュ・トッドがボーカルを務めるグループの曲。その曲も外見もいかにもなんですが、ドライブでノリノリになれるのはなんだかんだこんな曲であり、アメリカ南部の南軍の旗掲げるトレーラーハウス住まいで昼間からジャックダニエルラッパ飲み、ショットガンライフル隠し持って牛の角を前方に付けたフォードのピックアップトラックや型落ちのシボレーカマロ辺りに乗ってるランニングシャツ着た腕や体が一種の「落書き帳」と化してる赤っ首ホワイトトラッシュな連中もこんなのやテッド・ニュージェントだモトリー・クルー等を聴いて喜んでるんだろうなと遠い極東の国から思いを馳せる今日この頃です。
完全リアルタイムではないけど好きな90年代洋楽とPV ハリウッド版「GODZILLA」サントラ収録の Jamiroquai「Deeper Underground」(1998)
(作詞作曲 Jason Kay · Toby Smith) ハリウッド版「GODZILLA」サントラ収録曲(映画の内容は「ゴジラ」というより「ジュラシック・パーク」という感じでしたが)。本当のリアルタイムな世代は自分よりもずっと上でしょうが、自分が通ってた田舎の中学、上京して通った大学でも聴いてる同級生や生徒が居たり従姉が来日公演を観に行ったり伯母の知り合いがジェイ・ケイにナンパされたとかウソかホントか分からない話を聞いたりとなんだかんだジャミロの話題は頻繁に耳にしていましたし、自分も高校の時聴き始めそこそこハマり、同じく車好きの折り紙カブトみたいなのを被ったジェイ・ケイのキャラを気に入ってました。 さて、本格的にファンクにハマるとジャミロはちょっと薄味な感じもしていた事も有ったのですが、最近になってまた彼らなりの個性や魅力を感じ始めており、この曲なんかは映画の内容に合わせて若干ダークな色も有るものの、いつも通りの能天気な雰囲気もちゃんと存在しており、ムーグらしきアナログシンセの太い音が耳に残ります。そしてPVも映画館に突入してきたゴジラを見て人々がパニックになってる中飄々としてるジェイ・ケイが「らしい」作品に仕上がっており無駄にお金掛かってるのがまた笑いを誘います。ところでジャミロクワイの北米での知名度や人気ってどれ位有るんでしょうね。クラブチャートではそこそこな成績を収めていますが。
リアルタイムではないけど好きな筒美京平作品 ザ・ジャガーズ「マドモアゼル・ブルース」(1968)
(作詞作曲 橋本淳・筒美京平) ジャガーズというお笑い芸人も居て今現在ちょっとまぎらわしいグループのヒット曲。今では英詞を混ぜるのは珍しくない事ですが、「Baby Be My Free」という冒頭のフレーズで分かるように、60年代からこういった表現が有ったのはちょっとした驚きでした。「赤いレンガの街角で~」というフレーズも洒落てますし、ストリングスも入った適度な洗練具合が橋本・筒美コンビらしいです。ジャケに似た顔の人が二人居るのがちょっと気になります(一人はボーカルの岡本3だと思いますが)。
好きな70年代洋楽(ファンク) 父が観たライブの音源を聴く Tower Of Power「What Is Hip?」(1973)
(作詞作曲 Castillo, Kupka, David Garibaldi) ドラムを習ってた頃無謀にもコピーしようとしてすぐ挫折したり、父が初来日公演含め一番多く観ているグループだったりする事でちょっと思い入れが有るのが今年結成50周年を迎えたタワー・オブ・パワー。 特に覚えてるライブとして父が語ってくれたのが1975年3月23日、カリフォルニア州サンフランシスコはケザー・スタジアムで行われ、他にボブ・ディラン、サンタナ、ドゥービー・ブラザーズ等が出演したフェス「S.N.A.C.K. Benefit」。当時の音源を発見して驚きました。 何万人の観衆、そしてかなり遠くから観ていたらしくタワーのボーカルが既にヒューバート・タブスだったのにもかかわらず前のレニー・ウィリアムスが歌っていると勘違いしていたみたいですが(笑)どの公演でも彼らは歌・演奏どちらも常に冴えていたとの事で、この音源でもそれがはっきりと伺えます。代表曲の日一つである「What Is Hip?」は前任のレニー時代の曲で、彼のハスキーな声も良いですがヒューバートの野太い声もマッチしていて結構好きなボーカリストの一人です。 それにしても改めて当時父がこの会場に居た・・という事を考えながら音源を聴くのは色々感慨深いものです。
好きな80年代洋楽 今日はスティービーの誕生日 Stevie Wonder「All i Do」(1980)
(作詞作曲 Wonder, Clarence Paul, Morris Broadnax) スティービーの誕生日という事で好きなアルバム「Hotter Than July」から浮遊感が心地よいこの曲をチョイス。バックボーカルにはマイケル・ジャクソンやエディ・リヴァート、ベティ・ライト等も参加。 どうしても70年代の傑作アルバム達に注目が集まりがちですが、個人的にはこの「Hotter~」と打ち込み導入前の「Musiquarium I」(の新曲)は曲のクオリティもさることながら録音技術が向上し、以前より洗練且つ透明感の有るサウンドプロダクションが実現されたことでスティービーの楽曲が凄く映えるというか、魅力的に聴こえる為実は一番頻繁に聴いているアルバム及び時期だったりします。 今現在最新作「A Time 2 Love」はこの頃の感覚と音を取り戻した傑作だったのでまだまだ期待したい所。おめでとうございます!