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2021年4月の記事一覧
リアルタイムではないけど好きな80年代洋楽 Janet Jackson「Young Love」(1982)
(作詞作曲 René Moore · Angela Winbush) 言わずと知れたスーパースター、MJの妹ジャネットのデビュー曲。ブレイクするのはこの3,4年後なので、アルバムで言えばこの曲が収録された1枚目と2枚目の頃は一般的には全然注目されてないみたいですが、これが結構良い気がします。歯切れの良い歌やホーンは夏らしいアルバムジャケットと相俟って爽快感有りで、動画のコメントに有るように「マイアミバイス」のようなファッションは背伸びしている感じも否めませんが微笑ましく、漂うアイドルっぽさもこの時期ならではの魅力と言えそうです。
好きな洋楽・番外編 BCRのレスリー・マッコーエン3追悼 「I Only Want to Be with You(二人だけのデート)」
(Mike Hawker・Ivor Raymonde) グループの映像をピックアップしても良かったのですが、リアルタイムではない自分がBCRの曲の一つに触れるきっかけは、小学生の頃観たNHKの「天才てれびくん」におけるこのカバー。正確に言えばダスティ・スプリングフィールドがオリジナルなんですが、このカバーのアレンジはBCR版を参考にしている可能性が高く、歌詞(日本語ですが)もメロディーも親しみやすく歌いやすく割とすぐに頭に入った記憶から、自分が幼少期に覚えた洋楽という意味ではかなり重要な一曲です。 この番組についてはまた今度書こうと思いますが、「ハッチポッチステーション」のグッチ裕三3による洋楽カバーと共に、自分が洋楽好きになるきっかけを与えたという意味では「天才てれび君」は大きな存在。「夢の中の恋」も好きな曲の一つです。ご冥福をお祈りします。
リアルタイムではないけど好きな50年代洋楽 Jerry Lee Lewis 「Whole Lotta Shakin' Goin' On」(1957)
(作詞作曲 Dave "Curlee" Williams, James Faye "Roy" Hall) 現在85歳のロックンロールのパイオニアの数少ない生き残りの一人。10年程前に発売したズバリ「意地悪じいさん」なタイトルのアルバムは長い彼のキャリア史上最大の売上を記録したのは余り知られてない事実かもしれません。同じスタイルのリトル・リチャードも凄いですが、この歌い方、ピアノの弾き方、そして生き方を含め元祖パンクロッカーと言わんばかりの彼のパフォーマンスはもっと評価されて良いはずです。
リアルタイムではないけど好きな筒美京平作品 スリー・ディグリーズ「にがい涙」(1975)
(作詞作曲 安井かずみ・筒美京平) とんねるずの矢島美容室を少し思い出す、フィラデルフィアソウル系統グループのまさかの日本独自のシングル&日本語ソング。単純に歌も曲も演奏も衣装もカッコ良い上に日本語も上手く、イントロから聴けるゴツゴツしたピアノの音も渋くて耳に残ります。それにしても、これを実現させた当時の日本のレコード会社の企画力には驚きました。今だと例えばテイラーやアリアナ、ボーカルグループで言えば解散しましたがフィフス・ハーモニーが日本人作詞作曲で日本語で歌う日本独自の曲をリリースするという事ってなかなか考えられませんよ。
好きな2000年代洋楽 Daughtry「It's Not Over」(2006)
(作詞作曲 Chris Daughtry · Ace Young · Gregg Wattenberg · Mark Wilkerson) 先日レストランの有線で流れていて気に入った曲。前に同じお店では90年代の洋楽ヒットを流していたので割と耳を傾けて聴いていた所、今回流れていたのは2000年代のヒット。その中で太めの声とシンプルに訴えかける自分好みの曲が流れ「ニッケルバックかドートリー辺りかな~」と思い、聴き取った歌詞を検索すると後者が引っ掛かりました。このワイルドスピードシリーズのヴィン・ディーゼルみたいな風貌(と有って無いようなヘアスタイル)で「アメリカンアイドル」出身というのが面白いのですが、同時に向こうの番組やそれを支持する層の懐の深さも感じます。
好きな70年代洋楽(ファンク) 早過ぎたミクスチャー系グループ Mandrill「Mandrill」(1971)
(作詞作曲 Mandrill) ファンク系グループで言えば、西にウォーが居れば東にこのマンドリル有り。ミクスチャーという言葉が90年代辺りに使われるよりずっと前に、このマンドリルやウォーはメンバーがアフリカ系中心に多種多様であれば、その音楽もファンクを中心にロックやジャズ、ラテン、アフリカ要素を多種多様に取り入れ真のミクスチャー系グループだったと言える気がします。 グループ名をそのままタイトルにし、当時の日本では「満怒離流」という凄い当て字(笑)でシングルも発売されたこの曲はそんな彼らの魅力を濃厚に凝縮した曲となっており、ホーン、オルガン、ビブラフォンそしてパーカッションとあらゆる楽器が主張する野性味溢れるファンク。リアルタイムではないものの、60年代後半から70年代前半辺りはこのマンドリル含め面白いグループが沢山有るなと感じます。 マンドリルというグループはファンク好きじゃないと知られてないかもしれませんが、実はカニエ・ウエストらの曲にサンプリングされていたり、今ではアントニオ猪木入場曲として知られている曲も元々彼らがモハメド・アリの映画用に演奏したものだったりと、意外とメジャーな存在で、実は昨年もほぼ40年ぶりのアルバムを発売したりと未だ現役で「生息中」です。