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ヒーロー(過去の自分)

ヒーロー。

過去を振り返ると、私は1994年のワールドカップのブラジル代表レオナルドがサッカーが大好きになる入り口だった。そして、Jリーグを観戦するようになった。

当時ヴェルディ川崎がとてつもない人気を誇っていた。
私はヴェルディ川崎の背番号11のユニフォームを着て得意のまたぎフェイント、対峙した相手を抜き去る姿に私は釘付けになる。

キングカズ。

その姿は私にとってヒーローだった。
自分の頭の中で、日本のワールドカップ初出場までの道程の主人公になっていった。

月日は流れ、日本はイランと1998年ワールドカップを掛けての激戦を制し初出場を決める。試合途中に交代を告げられていた私のヒーローは試合終了のホイッスルが吹かれたそのときピッチにはいなかった。

だが、ワールドカップ初出場決定が嬉しすぎたため、ヒーローがピッチに立っていない事実をそこまで重く受け止めていなかったように思う。

その後、私は1998年ワールドカップで日本代表が着用するユニフォームを着て応援しようと考えた。そして、全体がジャパンブルーで両肩に炎が入ったそれを購入することを決断する。

もちろんナンバーは11。ネームは「KAZU」でオーダー。

そのときはまだワールドカップ本選に挑む最終メンバーは決定しておらず、最終選考メンバーがワールドカップ本選の現地まで行き、3人が外れる予定となっていた。

当時カズが落とされる可能性もあるとの記事は読んだが、私のヒーローは確実にワールドカップに出場すると私は勝手に考えていた。

そして、本選に出場するメンバー発表。岡田監督の口から最終選考にて振り落とされてしまった3人の名前が告げられる。

「外れるのは、市川、カズ三浦カズ、それから北澤」

んっ?
えっ?
冗談だよね?

だが、それが現実だった。

私のヒーローがワールドカップに出場しない。
その時にひどく落ち込んだことを忘れられない。

友人たちに11番KAZUのユニフォームを購入した事を報告していた私はひどく笑われたことも覚えている。
もちろん、そのワールドカップはテレビで観戦し、日本代表を全力で応援した。

しかし、購入したユニフォームを着て応援することはできなかった。
私のヒーローは今もなお現役でプロのサッカー選手としてプレーしている。
正直、年齢や体力的な衰えを考えると人間の限界を超えているとしか思えない。

人間の限界を超えている…?

それはヒーローだから当たり前でしょ!?

じゃなきゃ無理でしょ!?

長くなったが結論は私の頭の中ではいつになっても彼はヒーローなんだということ。

最後は無理やり感が強くなってしまったが、私の中でキングカズは理由なんて関係なく永遠にヒーローだということを話したくてこのブログを書かせてもらった。

日本代表で絶対的な選手として活躍し貢献してきたがワールドカップに出場できないという挫折を味わう。

それでもずっと今でも日本代表を諦めず、プロという厳しい環境で必死にプレーを続ける姿に勇気付けられる。

因みに私が購入していたヒーローの背番号と名前が刻まれたブルーのユニフォームは、実家に大切に保管している。

私が落ち込んだときに、そのユニフォームを思い出すことがある。
自分は頑張りが足りないと改めて思わされる。

そのユニフォームは最高の宝物だ。


以上が約6年前に書いていた自分の趣味コラムです。

少し恥ずかしい。読み返すととても恥ずかしい。そして、自分は昔から本当に友達がいなくて1人でのこれが趣味だったんだなと。

今はそのときのデータがほとんど残ってないので少しですが、ちょっとずつnoteにアップしていきたいと思います。

では、読んでみての感想。

まず文章が、このときから今現在何も進歩していない。

しかし、今の自分なら、タイトルと中に出てくる「ヒーロー」を「アイドル」にすると思う。

そこはやっぱり今の流行りに乗っかります。きっとすぐ乗っかります。

僕はそうゆうやつです。

キングカズについては、この文章を書いた当時から現役に驚いているのに、現在も現役としてプレーを続けていることが本当にすごい。

それもポルトガルでプレー。

脱帽です。

因みに最後にそのユニフォームは実家に大切に保管してあると書いたのですが、

父が何年か前に突然、掃除の業者の方に兄と姉と私の部屋の片付けとゴミ捨てを依頼したらしく、

私の宝物は父にとってはゴミとしての認識だったらしく、処分されており、本当に私にとっても幻のユニフォームとなりました。

前回の投稿が、かなり愚痴っぽくなり暗かったので気分転換に差し込んでみました。

最後まで読んで下さった方いらっしゃいましたら、本日の私のnoteにお付き合いしていただき本当にありがとうございました。


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