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願いが叶い失った日



運命が決まる1ページ目

中学校2年生の夏頃とある同級生の女性の方から「明日踊り場に来てほしい。」と言われた。その時私は承諾したが踊り場が分からなくなり当日迷ってしまった。屋上に繋がる所にあった踊り場にいった。そしたら同級生の方は少し恥ずかしそうになりながら一言私に言った。
「あなたの事が好きだからあなたの傍にいさせてくれませんか…」
この言葉を聞いたときに周りを見渡した。最初は嘘だと思ってしまった。
この前に嘘告白を受けたことが何度かあって傷ついていたから。
「何を言っているの。」と聞いたら「ずっと好きだったの。」と言われた。
その方は私とは真逆の世界を生きている方だった。学校でも成績優秀、学級委員、容姿端麗という方だった。対して私は成績劣等、同級生や先生からいじめられたり、体を殴られるという人間でした。そのため真実かどうか全く分からなかった。

運命が変わる72時間

この時間で考えなければならないと思った。まず最初に考えることは自分の心情だ。本当に仲良くしてくれていた方だったから迷っていた。ここで恋愛をするということで互いに負担が出てしまうのではないかと。ただ、自分はその方の事が好きだったんだと思った。よく世間話などをしていたり味方になってくれていたりした。そのためその想いというのを認め恋愛へと発展していきたいというのが私の心情だった。私自身本当にそう思ってくれているのならとても嬉しかったんだ。

72時間で見つかった永年問題

深く考えたら付き合う事は出来ないのだと悟った。理由は学校と言う社会で認められないから。学生の頃いじめられたりしていた。そのためここで付き合ったらその方にも負担がかかる生活になってしまうのではないかということだ。現に小学校の頃仲良かった友人もどんどんと私から離れていき悪口を言ってきたりしていた。その歴史を見ていた時に同じことになるんだということを悟った。絶対にその方が傷を負うことになるのを避けなければならないと思った。いじめの矛先が変わってしまうのではないかという事が大きな問題点だった。

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