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League of Legendsのカードゲーム&リメイクゲームがUnityで開発中とのこと

さっき米国のほうでリリースが出たようです。

(2月26日追記)日本語プレスリリースも。

つまりは「Riot Gamesさんは、League of Legendsの新作カードゲームと他機種向けリメイク版をそれぞれUnityで開発中」ということ。

なかなかビッグなトピックスが入ってきました。


League of Legendsって?

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The League of Legends franchise reaches millions of players in more than 150 countries globally.

・・・って今回のプレスリリースには書いてありますけど、要は世界中でプレイされているオンラインゲームの一つで、Riot Gamesの公式リリースによればプレイヤー人口は1億人

このデータを見ても分かる通り、月間プレイヤー数でも堂々世界一のPCオンラインゲームなのです。(しかも長年ずっと)

キャプチ2ャ



ジャンルはMOBAと呼ばれるタイプのゲームで、LoL(=League of Legendsの略)含め多くのMOBAは5人vs5人でオンライン対戦をします。

日本でも昨今eスポーツがにぎわっていますが、LoLも世界的に人気のeスポーツゲームのひとつ。毎年、LoLの世界大会が行われるのですが、昨年末の開催記録もなかなかすごいです。

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Riot Gamesは全世界16言語、20以上のプラットフォームで放送された決勝戦の後、数週間をかけて視聴量データを分析し、全世界合計視聴量を算出しました。データの集計・検証・標準化の結果、決勝の平均視聴者数/分(Average Minute Audience 、AMA)は史上最高の2,180万人を記録、最大同時視聴者数は4,400万人となりました。 また、ベルリン、マドリード、パリの3都市で開催されたWCS2019は、合計120試合を実施、大会期間5週間で全世界のファンが放送を視聴した時間は10億時間以上となりました。


実は世界大会はかなりショーアップされていて、特にオープニングセレモニーは個人的には特に注目していたりします。

特にお気に入りは2018年のセレモニー。K/DAによるリアル&バーチャルパフォーマンスでした。

K/DAについてはこの記事を見ると少しわかると思います。とにかくすごいブームでした。


Unityで開発中のLeague of Legends関連タイトル

さてプレスリリースに戻って、今回発表されている内容として。2つのタイトルが現在Unityで開発されているとのこと。


まずはLegends of Runeterra』という、LoLの世界を舞台にしたカードゲーム


もうひとつはLeague of Legends: Wild Rift』という、LoLをスマホや家庭用ゲーム機向けに完全リメイクしたタイトルです。


マルチプラットフォーム展開がUnity採用の決め手らしい

リリース文を読むと、今回の展開になった理由がいくつか見えてきます。

By using Unity’s optimized reach for more than 20 platforms, Riot Games is able to bring the renowned gameplay, responsive controls, and rich world of League of Legends to more players on more platforms than ever before.

つまり、様々なプラットフォームにゲーム提供できるUnityを採用することで、より多くのプラットフォームやプレイヤーに新作タイトルを提供することが可能になる・・・という点を強調していますね。


また読み進めると・・・

Working with Unity and its Professional Services team enables Riot Games to target billions of players across the 20+ platforms currently supported by Unity. 

すでに両社で緊密に連携できているようで「十億人規模のプレイヤー獲得を狙える体制を構築している」とのこと。・・・結構デカく出ましたね。


Players communicate in-game, powered by Vivox voice chat, part of the Unity suite of tools. Voice comms ensure players across Riot’s product suite can strategize, wherever they are in the world, on any device.

あと、ボイスチャットサービスのVivoxも実装を進めているとのこと。Vivoxは個人でも利用可能(しかも一定使用量まで無料)ですが、主には法人による商用タイトルで結構使われています。


今回のUnity採用からは、Riot Gamesさんがマルチプラットフォーム展開を重視するスタンスが見えてきますね。

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