私と貴方、違う所がいいね!
日本は、周りの暗黙ルールから逸脱しないようにする世界観を感じます。
アメリカ人などは、自分と違う所に対して、いいね! という感覚があるようです。
これは、見ている方向が完全に逆なのが面白いです。
周りに合わせる日本文化
日本人は、震災の時でも、一列に並び、騒いだり割り込みしたりしません。世界からも素晴らしい文化だと称賛されました。
しかし、本当は、割り込んだりしたら、周りから白い目で見られて、村八分にされて、村から追放されてしまうという恐怖があったのでは?
暗黙ルールから外れない行動をとる日本人には、このような他人の目が根底にあるように感じます。
そして、会社の組織として良く感じるのは、多くの日本人は、少しでも個人の責任を逃れたいという傾向を感じます。
だから、曖昧にして、組織全体の雰囲気に合わせることで、村からの追放を免れようとしているのだと思います。
日本人の裕福さ
貧しい国では、食料を手に入れるだけでも必死です。
生き延びるために、一列で、並んでもいられない、どんな手を使っても、食料を手に入れて、生き延びる。
このような性質は、人間の生きる根源の欲求です。
今日・明日を生きるためには、手段を選んでいる暇は無く、物を盗むことも躊躇しません。
日本では、国が補償してくれますので、そこまでの状況は無いのです。
だから、他人の目を気にする余裕がある、平和な国だと言えます。
チェスと将棋の違いに、見る日本
西洋と日本の違いを象徴するように感じるのが、チェスと将棋の違いです。
チェスと将棋は、駒の動きはソックリです。
しかし、相手の駒を取ったら、味方に出来るのは、将棋だけです。
海外では、戦争して負ければ、その集落は皆殺しが基本です。
しかし、日本では皆殺しは無く、統治する主が変わるだけだったそうです。
日本の世界観は、王が民を率いるというより、王が民の上に乗っているのかもしれません。
これからの日本人の課題
日本は島国、厳し自然の中で生き延びてきました。
台風や津波、地震や火山など、それを仲間と共に協力して生き延びて来たことで文化ができました。
しかし、時代は変わり、世界の中の日本になりました。
他人の目を気にして、様子を伺う日本は、今の世界では時代遅れです。
アメリカ人やEUから見ると、自分の言いたい事が言えないという日本人が信じられないようです。
この常識の違いは、多くの日本人に知って欲しいです。
我々、日本人は、他人の目からの呪縛から解放し、1人1人が自分の意志で主体的に動ける人間になることが課題です。
貴方は、何がしたですか?
そう質問されて、貴方は答えられますか?
もし、明確に答えられないなら、貴方は誰の人生を生きているのでしょうか?
誰の人生って、貴方の人生じゃないですか?
日本は、自分の意志を消して、なるべく現状維持しようとする環境であることを理解しておきましょう。
ここまで、日本を裕福な国にしてくれた先輩達に感謝し、次は我々が進化を遂げる番です。
自分の意志で考え、自立し・相手を尊敬し・お互いが共存するような世界のために、少しでも自分の人生と向き合ってもらえたら
きっと・・・
「私と貴方、違う所がいいね!」って思える気がします。
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