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2024/06/23 雨の日曜日

 おはようございます🙏
 関東地方も梅雨入りしましたね。
 さっそく本物の五月闇です。

 我が家の庭にも紫陽花の花が咲き誇っています。

 ちょっとタブーめいたお話をしてよろしいでしょうか?
 初代の柴犬をめぐることです。

 初代は膿でいっぱいになった子宮角を摘出されていました。
その頃の獣医さんにきくと、こちらで取り出した臓器について処分していいか、持ち帰りますかという問いが返ってきました。
 私は巻き尺とともに写真に収めるため、いただいてきました。その際、先生には地表から何十センチぐらい掘ったところに埋めていいか教わりました。
 布に包んで、庭にそれを埋めたのです。17歳まで生きた初代が7歳ぐらいのときでした。気のせいか、その辺りだけは植えた植物がよく育っているのです。梶井基次郎の『桜の樹の下』を連想するのは私だけでしょうか。

 さて、17歳でお別れした初代の柴犬、未だに納骨堂に納める気もなく手元供養しています。私の部屋は書斎兼仏間です。Mac Book Proを使い始めましたが、相も変わらずAirの時代にもディスプレイの先には霊位が鎮座しています。
 ペット霊園の人がいうには、当初用意した骨壺には収まりきらず一回り大きめのを使ったそうです。骨量が多かったようです。

 あの人の愛犬の墓はどうなっているだろうか、と気になるのが『ハラスのいた日々』の原作者、中野孝次さんの庭のことです。横浜の港南台ということでうちが檀家になっているお寺さんの地域とそう離れていません。ハラスの墓にはドイツ語で彫られた墓碑銘つきの石が添えられている(文庫本の写真にもあったと思います)そうです。
,,Hier schleft Harras" (ひあー しゅれふと はらす)
とかドイツ語で彫ってあった写真を見た覚えがあります。ハラスここに眠るという意味です。ラテン語で言うhic jacet ~です。

 家を売るつもりはないですが、いつか誰かの手に渡ってしまう事を考えると私は庭にお墓は作りたくないという気持ちがあります。あの庭の子宮角も土に戻っていると思います。
 毎週拝聴しているお寺さんのラジオ放送(Radiotalk)では、お墓を一カ所に合同墓地に集めるのには反対の立場らしいお上人が出てきます。お墓を無くしたら誰に対して祈っているのか分からなくなるので、ということです。
 まあ、死んだあとのことまで分かりませんので、今のうちに墓を、残った人にどう守ってもらうか話し合っておきたいとは思っています。

2024/06/23 ここまで

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