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2024/07/30 夏祭りと青春

夏祭りか。誰かと駆け落ちみたいなの、したかった。
誰も相手にしてくれない小中高とトンネルの中、出たと思ったら学生の頃に軽く病んでしまった。それが勤めに入ると病膏肓に入る、更にひどくなって適齢期に障害になり、パートナー探しどころではなくなった。
ときめきと無縁の私の人生。返せという気力も失せた。

夏が来れば思い出す
ではなく
切なくなる
そんな青春
なーんにも実らなかったもの不毛の果樹園
日夏耿之介の青春の詩にも及ばず
実らない荒れ地は持ち主がいなくなったら
正しい人がその上を通っていく
桜よ咲け我が屍を喰って
実のならぬ幻の花よ

2024/07/30 ここまで

今年の夏も大暑を過ぎましたね。
山では冬の準備。
山を追われ里に押し出され戻り先を失った熊の気分。
座して死を待つのみか?
寿命という名の死神が大鎌を持って刈り入れを待つ。

謎のような 人の裏切り
白いよろい戸が閉じられる

谷川俊太郎『夏が終わる』から

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