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2018.09 - 2020.02.15(二)

前回からの続きとなります
2018.09 - 2020.02.15(一)


2019年12月18日。
【NOTO】関連の作業も一段落したタイミングで、ついにライブほぼ確定との一報が入りました。
まだまだぼんやりしながらも、何となく「拡式」のビジュアルイメージやメンバーへの割り当て、出来そうな曲の選出が見えつつありました。

吹く前に既に飛んでそうなメンタルになってしまった例の事象も、この頃には何にも代え難い教訓として生まれ変わっていました。
言葉としての印象はあまり良くないかもしれませんが、分かりやすさ重視で自らを形容する際に使う「テイのよいカラオケスタイル」とは極論、たった1本の線で成立しています。
文字通り「生命線」であるその線とは、世間一般で言うところの「USBケーブル」を意味します。勿論オーディオインターフェース(PCの音をカッコよく出す機械)そのものや、カラオケ音源、何よりPCそのものも重要ですが、自らの地獄体験に鑑みた際、最もデリケートな要素はやはりUSBケーブルだと考えています。
「トラブルは付き物」という言葉は往往にして第三者から賜る恩赦であり、間違っても決して自ら発すべき言葉ではありません。PC等のハードウェアの不具合、ファイルのクラッシュ等の不確定要素に対してさえ、たったひとつのバックアップを準備しておくだけで対応出来る事も多くあります。
有線・無線問わず、目に見えない信号の送受信は万策を尽くしてなお払拭できないリスクであり...などと書いていると今後のフラグになりそうでおっかない限りですが、今回は先ずそういう初歩的なリスクヘッジ=もうちょっとマシな線を用意することから始めました。
ちなみにその時のケーブルは今もメインで使っていますが、外に持ち出すことは一生ありません。

USBケーブルの話で500文字消費。

そんなこんなで、年の瀬の頃には今回のアレンジの初稿に目処が立ち、逐次共有と打ち合わせを進めつつ、メロディやパッドの譜面を作成していきました。

「Ton-Tu-Love」メロ・パッド譜&パッド練習用音源

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「Ton-Tu-Love」に関しては原曲の一部を補完する形で、ライブ用にアレンジした曲も同じ要領でした。上掲の要素+パッド補完のみ抜きの音源を合わせた3点を1セットとして、拡式メンバーに共有しました。
とはいえ、これらは全て耳コピを補助するためのものでしかなく、スタジオリハの際は2人とも殆ど使っていませんでした。その様子は私にとって感涙を禁じ得ない光景でした。

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ここで突然の瓦そば

これは結果論でしかないですし、そういう主義も信条もヘッタクレもないですが、ソロになってから出させていただいたライブは今の所全て、既存曲の大幅なアレンジ改変をした「当日限りの1点もの」が存在します。その理由もシンプルで、ただ単に「やり直したい」とか「曲はやりたいけどアレンジが合わなさそう」といった、どうしようもない自己中心性に基づいた理由です。かつ、年に多くても2、3回のライブしかなく、その上完全不定期なので...。
そして今回に関しては、パッドのようなフィジカル要素を出来る範囲で活かしたかったり、ゆきさんの歌う「チャンネルNo.1」を単純に「僕」が(超私的な理由なので「僕」)聴きたかったという理由も大いにあります。

ただ、確実なのはソロの時よりも「拡式」というスタイル向けでアレンジを考えるほうがある意味冷静になれるということです。勿論1人の時も念頭にはありますが、よりフロア視点でのイメージが付きやすいという感じでしょうか。これもライブを終えた今だからこそ言える結果論ですが、今までよりは多少は「外向き」な雰囲気になったのかな、と思いました。

続きます

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