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自分のエゴかもしれない。

自分のエゴかもしれない。
でも、誰かに読んで欲しくて書きました。
ただの人助け、自慢だ、と思う人もいると思います。でもこれは、わたしにとって、とっても勇気のいることだと思うのです。

初めに。わたしは軽度吃音症という病気を幼い頃から持っています。
吃音症というのは、いわゆる「どもり」です。
ショックなことやメンタルが弱っている時に、酷く吃ることがあります。

そんなわたしは今日、仕事終わりに盲目の方に出会いました。
優しそうなイケおじです。白杖を持って、駅のホームにおりました。

盲目の方がいらっしゃる、ということを認識しただけで、わたしは最初、音楽を聴きながら、イケおじのことを見てました。

手を貸さなきゃと思ったのは、電車が駅に着いた時でした。イケおじが持っている白杖が転落防止のガードをこんこんと叩いていました。

電車が来て、降りたお客さんの後に、わたし達が乗る時に、イケおじは乗ることが出来なそうな感じでした。

わたしの足は自然に、イケおじの方を向いていました。昔、亡くなった母に教えてもらった盲目の方を助けるときのサインを思い出し、手を貸しました。
盲目の方を助けたのは生まれて初めてです。

その日は、酷く吃音が出る日でした。
もしかしたら、イケおじは吃音の声が聞き取りにくくて、大変な思いをするのではないか。
もし、わたしの吃音のせいで躓いて転んでしまったら。そんなことばかり考えていました。

でもそんなの関係ない、今は手を貸すことに集中しよう、と手を貸して「お手伝いしましょうか」とお声がけをしました。
イケおじは、とっても優しい声で「ありがとう、助かります」と言ってくれました。

段差がありますよ、と覚束無い誘導をしながら
電車に乗ると、背の高いDJをしてそうな お兄さんが席を譲ってくれました。
イケおじも、わたしもお兄さんに「ありがとう」を伝えました。

イケおじは、わたしの降りる駅より更に先の駅に降りるとのことで、わたしの降りる駅で別れてしまいましたが、イケおじは最後に「ありがとう」とお礼を言ってくれました。
わたしも「いえいえ、お気をつけて」と言って別れを告げました。

わたしにとって、とても勇気のある行動をしたと思います。自分で自分を褒めてあげたい。
そのくらい、わたしの中ではすごいことをしたのです。

ただひとつ、反省すべき点があります。
それは、イケおじの腕を持って恋人のポーズをしたことでした笑笑

イケおじは困惑してた思います笑

次はちゃんとお手伝いできるようにお勉強しなくては。


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