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釈迦の説きがたり 一日一話

    三月二十二日  つじつま

 日常たとえ小さな出来事でも、皆つじつまが合うようになっているのです。

 自分か出来ないことは人がしてくれる、人の出来ないことは自分がやる、お互いに助け合って物事のつじゆまを合わせているのです。

 但し、これはあくまでも人の道を正しく歩んでいる者同士のことです。人の道に外れるようなことをした場合は、その分だけ迷惑を掛けたのですから自分がつじつまを合わさねばならぬのです。

 誤魔化そうと思っても決して誤魔化しは利かないのです。どこまでいっても自分がするか出来ないときは、血縁につながった者がつじつまを合わさねばらぬようになっているのです。これが自然の裁きというものです。人の裁きからは逃れても自然の裁から逃れることは出来ないのです。それは自然の中で生かされている人間だからです。自然は私達の親であり、親の目は誤魔化されないのです。

常岡智寶著 釈迦の説きがたり 一日一話より

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     釈迦からのメッセージ

 私は生存中に、さまざまな修行をして数多くの教えを残したが、今ここで云えることは、人間は幸せには中々ようならぬということである。

 生きている間も、死んでからも、求め続けるばかりで幸せとはどんなものであるかを分かろうとしないからである。人間にとって幸せとは夢かまぼろしのようなものである。

 この物語(釈迦の説きがたり一日一話)は、難しい経文や教えの分からない人でも、自分達の身近な事柄の中から心が開けて、一歩でも半歩でも極楽への道を歩んでもらいたいという私の願いからである。

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