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写真の説がたり 一日一話

    七月十三日  思い上がり⁡
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 人間の思い上がりほど物事の判断を誤らすものはない。⁡
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 何か一つの物事が順調に運ぶと皆自分一人の力で出来たと思い込む。そして、次の物事を進めるについては、思い上がりの心の入った考えで押し進めて行く。もはやその時点で、自分の判断にずれが出来たことに気付かないのである。⁡
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 そして挫折をする。思い上った分だけはどこかで破綻を来し挫折をするのである。その時に自分の判断の誤りに気付かず、他人を責め他人の責任にする。又不運だといって嘆く。⁡
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 自分の思い上がりによる判断の誤りを早く気付いた者ほど立直りも早い。思い上がりほど怖いものはない。いつも自分を引締めて思い上がらぬように反省することである。⁡
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常岡智寶著 釈迦の説きがたり 一日一話より⁡
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    釈迦からのメッセージ

 私は生存中に、さまざまな修行をして数多くの教えを残したが、今ここで云えることは、人間は幸せには中々ようならぬということである。

 生きている間も、死んでからも、求め続けるばかりで幸せとはどんなものであるかを分かろうとしないからである。人間にとって幸せとは夢かまぼろしのようなものである。

 この物語(釈迦の説きがたり一日一話)は、難しい経文や教えの分からない人でも、自分達の身近な事柄の中から心が開けて、一歩でも半歩でも極楽への道を歩んでもらいたいという私の願いからである。



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