釈迦の説がたり一日一話
七月二日 掟
掟というのは人間お互い同士が幸せに暮して行く為に作った規則なのですが、人間が自分達の考えで作った掟と、良心が人間に課している掟があります。また我々が住んでいるこの自然にも自然の掟があります。これらの掟に従って暮していれば人間の苦しみは少いのです。
ところが、我々は毎日々々この掟を破って暮しているのです。そして掟を破っていることにさえ気付かないのです。人間に生まれて来て、人間として守らねばならぬ掟がどんなものであるのか知ろともしないのです。又知っていても守ろうとしないのです。
自分達で作った掟を破り、良心に課せられた掟も守れず、自然の掟にも抗っていると、生きているうちから地獄へ落ちることは明らかです。
常岡智寶著 釈迦の説きがたり 一日一話より
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釈迦からのメッセージ
私は生存中に、さまざまな修行をして数多くの教えを残したが、今ここで云えることは、人間は幸せには中々ようならぬということである。
生きている間も、死んでからも、求め続けるばかりで幸せとはどんなものであるかを分かろうとしないからである。人間にとって幸せとは夢かまぼろしのようなものである。
この物語(釈迦の説きがたり一日一話)は、難しい経文や教えの分からない人でも、自分達の身近な事柄の中から心が開けて、一歩でも半歩でも極楽への道を歩んでもらいたいという私の願いからである。
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