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釈迦の説きがたり一日一話

    八月八日  損得勘定⁡

 人間の一生にはいつも損得勘定が付いて廻ります。一言話をしてもすぐ頭の中で損得をはじき出す人も居る位です。親子兄弟、夫婦の仲でさえも損得勘定が合わぬともめることがよくあります。⁡

 それはいつも自分が得をしようという勘定が働いているからです。自分が損をして相手に得をゆずるような人は滅多にいません。⁡

 しかし、世の中物事は中々自分の計算通りに行かないのです。すぐ勘定違いが起ります。得になると思ってしたことが損になったり、損になると思っていたことが思わぬ得になったりで、自分の考えた損得勘定はいつの間にか形を変えているのです。⁡

 貴方の一生に於ける損と得の勘定は、どこかでちゃんと合うようになっているのですから、目先の損得に気を取られて大切な人間関係を損なわぬように気を付けて下さい。⁡


常岡 智寶著 釈迦の説きがたり 一日一話より⁡

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   釈迦からのメッセージ⁡⁡
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  私は生存中に、さまざまな修行をして数多くの教えを残したが、今ここで云えることは、人間は幸せには中々ようならぬということである。⁡⁡
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 生きている間も、死んでからも、求め続けるばかりで幸せとはどんなものであるかを分かろうとしないからである。人間にとって幸せとは夢かまぼろしのようなものである。⁡⁡
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 この物語(釈迦の説きがたり一日一話)は、難しい経文や教えの分からない人でも、自分達の身近な事柄の中から心が開けて、一歩でも半歩でも極楽への道を歩んでもらいたいという私の願いからである。⁡


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