能の「男」は、動かずに語る(実験映像あり)
2019年4月開催の「宗一郎 能あそび」のダイジェストです。(構成:沢田眉香子 ヘッダー写真:上杉遥 会場写真:河原司)
テーマは「修羅編〜『男』戦によってあらわになる人間の本性、世の不条理」3。能の「五番立」と呼ばれる上演形式「神・男・女・狂・鬼」のうちの二番め「男」は、その多くが「修羅物」つまり、戦いに生きて死んだ、武者の亡霊が主人公の話。男たちは舞台で何を訴えているのでしょうか?
■葛桶は、上から目線の指定席さてさて、ここからが今回の本題です。この数々の武将たちが、