【インタビューしました】「なぜ」を大切にする大学生起業家に話を聞いてみた
あなたのやりたいことは何ですか?それはどうして?
この記事は、やりたいことがない・まだふわふわしている高校生におすすめです!
この記事の概要
今回は学生起業家の長井慎(ながい しん)さん(愛知学院大学経営学部4年)にお話を伺ってきました!
長井さんは、不登校の子とゲームをする教育事業、運営サポートなどの活動をしており、それらには共通点があります。それは、「人を奮い立たせて共に挑戦する」。
そんな長井さんが高校生に伝えたいのは、「何をするかではなく、なぜするか」を大切にする事だといいます。
「何をするかではなく、なぜするか」=「志」の大切さに気付いたきっかけ
長井さんは、高校時代にアフィリエイト(ブログやサイトなどで商品を紹介し、報酬を得ること)を行っていました。そして長井さんは、もっと稼げる方法があるのではないか、と訪れたネットビジネスの師匠と出会い転機が訪れます。
その師匠は、自らネットビジネスについて教えるのではなく、立志財団の代表・坂本憲彦さんを紹介してくれたといいます。
長井さんはこの坂本さんから、
「お金でつながった人間関係ではなく、『志』を大切にし、人を巻き込む姿勢が大切だ」
「『志』とは、自分はどんなことがしたいのかで、自分から誰かに貢献していく中で気づくものだ」
と教わったそうです。
長井さんの「志」とは...?
長井さんは、高校時代吹奏楽部で打楽器を担当していたのですが、自分の演奏で喜んでもらった経験から、「最高の喜びを届ける」ことが自らの「志」だと考えました。そこから、多くの人に「志」を話すことで、より深く追求していくことになります。
「最高の喜びを届ける」…。これってつまり、人に勇気を与えることだ。
この気づきから、長井さんは、「人を奮い立たせて共に挑戦する」と「志」を深めることができました。
「志」を大切にするのはどうして?
そもそもなぜ「志」が必要なのでしょうか?
長井さんは「『志』『なぜ』が自分や他人を動かす。なぜなら『志』は人の感情を揺さぶるからだ」といいます。
例えば、シンガーソングライターを目指すAさんとBさんがいるとします。
A:私は、シンガーソングライターになりたい。だって人を勇気づけることができるから。
B:私は、人を勇気づけたい。私が最も勇気づけられたのは音楽だった。だから、シンガーソングライターになりたい。
さて、どちらの方がより説得力があるでしょうか?
AさんもBさんも「シンガーソングライターになりたい」と言っていますね。しかし、Bさんの方 がより納得できる気がしませんか…?
これに関して長井さんは、「人間は『なぜ』したいのかを先に伝えることで気持ちが動く」と説明してくださいました(確かにBさんは、「人を勇気づけたい」という「なぜ」が先に来ていますね)。
じゃあ「志」はどうやって見つけるの?
「長井さんは、素敵な出会いがあったから、自分のやりたいことを追求できたんだ。羨ましい…。」
そう思った高校生もいるはず。
しかし、「志」を見つけるには、方法があります。長井さんは、読者の高校生に向けて「志」の見つけ方をわかりやすく説明してくださいました。
まず、自分が他の人から感謝され、嬉しかった経験を書き出してみましょう。それらから、共通の言葉を探します(先の例なら「人を勇気づけたい」ですね)。
そして、大切なのは、人に話すこと。人に話すことで、違和感に気付いたり逆に腑に落ちたりすることがあります。
「志」を見つけたら、あとは手段を考える(先の例なら「シンガーソングライター」ですね)。
この方法を一度やってみると、当初ぼんやりと考えていたやりたいことも、「なぜ」したいのかが分かったり、あるいは実はそんなにやりたいわけではないのかも、と気づいたりできるそうです。
インタビューに答えてくれた長井さんの思い
『なぜ』を考えることで勇気づけられ、奮い立つ高校生がいたら嬉しい。
長井さんは、これからも「なぜ」の大切さをより多くの人に広めていきたい、と語ってくれました。
みなさんはどう考えますか?まずは、「志」を見つけることから始めてみませんか?
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