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初めて買ったカメラ、Canon IXY digital 220IS

私が本格的にカメラを始めたのは20歳の時だ。

それまではバンド活動をしていたのだが、地元でワンマンライブを開催した後、数ヶ月も経たないうちに現メンバーはボーカル以外が抜けてしまった。

そのバンドはそれまでの体制を良くも悪くも一新、いやぶっ壊したので、これまで積み上げたつもりだった私は改めてバンドを組む意欲を失ってしまったのだ。

そんな私が次に始めたのはカメラだった。
カメラは良かった。一人でも何処かへ行って写真を撮れる。自分自身と向き合える。

当時使っていたのはNikonのD40と、タイトルにもある通りCanon IXY digital 220isとLomo LC-Aである。

カメラ自体の購入はそれ以前だ。
D40は19の時で、IXYは18の時だ。
LC-Aは忘れた。たしかすぐ壊れたんだっけかな。

D40はたしかネットで名機と書かれていたので、秋葉原でレンズ付き12800円で購入した。レンズは18-55mmのズームレンズだ。ズームレンズと単焦点レンズの違いも分からなかったので、コレが単焦点ってやつかーと勘違いしていた。アホだなぁ。

実際D40はいい色が出しやすい。D200などに比べるとアンダー目で撮ると濃いめの青や赤が出る。最近はあまり使えてないが好きな機種である。

IXYは初めてのバイト先の下にあったリサイクルショップで1200円で購入した。
レンズ部の塗装剥がれがあったとはいえ当時はスマホがメインの時期だったので一番底値だったのだ。

CCDブームの今では20000円を超える。すごいな。なお、ここで話すCCDというのはCCDセンサーがついたカメラという意味ではなく『なんか小さくてかわいいカメラ』の愛称である。縮めて『ちいかわ』である。海外では本来含まれないはずであるCMOSカメラもそう呼ばれている。喋ってる感じ、語感の良さが好きなんだと思う。ししでぃ、ししでぃ、と。

流行る8年前から使用しているんだから、私は一番最初にコンデジの魅力に気づいた一人かもしれない。知らんけど。

なによりこの機種はいい。

レンズ部の塗装が剥がれてしまっている。


IXYのデジカメシリーズの中でも薄いため持ち運ぶのも疲れない。一眼レフカメラやミラーレスカメラは画質やレンズが交換できる点ではアドバンテージを得ているが、この軽さ薄さには勝てない。

画質も安定している。低画質なガビガビ雰囲気を出したいなら画質のグレードを落とせば十分だ。

撮った写真の雰囲気はこちら。

壊れるまで使おう、なんてたって最初の相棒なんだからね。

以上、IXY digital 220ISのお話でした。

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