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次男・三男はどうするの?


こんにちもも。工房MOMO主宰の矢作(やさく)です。

いつか禅問答のように言葉が、すっと出てくるように勉強、修業します。

ハッキリ申し上げて、今回は人形屋さんの商品を売りたいからというご批判を覚悟でお伝えします。しかし、私はそう教えられてきましたので、そんなものなのかなとずっと思っています。

五月人形を飾ろうとするとき、若しくはご購入を検討されているとき、「お兄ちゃんのがあるから…」「パパのがあるからそれを引き継ごう」などと思われる方が多いと思います。

私は、お薦めしていません。

なぜなら、昔から五月人形は、お子様のお守りのような役割をもっているからです。新しく生まれてきたお子様の厄や穢れを「身代わり」となって引き受けてくれると考えられてきました。五月人形を引き継ぐと、変な話ですが、以前の持ち主の産まれてこの方、それまでに受けた災厄も引き継いでしまうという都市伝説のようなことが、いわれています。

これが、日本の伝統や文化の考え方でもあるように思います。

神社などで購入するお守りも使い回しはしないと思います。それと同じで、五月人形も一人ひとりのお守りなので、弟さんが生まれたら、弟さんの分も用意してあげてください。というのが本音です。

しかしながら、今では住宅事情などのほか、色々な事情があり、そうもいかないことが多いかと思います。弟さんの分の五月人形を飾るスペースがなかったり、いろいろな事情で飾れないといった場合には、小さめの鎧兜や、ガラスケースに入ったお人形、室内用のこいのぼり、お名前の旗など、何かをお飾りすることはできるかと思います。なにか「お守り」になる五月人形・お飾りを用意してあげていただけると幸いです。


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