兜の忍び緒
こんにちもも。工房MOMO主宰の矢作(やさく)です。
いつか禅問答のように言葉が、すっと出てくるように勉強、修業します。
先日、五月人形についてお問合せ頂いた件で、少しあやふやに感じたので、自分でももう少し調べてみることにしました。
「兜の紐の結び方に意味はありますか?」というお問合せでした。
私は、「結び方に自体に意味があるものがありますが、兜を使わない現代では兜は飾るものなので、装飾的な意味合いの方が強いと思います。」とお答えしました。本当にそうなのか、ふと疑問に思ったので、早速、兜を作っている甲冑師さんに問い合わせました。
「結び方には、意味があるものがあるけれど、それは、装飾的な意味で、兜の忍緒の結び方とは異なるものだよ。戦の道具としての兜の場合などは、そんな結び方をしていたら戦にならないよ。また、神社などに奉納されている場合も、異なる場合が多いよ。」という説明でした。
ええっ、関係ないの?!これが素直な私の気持ちです。私がお客様に説明してきたことは何なの?と思いましたので、次は、少し調べてみたことをご報告したいと思います。
これは、画像にあるような兜を付けるときに使う『忍緒』という部分のお話です。
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