【第二期 欲求を開発しよう!】Part 8-1 「やりたいことをどう」定義するか? (前編)

2020.11.13

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【第二期 欲求を開発しよう!】
Part 7 欲求と向き合う中で思うこと



久々の更新だ。

日付を見ると、半年以上前に書いてる…
さすがに放置しすぎである。(反省)

この間何があったかといえば、
・ジョジョ第5部論のことを考えていた(まだ書けていない…)
・本業のほうがいよいよ忙しい
などなど

あと、このnote的に大きなイベントとしては、とあるフォロワーさんと実際にあって、定期的に飲む友達になったことだ。
その人と話すなかで、「やりたいこと」を見つけるのって、難しいなぁと思ったり。
また、最近の自分の中で思ったことを少しまとめておこうと思う。



8-1. 探したいものの輪郭をまずはとらえよう


この第二期の目標としては、「やりたいこと」を見つけて、欲求を開発することだ。

欲求については、簡単にこちらにまとめてある。
Part 5 僕には欲が、ないらしい
ここでは、行動の動機付けとか、その方向性(自分発信 or 他人発信)などの観点から「やりたいこと」を眺めてみた。

この観点は、「今現在の自分がする行動」とか「過去の行動」がどういった動機付け=モチベーションを整理する上では非常に役立つ。
特に、他人からモチベーションを植え付けられてきた人間にとっては、
「あ、これは他人発信の行動だから注意しておこう」
という具合に、他人発信の「要求」に対処するのに有効だ。


一方で…
しかしながら、だ。

他人発信の要求を排除したとしても、そこから自動的に自分発信の欲求が棚ぼた的に手に入るかといえば、そうではない。

今度は、自分の行動の中から「やりたいこと」を掴み取る必要がある。
(必要がある、というと固いから、掴めたらいいね♪くらいな気持ちで)

そこで今回は、
「やりたいこと」ってのは具体的にどうゆうものを指すのか?
その輪郭を掴む試みを書いてみよう。



8-2. 地図を書いてみる

画像1

これは、関東の高速道路を表した地図だ。

これを使って、「やりたいこと」を分析してみよう。


① 地図上の目的地 = 中長期的な目標

例えば。

「宇都宮に行きたい!」と考えたとしよう。

これは、「○○になりたい!」とか、「○○を達成したい!」などの、少し未来の状態=願望だ。


半年くらい悶々と考えて思ったことは、
いきなり「願望」を掴み取ろうとすることは無理だな、ということ。
でも、こうゆうことしがちよね。
他人の願望(要望)を植え付けられるのに慣れてしまうと、
達成したら評価されそうな目標」を持たなくてはいけない、と勘違いしてしまう。

しかし、他人から「宇都宮に行きたい!」を植え付けられた場合…
なぜ、あなたは宇都宮に行きたいのか?
と聞かれると、答えることができない。
・GoToトラベルで安いから
・関東から近くて日帰りでもいけるから
など、なんというか、客観的・他人行儀な答えが出てきそうだ。

一方、自分から「宇都宮に行きたい!」と思った人は、どう答えるのか?
・餃子を腹いっぱい食べたい!
・日光東照宮に行きたい!
・温泉入りたい!
など、最初に「○○がしたい!」という自分発信の欲求があって、それを満たすチョイスの一つとして「宇都宮に行く!」という目標ができるのだ。


つまり、「宇都宮に行きたい!」のような、中長期的な目標を得るためには、もうちょっと身近で短絡的な欲求が必要だとわかる。


② 途中の道筋(東北縦貫道) = 最も意識すべきポイント


先程書いた、宇都宮を目的地にした例え話は、これまでのnoteでもなんとなく説明してきたこと。

今回大事なのは、ここから。


旅行の場合は、目的地に餃子や温泉があることを「あらかじめ知っている」。

しかも、この場合の「餃子」や「温泉」ってのは、
簡単に言えば「お金を稼いだら、食べたいもの食べて、住みたいところに住めるよ」
と同類の欲求だ。

逆に言えば、おいしいものが食べられて、温泉があれば、必ずしも宇都宮でなくてもいいわけだ。
中部地方だって、東北だって、はたまた関西でも、海外だっていい。

こうしてしまうと、目的地を見失ってしまう。


つまり、「辿り着いた先で得られる快楽」とは全く違った視点で、向かうべき方向を探す必要がある。

ここで僕が提案するのは、「途中の道筋を意識すること」。


画像2

これは、車の速度のグラフ。
先程の地図を簡略化して、
「動き始め(青)」→「道中(黒)」→「目的地でブレーキ(赤)」
と考えていただきたい。

さて…
これまでの僕のnoteだと、
「やりたいこと = アクセル = 動き始めること(青の部分)を探そう!」
ってなことを書いてきたと思う。

僕自身、最近までそう思っていた。


しかし最近、「あ、違う。こっちだ」ってなことを感じたわけです。

それがなにかというと、

平らな黒線と下りの赤線が大事

ということ。


A. 黒線 = エネルギーを加えなくても続けられる行動

同じ速度で進んでいる黒線の部分。

このグラフだと変化がないように見えるが、車にしてみたら同じ速度で進み続けている状態。

酵母マン的には、この状態を「やりたいこと Lv.1」として定義したい。
そして、最初に探すべきものはこのLv.1だ。

なぜか?

・ブレーキを踏んでいない

これは僕自身の最近の体験なのだが。
本業のほうで研究の方針を考える必要に迫られていた。
僕はこういうときに、どうしても腰が重くなって動き始めが鈍くなる

しかし、その重い腰を上げて動き始めると、今度はなかなか止めることができなくなる
そして、「あ、気づいたらこんな時間か…」という状態になっていた。

その時、「なるほど、探すべきはこっちだったか」を認識したわけだ
こっち、というのは、
最初に探すべきは「アクセルを踏みたいこと」
ではなく
「ブレーキを踏みたくないこと」

「宇都宮に行きたい!」のような中長期的なやりたいことをLv.10
「自分発信で能動的にやりたい!」のようなことをLv.5
としたときに、

きっかけは必ずしも自分発信ではないが、
その状態を続ける事自体は苦でないこと

これをLv.1として考えよう。


B. 赤線 = ブレーキを踏むことにもったいなさを感じること


それと並行して…

先程の車の速度の図で、ブレーキを踏んで速度を落とす赤線部分。

これは、
やめることにもったいなさ・名残惜しさなどを感じること。

例えば…
えー!このゲーム、あと1ステージでクリアできるのに…
この本もうすぐ読み終わるのに、最寄り駅に到着しちゃったよ…

的な状態。

やめたくないことは、つまりは「やりたいこと」と言い換えていいこと。

そこで、
やめることにもったいなさ・名残惜しさなどを感じること
Lv.2と考えてみよう。


③ まとめ 青線 =  最初のアクセルは他人に依存しちゃえ


関東の高速道路図と、車の速度図を組み合わせて考えると…

・「やりたいこと = 通りたい道路」と言い換えてみよう
・その道路を通ってみたいかどうかは、「実際に通ってみないとわからない」
・つまり、東京=動き出していないスタート地点からでは、その状態は体感できない

これなのだ。ここを目指したほうが手っ取り早いのだ。
最初から、自分発信でアクセルを踏めることを得られるなら。
そもそも教育とか、指導者とか、見習うとか。
そうゆうものは必要ない。

そうじゃなくて。
誰かに指導してもらいつつ、
自分の走ってみたい道を学んだこと・経験から導き出す。
そのためには、いろんな道を実際に体験してみる。
それが「続けたいこと」かどうかをちゃんと考える。


だから…
難しさLv.5の青線=アクセルを踏み込むところは、最初は何かに助けを借りよう。
それよりも、
「その行動を続けたいと思えるかどうか?」
「やめることに抵抗感があるか?」
そちらの方がはるかに重要だ。


最近感じたことのまとめでした。


ちなみに…

最近、マインドマップにハマっています。

頭の中のアイデアとか事柄を、○と線で結んで地図みたいにしていくやつ。

これのアプリを使って本業のことを考えるようにしています。

この作業自体がとても楽しい!
頭の中が可視化されてとても整理ができます。

アプリ名前は「Mind Meister」
https://www.mindmeister.com/
ジョジョ第5部論の構成もこれを使ってまとめます。

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