【第二期 欲求を開発しよう!】Part 4.2 過去の欲について(中学生編)
2020.03.07
目次はこちら
前回はこちら
【第二期 欲求を開発しよう!】
Part 4.1 過去の欲について(幼児期・小学生編)
4-2. 中学生
・家でやってたこと
このへんは小学生のころとほとんど変わらない。
相変わらず無双系のゲームやってた。
漫画は、カイジとか、行け!稲中卓球部にハマってた。
(全部、兄が買ったやつ)
中学になっても、少しだけレゴをいじってたような気がする。
けっこう記憶が曖昧だ。
それは、僕のいた地域には私立中学というものがなく、
小学校から中学校は同じようなメンツでそのまま繰り上がっていたから。
生活に劇的な変化がなかったせいなのかもしれない。
・新しい趣味
家でやってたことに、多少の変化もあった。
例えば、2004年の大河ドラマ「新選組!」だ。
これは、脚本:三谷幸喜、主演:香取慎吾だった。
土方役の山本耕史や、当時はまだ無名だった、山南敬介役の堺雅人が印象的で、すごくはまった。
ここから、現在まで続く大河ドラマを見るという趣味が生まれた。
この、新選組との出会いはけっこう強烈だった。
無双シリーズのおかげで、三国志と戦国時代には興味があった僕に、新たに幕末という視点が加わった。
歴史好きという欲は、最初は他者(この場合は兄)からもらった種だった。
しかし、中学生の時点で最初の種は花を咲かせていて、そこからは自発的に新しい種をつかみとれるようになっていた。
あと、音楽との出会いもあった。
といっても全然劇的なものではなくて。
家に、JUDY AND MARYのベストアルバム「The Great Escape」があったのだ。
これは、そばかすやOver Driveを始めとする代表曲が30曲も入っていて、中学のころはこればっか聞いてた気がする。
初めて買ったCDは、中学の卒業直前に発売された、YUKIの「メランコリニスタ」だった。
・学校での生活 ー 部活
僕にとって、部活は全くいい思い出がない。
中学はバスケ部だった。
理由は、小学生の頃遊んでた子たちが入るといったから。
それだけ。
運動が得意でもなく、ましてやバスケに興味がない僕にとって、それは地獄だった。
あんまり思い出すと悲しくなるので書かないが、とにかく辛かった。
でも、「やめる」という発想は出てこなかった。
そこまでの自発性・能動性がなかった。
「3年間耐えれば抜けられる」という、ブラック企業の社員にも通じるような、被虐体質はこの辺から生まれた気がする。
欲求の観点で捉えてみるとどうだろうか?
普通の人だったら、上達するために自主練したり、憧れの選手がいたり、どこどこ中のやつがうまい、とかの話で盛り上がったりするのだろう。
僕には、それが、まっっっったくなかった。
ただ、言われたとおりの練習をやって、
辛いなぁと思いながら帰る。
土日にも練習に駆り出されて、やだなぁと思いながら日々を過ごす。
それだけ。
ただ、他者から「やれ!」と言われたことをやっても、
満足感もないし、自己肯定感も得られなかった。
(自己肯定感の概念については、後々コラムでまとめます)
・学校での生活 ー 勉強
一方、勉強の方はまだましだった。
小学校の頃は、算数の楽勝テストで常に100点だった気がする。
しかし、中学入りたてのころは、よく覚えてないけど芳しくなかったような気がする。
特に、中学2年の英語のテストは、三単現のSとかも全くわからなくて、悲惨だった。
いつ頃からなのだろう?
ほんとに全く覚えていないのだけど、中学の後半から、
「酵母マン=勉強できるやつキャラ」になってた。
特別何かをした記憶はない。
多分、学校で出された課題を普通にこなしてたのかな?
そしたら、自然と学力がついていた。
当時の僕は、勉強を楽しんでいたのだろうか?
問題が解けたり、課題をクリアすることは楽しかったと思う。
(部活の状況が悲惨だったので、その反動もあるのかもしれない)
しかし、そこから自分で興味の範囲を広げる、ということはしていなかった。
それができていたのは、歴史系だけだ。
理系科目への興味は、自分の時間を費やしてまで知りたい、というレベルではなかった。
結果的に僕は、地域の進学校の理系クラスに推薦で入学した。
そこを選んだ理由は、「兄弟みんなそこだから」
それだけ。
田舎だから選択肢がないのだ。
そもそも学力でふるい分けるから、上位の人でも2つか3つ。
田舎の場合。
進路選択、とはいいながら、成績上位層は、
「自発的に意思決定して、進路を選択する」
という経験を積むことができないのだ。
進学校に行けたらそれでOK。
成績がいいやつは、それ以上思考する項目がない。
将来に関して考えることが、常に先送りにされる。
むしろ、そこまでの成績に至っていない人のほうが、
自分の実力と、それに合わせた進路選択を考える必要があるから、
意思決定の経験を逆に積むことができる。
すごく皮肉な構図だが、当時の僕は全く気づいていなかった。
この経験の乏しさが、後々まで後を引いていく。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
Next
【第二期 欲求を開発しよう!】
Part 4.3 過去の欲について(高校生編)
サポートの目安はアサヒ・ザ・リッチ1本文です。