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アートな午後 part2〜「キュビスム展」から〆は「ZAPPA」な一日

先日、京都市京セラ美術館で開催中の「キュビスム展ー美の革命」へ行ってきました。

開催終了まで一ヶ月を切って漸く訪れることが出来ました

当日は素晴らしい快晴
しかし気温は高く、日差しは痛いほど💧

鳥居の朱色が眩しい



まずはゴーガン(ゴーギャン)

ポール・ゴーガン『海辺に立つブルターニュの少女たち』1889年


お次はルソー

アンリ・ルソー 第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神1905〜1906
長いよ先生!(苦笑)


キュビスム展なのに何故ゴーギャン?ルソー??
その辺りの詳しい説明は山田五郎さんのこちらの動画から。


続いてアフリカの仮面や小像

制作者不詳「ダンの競争用の仮面(コートジボワール)」1850~1900
制作者不詳「バンバラの小像(マリ)」 1850~1900
制作者不詳「ヨンベあるいはウォヨの呪物(コンゴ)」制作時期不詳


この三作品は観た瞬間に惹きつけられてしまい、かなりの時間あれこれ様々な角度から眺めていました。

コミカルで可愛らしく感じたり、突然とても恐ろしく感じたり。

そうしていると自身の感性、感覚が柔らかく解れていくのが感じられ、この先の展示作品と対峙するのにとても良い状態になっているのがわかりました。

そしてピカソへ

『女性の胸像』1907
『女性の仮面』1908
『裸婦』1909
『女性の胸像』1910
『肘掛け椅子に座る女性』1910


ピカソの作品を観るといつも「うまいなぁ〜」と思うのですが、今回もそうでした(笑)
絵画の技法の事など全くわからないし完全に門外漢なのですが、何故だかどの時代の作品を観ても第一印象は「うまいなぁ〜」なんですよね。
不思議です。


ジョルジュ・ブラック

『レスタックのリオ・ティントの工場』1910
『小さなキュビスムのギター』
(テーブルの上のギター)
1909-1910

今回のキュビスム展、撮影可の作品が多かったのですが、所謂静物画といわれる作品の題材にギターが多いのが面白かったです(バイオリンよりも多かったです)

キュビスム(立体主義)に造形として親和性があるのか、取回しの良さと安価であることでどこの家にもあるような楽器だったからなのか。

実際の理由はわかりませんがちょっとした驚きでした(笑)

フアン・グリス

『ギター 』1913
『ギターを持つピエロ』1919

(この他にもギターが描かれた作品がいくつもありましたが撮影していませんでした)

ロジェ・ド・ラ・フレネー

『腰かける男性』1913-1914

ロベール・ドローネー

『円形、太陽 no.2』1912-1913
『パリ市』1912
(この作品はキュビスム展のポスターやチケットに使用されていました)


ソニア・ドローネー

『バル・ビュリエ』1913


フランティシェク・クプカ

『色面の構成』1910-1911


レイモン・デュシャン=ヴィヨン

『恋人たちⅢ』1913


アメデオ・モディリアーニ

『赤い頭部』1915
『女性の頭部』1912


撮影した作品はほんの一部。

解れた感性で分析などせずに眼前の作品とそれらから感じるエネルギーをそのまま受けていると鑑賞を終える頃にはかなりお腹いっぱいに(苦笑)


数多くの素晴らしい作品を間近で鑑賞し、幸福感と心地よい疲労感に包まれたまま美術館を後に。

帰宅後も自身で感じていた以上に興奮さめやまぬ状態で眠れそうになかったので、配信で映画を観ることに。

数年前に公開されたフランク・ザッパのドキュメンタリー映画『ZAPPA』を。


創造するエネルギー

この日一日、ずっと感じ続けていたものでもあります。

映画の中でザッパが語っていた言葉で特に印象的だったものに

「自分の頭の中に鳴った音楽を具体的な音として完全に再現して、それを自分が聴きたいんだ」

よーく、わかります(苦笑)

自覚している以上に多くの刺激を受けた一日となりました。


最後までお読みいただきありがとうございます。

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