Copilotの使用条件やプライバシー・ステートメントを読んでみた

気になった箇所を飛ばし飛ばし抜粋。

Copilot AI エクスペリエンスの使用条件

適用される条件体系の確認

お客様が商用データ保護付きの Copilot のユーザーである場合は、次のページでお客様に適用される使用条件を確認してください: https://aka.ms/BCETermsOfUse

ふむ、商用の場合は追加条件があるようだ。そして商用データ保護の記事は以下のようだ。後で読もう。

適用範囲の確認

本追加使用条件 (以下「使用条件」という) は、Copilot のスレッド エクスペリエンス (以下「スレッド エクスペリエンス」という)、および Bing 上の、または Bing から検索結果を提供するその他の AI 搭載のジェネレーティブ エクスペリエンス (以下「オンライン サービス」という) に適用されます。オンライン サービスは、人間の創造性を引き出し、刺激し、向上させることを目的としています。本オンライン サービスを利用することで、お客様は以下の条件に同意するものとします。

適用範囲を確認することは大切。…スレッドエクスペリエンス?
「人間の創造性を引き足、刺激し、向上させることを目的」というのは面白い言及。

1.参加資格と使用要件。 本オンライン サービスの利用は、本使用条件 (以下「本契約」という) と、どちらもここで言及されることにより本契約の一部となる Microsoft サービス規約 および Image Creator from Designer の使用条件 (適用される範囲で) によって規定されます。…本契約と Microsoft サービス規約と Image Creator from Designer 使用条件との間に相違がある場合は、本契約の相違する規定が優先します。

本オンライン サービスの利用には、オンライン サービスの利用に関連する情報の収集、使用、および開示について規定する Microsoft プライバシー ステートメントも適用されます。

2.オンライン サービスの使用。スレッド エクスペリエンスでは、入力 (以下「プロンプト」という) を送信し、オンライン コンピューター上のチャットボットと会話し、特定の状況下でテキスト コンテンツ (以下「作成物」という) を生成できます。本オンライン サービスを利用する際は、オンライン サービス行動規範 (以下「行動規範」という) を遵守する必要があります。…

適用される条件が多層になることは多いので、条件の全体像を掴むのは大切。(しかしMicrosoftのサービス規約は膨大で把握が大変すぎる…)

生成物の取り扱いの確認

2.で生成物である「作成物」の定義が登場、テキストのことらしい。先走って作成物の言及がある箇所をみておこう。

2. …お客様は、オンライン サービスおよび生成される作成物を、(i) 合法的な方法で、すべての適用法令を遵守し、(ii) 本契約、行動規範、およびオンライン サービスに関連する Microsoft サービス規約ドキュメントに従い、(iii) Microsoft の権利または他の個人もしくは法人の権利を侵害または侵害しようとしない、悪用しない、または他の仕方で違反しない方法 (明確化のために付言すると、「方法」には、オンライン サービスでコンテンツを生成する、または生成を試みる方法、目的、および/または手段が含まれますが、それらに限定されません) でのみ使用していただく必要があります。

5.コンテンツの所有権。Microsoft は、お客様が本オンライン サービスに提供、投稿、入力、送信した、または本オンライン サービスから受信した、プロンプト、作成物、カスタマイズ品、指示、またはその他すべてのコンテンツ (フィードバックや提案を含む) の所有権を主張しません。ただし、お客様は、オンライン サービスを使用し、コンテンツを投稿、アップロード、入力、提供、または送信することにより、Microsoft、その関連会社、および第三者パートナーに対し、その事業 (すべての Microsoft サービスを含むがそれらに限定されない) の運営に関連して、プロンプト、作成物、カスタマイズ品 (GPT を含む)、および関連コンテンツを使用する許可を与えるものとします。これには、お客様が提供するプロンプト、作成物、およびその他のコンテンツを複写、配布、送信、公に展示、公に上映、複製、編集、翻訳・翻案、フォーマットを変更するライセンス権、およびこれらの権利をオンライン サービスのサプライヤーにサブライセンスする権利が含まれますが、これらに限定されません。…

作成物は方に従い、良識に従って利用しよう、当たり前。
作成物に対してMicrosoftは権利主張しないらしい。
入力に対して「使用する許可を与える」とはある、ほう?情報処理のための許可であれば納得するが、その後の「公に展示」うんぬんは?「これらに限定されない」ということはあらゆる利用が可能となるが、Microsoftによる好き勝手な使用を制約する条件はあるのだろうか?…この使用条件の中ではなさそうだ…。

生成物に対するMicrosoftの責任を確認

「作成物」といっていないが、「作成された素材」という言及があった。

Microsoft は、Microsoft サービス規約の第 12 項を一切制限しませんが、明確化のために付言すると、オンライン サービスによって作成された素材が、使用できるコンテンツのその後の使用において、第三者の権利 (著作権、商標、プライバシーおよびパブリシティの権利、名誉毀損を含むあらゆる権利) を侵害しないことを一切保証または表明しません。本オンライン サービスのいかなるコンテンツも、行動規範および適用される法令に従い、第三者の権利に準じて使用する必要があります。さらに、ユーザーは、オンライン サービスの利用 (オンライン サービス コンテンツのその後の使用、本使用条件、Microsoft サービス規約、行動規範の違反、適用される法令の違反を含む) に起因または関連して生じるいかなる請求、損失、および費用 (弁護士費用を含む) から Microsoft、その関連会社、従業員、およびその他すべてのエージェントを免責し、損害を被らないように保つことに同意するものとします。

「Microsoft サービス規約の第 12 項」は責任制限のようだ。Microsoftの賠償責任は「損失または違反が発生した月についてのお客様の本サービスの料金 (または本サービスが無料である場合には 10 米ドル) を上限とする直接損害の範囲」に限定される。

そして作成された素材に起因するトラブルは一切自己責任ということらしい。だが著作権侵害については補償するといっていなかったか?と思って確認してみたら対象は法人だけ?

サードパーティーとの連携については7.に。まあ普通のことが書いてある。

紛争解決方法の確認

9.に米国居住の場合の紛争解決は書いてあるが、その他の地域は記載がない。これはサービス規約の 10.が適用されるのだろう。

e. 日本  お住まいの国または地域 (企業の場合は主たる業務地) が日本であって、本サービスの無料部分 (Bing、MSN など) を使用している場合、契約先のマイクロソフト法人は Microsoft Corporation (One Microsoft Way, Redmond, WA 98052, U.S.A.) です。本サービスの一部について使用料金を支払っている場合、契約先のマイクロソフト法人は、日本マイクロソフト株式会社 (〒108-0075 東京都港区港南 2-16-3 品川グランドセントラルタワー) です。有料および無料の本サービスについては、抵触法にかかわらず、本規約、および本規約または本サービスに起因または関連して生じるすべての問題は、日本法を準拠法とします。お客様とマイクロソフトは、本規約または本サービスに起因または関連して生じるすべての紛争について、東京地方裁判所が専属的管轄権を有することに同意し、この同意は取消不能であるものとします。

面白い言及で、有償の場合は日本MSと契約していることになる。個人データの観点からは、個々のサービスの規約を確認しなければいけないが、この定めが適用されるサービスならば、個人情報保護法の外国にある第三者への提供に該当することをこれで避けているのだろう。

カスタム作成したGPTの取り扱い

10.カスタム GPT ビルダー。Copilot Pro のサブスクリプションに登録しているユーザーは、カスタム GPT ビルダー機能を使用してカスタム GPT を作成できます。カスタム GPT を作成するために提供するすべての情報 (GPT の名前と説明を含む)、指示、知識、ドキュメント、データは、行動規範に準拠している必要があり、いずれかの第三者の権利 (著作権、商標、パブリシティ権を含む) を侵害することも、その侵害ならびに何らかの違法または有害な活動を助長することや促進することがあってもなりません。 お客様のカスタム GPT が Microsoft、そのいずれかの関連会社、またはその第三者パートナーによって作成、推奨、または承認されたと暗黙的に示すことはできません。カスタム GPT の開発、承認、提携、または作成に関して、誤解を招く、または虚偽の陳述を行うことはできません。未成年の子供を主に対象とした、または主に未成年の子供を引き付けることを意図したカスタム GPT を作成することはできません。カスタム GPT がこれらの使用条件と行動規範に準拠するように確認することは、お客様の責任で行っていただきます。

作成したカスタムGPTは自己責任というのは上記の作成された素材の取り扱いと同じであるのでわかるが、カスタムGPT自体の権利関係はどうなるのだろうか?

Microsoft プライバシー ステートメント

Microsoftのサービス全般に対する文書なので、Copilotに関する部分の見つけ出しが難しい(固有の言及は無いようだ)。

使用目的の確認

だが、「ユーザーの個人データの利用について」に「対話型エクスペリエンス」とある。

Microsoft では、収集したデータを使用して、充実した対話型エクスペリエンスをユーザーに提供します。 データの具体的な用途は次のとおりです。
・弊社製品の提供。これには、更新、セキュリティ保護、トラブルシューティング、サポートの提供も含まれます。 ユーザーが要求したサービスの提供または取引の実行が必要な場合は、データの共有も含まれます。
・弊社製品の改善と開発。
・弊社製品のカスタマイズと推奨。
・ユーザーへの広告と販売。これには、プロモーショナル コミュニケーション、ターゲット広告、ユーザーに関連する製品やサービスの提示が含まれます。
また、弊社の事業遂行にもデータが使用されます。これには、業績の分析、法的義務の順守、従業員の育成、調査の実施などの用途が含まれます。

このような目的での個人データの処理には、自動化および手動 (人的) による処理方法の両方が含まれます。 自動化されたメソッドは、多くの場合、手動の方法に関連しサポートされています。 たとえば、自動化された処理方法 (人工知能または AI を含む) の精度を構築、トレーニング、改善するために、自動化された方法で生成された予測と推論の一部を、予測と推論が行われた基になるデータに対して手動で確認します。 たとえば、お客様の許可を得て、音声認識技術を改善する目的で使用します。 では、匿名化するための措置を講じた音声データの短いスニペットを手動で確認します。 このマニュアルのレビューは、Microsoft の従業員または Microsoft の代わりにベンダーが行うかもしれません。

AIに限らず、精度向上に使用すること、学習結果のレビューに人間が使用することがあることが記載されている。

オプトイン・オプトアウトについてはその前後に言及があるが、「拒否できるけどサービス利用できないかもしれないよ」的な言い方。

使用するテクノロジや共有するデータについては、ユーザーが選択できます。 また、弊社から個人データの提供を要求されても、拒否することができます。 多くの弊社製品では、サービスを提供するために個人データが必要となります。 製品または機能を提供するために必要なデータを提供しないことを選択した場合、その製品または機能を使用することはできません。

あとは個別のサービスごとの言及。長大なのでこの辺で・・・。

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