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産休1週目の所感

産休に突入して1週間。
6年間脇目も振らず、まさにしゃにむに働いてきた現場から離れて1週間。
こういうことは人生でそうあるものじゃないと思うので、今の心境をnoteに残しておこうかな。


思ったよりあっさりした最終日

6年前に一度転職を経験した身としては、育休後に復帰するとはいえポッカリ寂しい気持ちになるんじゃないかと予想していた。数年前に同僚が産休に入ったときも「この人としばらく会えないんだ」と思ったらめちゃくちゃ寂しかったし。
「出産頑張ってね」の寄せ書きをいただいたり、わたしからもお手紙とちょっとしたプレゼントを贈ったり、手作りピザを囲んで思い出話なんかをしたり、庭でみんなで花火をしたりした。「最後の日」という特別を感じるには十分すぎるほどだった。だけどお別れは結構あっさりで、涙を流すチャンスもなかった(もしかしたら泣いちゃうかもなんて思っていたんだけど)。

いや、もっとしっとりジメジメがよかったとかでは全然なくて。
むしろこのくらいサッパリしていてありがたいぐらいなのだけど。なんというか拍子抜けしちゃった感じはある。

帰りの電車(なんだかんだ終電だったのは、わたしの未練のあらわれかな)で、日付が変わるとほぼ同時にTeamsアプリをスマホからアンインストールした(社用携帯の配布とかない職場なものですからね)。仕事場とのつながりがぷつっと切れたような気がした。まあ、ほかにいくらでも連絡手段はあるんだけど。

体力落ちたなと実感する

産休を口実に、今までなかなか会えなかった人と連絡を取って会う約束を取りつけた。産休最初の4日間は毎日人と会う予定を詰め込んで、せっせと電車移動をしまくった。
仕事と違って普段行き慣れない場所への移動だし、日常的にコミュニケーションを取っている相手ではないということもあり、どっと疲れた。
間違いなく楽しかったし、出産前に会っておけてよかったという気持ちに偽りはないのだけど、ちょっと飛ばしすぎたなという反省はある。鼻風邪引いちゃったし……。

なので、ここからは一気にトーンダウン。
ちゃんと湯船に浸かって寝るとか、早めに布団に入るとか、ご自愛の方向にシフトチェンジすることにした。セルフケア大事。

自炊をするようになった

あちこち出かける代わりに、夕方に近所のスーパーへ行って食材を調達して家でご飯をつくる。今までは気が向いたときか夫と夕食のタイミングが重なるときにしか料理なんてしなかったのに(自分のために作るってメンドクサイ)。
なぞに自炊スイッチが入ったので、自炊に伴うストレスを極力取り除いて楽しく自炊をしたいというモチベーションが湧きあがってきた。

先っぽの削れた菜箸を買い替えて(シリコン菜箸を使っていたのだけど、少し前に野菜と一緒に包丁で切り落としてしまって金属の芯がむき出しになっていたのだ…フライパンに当たってカチャカチャ鳴るのが地味にストレス)。
蓋もレンチンできるタッパーを買って(わが家に電子レンジが導入されたのはごく最近なので、タッパーも持ち合わせがなかった。これで作り置きし放題だ!)。

そして、エクセルでレシピ集をつくりはじめた。
クックパッドなしで作れるのは味噌汁ぐらいなので(これでも仕事場で献立立てて調理していたんだけど)、いちいちレシピを検索するのがメンドクサイのだ。しかも「前作ったあれをもう一度作りたい」と思っても、同じレシピを見つけ出せなかったり。あるいはSNSで流れてきたレシピを見て「これおいしそう。今度作ろう」と思ってスクショを取るんだけど、時が経って忘却しちゃったり。
あまりにも無駄が多すぎる!というわけで、将来のわたしの料理のレパートリーとなる予定のレシピをまとめることにした。

こんな感じ

やってみて気づいたのは、レシピを見ながら調理をしていて「ちょっと、それ先に言ってよ!!」みたいなトラップをこれなら回避できるということ。
それに、たとえば2列目の「白菜のコールスロー風」はもう3回ぐらい作っているんだけど、オリジナルのレシピ通りに調味料を混ぜる(ごま→砂糖→酢→レモン汁→こしょう→マヨネーズ)とマヨネーズを投入するときの風圧でごまが飛散するという事故を3回起こしている(一向に学習しない)。でもマイレシピではマヨネーズを一番上に持ってきたので、4回目は無事故の予感。

この作業結構楽しいので、産休中にいろいろやってみようっと。ちなみに今日は豚キムチを作った。

簿記に目覚めた

これまで数々の(?)資格を取得してきたわたしだけれど、正直、簿記はまったくのノーマークだった。簿記というものがこの世に存在していることは認識していたけれど、わたしの人生にはおよそ交わらないものだとハナから決め込んでいた。
それがここへ来て本当に唐突に、本屋で日商簿記3級のテキストを買うに至ったのだから不思議な話である。必要に迫られて、というのが実際のところではあるけれど、自分の人生に関係のあることだと認識した途端にムクムクと興味が湧いてきたのは面白い変化だった。資格を取るかどうかはわからないけれど、帳簿はつけられるようになりたい。

ピアノはまだ弾いていない

産休入ったらやるぞーと言っていた電子ピアノは、まだ電源を入れていない。弾きたいんだけどな。
ハラミちゃんのYouTubeを見て、モチベーション上げていこう。

でべそが気になる

妊娠に伴うマイナートラブルとしては、とにかく足がつるとか股関節が痛いとかお腹が重いとか、まあまあある。
あといよいよ着る服がなくて困っている。
仕事で着ていた服もどれもしっくりこなくなってきていて、今日は重い腰(と腹)を上げてワンピースを買いに行った(遠出したくないので最寄り駅で)。
もうすっかり売り場は秋仕様になっていて、まだこんな暑いのに誰が買うんだろうかとうんざりしてしまう。とくにわたしは今年秋服を着ることのないまま冬を迎える気がするのでなおさら(産褥期で引きこもっているうちに秋が終わりそう。あるいはそもそも今年日本に秋来ないのではとも疑っている)。

で、そう。ワンピースを買ったという話である。
駅ナカのアパレルショップを隅から隅までチェックして、唯一在庫処分のセール品の中から1枚だけワンピースを発掘した。わたしの今の体形で着こなせる寸胴型のそれを。
歓喜して試着室に持ち込んで、鏡に映った己の姿に思わず笑ってしまった。
大きなお腹の頂(いただき)でぽっこり主張しているへそに。

妊娠してお腹が大きくなるにつれて、以前まではたしかにへこんでいたはずのへそが押し出されるようになった。出てきたなーとはずっと思っていたけど。でもこんなふうに、服を着た上からもはっきりと存在感を放つようになるとは思っていなかった。ちょっと衝撃的。

保活、本格始動

4月復帰を目指しているので、この産休の間に保育園見学をしないといけない(産褥期明けてわりとすぐに申込期限を迎えるため)。ということを2日前ぐらいにふと思い出して(あぶない)、急いで見学のアポを入れまくった。
現時点で9園、そのほかに調整中が4園。
まだどこにも見学に行く前だけど、どこでもいいから入れてくれという気持ちでいっぱいである…。この努力が報われるといいのだけど。

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