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#16 やりきるわたし|思考の練習帖

おろしたてのトレンチコートを爽やかに羽織って、電車とバスを乗り継いでショッピングモールに出かけた。
前に来たときは夫と二人だったけれど、今日は一人。来週買う予定の子ども服の偵察が目的だ。ついでに自分の服と、ニトリでフライパンとクッションも買ってホクホク帰宅。まっさらなフライパンで夕食をつくって、うさぎのトイレを掃除して、ゴミ出しの準備をして、22時。

机に向かう。クッションがふかふかで気持ちがいい。

少し前の #思考の練習帖  でこんなことを書いた。

そして、この一年の最大の学びはresolve(※)にあったように感じている。すべての仕事に「いつまでですか?」と確認する癖は前職時代からだが、まだまだ全然甘かった。
一つひとつの計画に対して具体的にいつ取り組むのか、どんな進捗を想定しているのか、までしっかり落とし込まなければ結局やりきれないのだ。やるべきことは厖大だから、システマティックに管理しておく必要がある。
そう理解して取り組み始めて、やっと少し前に進めている気がしている。偶然じゃなくて必然的に、結果を掴みに行くのだ。

(※OOCEMRのR。締め切りをつくること)

今日のミッションはその「具体的に何をいつやるの?」を明らかにする「タスクの割り振り」だった。

タスクの割り振り

これは、わたしが最近編み出して、実践し始めたばかりの方法である(すでにやっている人はたくさんいると思うけれど)。今後も継続して取り組んでいけるように、手順をここに書き残しておこうと思う。
といっても、拍子抜けするほど単純な内容なのだけど。

①タスクを洗い出す

今月中にやるべきことをざーっと書き出す。A4の裏紙に、まずは思いつくままに。
しかしここで抜け漏れが生じているとタスクの遂行は不可能になってしまうので、今度は支援計画や会議録をひっくり返して徹底的に出す。

「この案件ってどうなってたんだっけ?」というようなものがゴロゴロ出てくるので、それらも一つ残らず書き出す。何をすればよいかわからないもの、自分以外の誰かがボールを持っているものについては、「誰々に進め方を相談する」とか「誰々から返答をもらう」など、「わたし」が主語になる形で記述する。

②実行日を決める

シフトを入力しているGoogleカレンダーを開き、一つひとつのタスクについていつやるのかを決める。
わたしのシフトは宿直・宿直明けが基本形で、あとは数日の日勤があるだけだ。事務作業をするならば平日の宿直明けの日中(子どもたちが登校・登園している間)、それで足りなければ残業するしかない。逆に子どもへの働きかけは宿直の夜が中心になるだろう。

毎回の勤務で何かしらタスクが入っているのが理想。せっかく子どもたちとがっつり関われる宿直を、無為に消化するなんてもったいない。恐ろしいことに、宿直という仕事はそれなりにルーティン仕事が多いので、意識しなければ簡単に「とくに何もしなかった日」で終わってしまうのだ。とくに何もしなければ、タスクは永遠に処理されず、計画は永遠に遂行されない。これはただの職務怠慢である。

すべてのタスクに日付を割り振ったら、割り振り作業は完了。パズルのピースがぴったりはまったような達成感がある。計画立てるの大好き。

③タスクを遂行する

立てて終わりの計画に意味はない。計画を立てた高揚感をそのままに、仕事に向かう。
Googleカレンダーに書いたその日(と翌日)のタスクを、デスク脇のメモ帳に書き留めておく。仕事中は紙のメモを取ることが多いので、一つのところにまとめておくようにする(せっかくGoogleカレンダーに書いたのに見るのを忘れてやらずに帰ったことがあるので、その反省から…)。宿直明けの同僚から引き継ぎを受け、新たに生じたタスクも忘れないうちに書く。

どの時間にどのようにそれぞれのタスクを実行するのかを脳内でシミュレーションして、それに沿って動く。完了したタスクは消していって、やりきれなかったタスクは別日に割り振るなり誰かに依頼するなりして退勤。

④そしてまた①に戻る

①に戻るタイミングとしては、翌月のシフトが出たときが基本だが、1か月の間にもタスクが複雑化したり、局面が変わったりするため、その都度①からやり直す必要があるだろう。月半ばの今日もちょうどそんな日で、宙ぶらりんなタスクがいくつも生じていたので①②を決行した次第である。
そのおかげで、明日から安心して仕事(③)ができる。

何も難しいことはない、目新しいこともない。だけど、これを徹底して実践することで、間違いなく着実に仕事をやりきることができる方法だと思う。難しいのは継続すること。
これで今年度をしっかりやりきって、来年度胸を張ってはたらこう。

今日はここまで。

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