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来週の読書リスト

① 『暇と退屈の倫理学』

國分功一郎 著

図書館でかれこれ2か月ほど順番待ちをしていた、こちら。やっと順番が回ってきたようだ。『中動態の世界』、『〈責任〉の生成』に引き続き、國分さんの著書は三冊目。絶対面白い(そして難しい)とわかっているので、心して読みはじめよう。

② 『完訳 ファーブル昆虫記 第二巻(下)』

ジャン・アンリ・ファーブル 著 / 奥本 大三郎 訳

せっせと読み進めている、「ファーブル昆虫記」シリーズ。続きを借りに図書館へ行ったら、蝶とその幼虫(要はイモムシである)が展示されていて見入ってしまった。いや、より正確には、イモムシに。ファーブルは今のところ九割方ハチの話なので、蝶のことはそれほど。だけど、イモムシたちは何度も登場する。ハチの幼虫たちの主食として。
今までの人生でほとんど注目したことのなかったイモムシを穴の開くほど観察して(食後だったそうで一ミリも動かなかったが)、なんだか感慨深い。まさかわたしに、10秒以上イモムシを見つめる未来が待っていたとは。

③ 『完訳 ファーブル昆虫記 第三巻(上)』

ジャン・アンリ・ファーブル 著 / 奥本 大三郎 訳

「ファーブル昆虫記」がわたしに開いたのは、自然科学への思いがけない興味だった。
振り返れば、自然科学に全然興味のない子どもだった。地方育ちでオタマジャクシを掬って帰って飼育したり、友だちとザリガニを覗き込んだり程度のことはやったけれど、生き物にさほど興味もなかった。数学は算数のころから苦手だったし、物理はチンプンカンプン。星座はオリオン座しかわからなくて、化学はそれなりに勉強したはずだが覚えていない。
一度たりとも自然科学を面白いと思ったことがなくて、大学に進んで選択科目になった途端すべてを捨てた(だから記憶がないんだな…)。
そうやって自然科学というものと無縁に生きてきたわたしが、目をキラキラさせて「ダーウィンが来た!」を見る子どもたちと出会って、「ファーブル昆虫記」を読むに至ったのは不思議なことだ。不思議でありながら、ごく自然な流れだったのかもしれないとも思う。だって、自然科学はわたしたちの生活のもとにある。生活を仕事にするということは、自然科学を必然的に引き寄せるような気がするのだ。

④ 『田辺聖子珠玉短篇集⑤』

田辺聖子 著

しばらくお休みしていたら、ちょっと恋しくなってきたので。あとで図書館の予約を入れておこうっと。


以下は、毎日少しずつ読む予定の本だったけど相変わらず全然読んでない。

・『世界標準の経営理論』

入山章栄 著

#思考の練習帖 でせっせと学びを整理しているこの本。たぶん全部読破することはないだろうけれど、気になるところをつまみ食いしていくつもり。
びっくりするほど分厚いけれど、文章はやさしめ。いろいろな考え方を知るきっかけとして有効な一冊だと思う。最近読んでない。

・『人生を狂わす名著50』

三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵

この本を読んでいると、次から次へと読みたい本が増えてしまうので今は読み進めるのを自粛中。読みたい!の熱の冷めないうちに読み始めたいから。
今の進捗状況は、23/50。

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