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来週の読書リスト

① 『車輪の下』

ヘルマン・ヘッセ 著 / 高橋健二 訳

ヘッセは以前『デミアン』を読んだきりだった。『車輪の下』のことも知っていたけど、なんとなく手に取らずにきてしまった。それが最近、なにかと目に入るようになって、可愛らしい表紙も相まってついに図書館で取り寄せた。

ひたむきな自然児であるだけに傷つきやすい少年ハンスは、周囲の人々の期待にこたえようとひたすら勉強にうちこみ、神学校の入学試験に通るが、そこでの生活は少年の心理を踏みにじる規則ずくめなものだった。少年らしい反抗に駆りたてられた彼は、学校を去って見習い工として出なおそうとする……。子ども心と生活とを自らの文学のふるさととするヘッセの代表的自伝小説であえる。
新潮文庫版の裏表紙

② 『日本文学全集13 樋口一葉・夏目漱石・森鴎外』

樋口一葉(川上未映子 訳)・夏目漱石・森鴎外 著

池澤夏樹個人編集の日本文学全集を読破したいという野望を抱いている。図書館のマイページの本棚には既に全巻並べてある。長い長い道のりなので、その時々で気が向いた本を手に取ろう。
『たけくらべ』、『三四郎』、『青年』が収められている。
『にごりえ・たけくらべ』は中学生の頃に手に取ったけど、意味がわからなすぎて断念した記憶がある。今回は訳してくれてあるから大丈夫かな…?
夏目漱石は中学時代に手当たり次第読んだけれど、かなり忘れてしまっているので再読。そのうち、前期三部作(三四郎・それから・門)を通して読み返したいな。
森鴎外は教科書に載っていた『舞姫』しか知らない。『青年』、どんな話だろう?

③ 『カラマーゾフの妹』

高野史緒 著

図書館をうろついていたら偶然見つけた。妹、だと…⁈
冒頭を立ち読みしたら、『カラマーゾフの兄弟』を読んだあの日々が一気に蘇った。ドストエフスキーが書かずに死んだ第二部なのだという。これは読みたい!
パラパラとめくったらミーチャ、イワン、アリョーシャの名前が出てきて懐かしさが募る。妹って誰なんだろう……。


以下は、毎日少しずつ読む予定の本。

・『人生を狂わす名著50』

三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵

ここのところ「日本の歴史」シリーズに偏ってしまっているので、新しい風を入れたくて時々開いてみる。
読みたいと思った本には付箋をつけてある。
次は何読もう?

・『すばらしい人体』

山本健人 著

舌は味覚を伝達するだけの存在じゃない。ゴクンと嚥下する僅かの間に、舌はかなり複雑怪奇な動きをする。モグモグ咀嚼をする間、食べ物がちゃんと上下の歯に潰してもらえるように微調整をしてくれているのも舌。縁の下の力持ちは口の中にいたのだ。

・『生活の中の治療』

アルバートEトリーシュマン・ジェームズKウィテカー・ラリーKブレンドロー 著 / 西澤哲 訳

これはわたしのバイブルなので、今年に入って2周目。自分なりの理解を深めるために、1章ずつがっつりノートを取っているところだ。インプットとアウトプットをたくさんして、しっかり身につけたい。と言いつつ、最近サボっている。今年の目標の200冊にもかなり余裕が出てきているので、そろそろまた着手しようかな。

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