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骨髄バンクに登録していた私が骨髄提供した話7

術前検査の内容とコーディネーターさんが心強い話

骨髄ドナーに選ばれて、最終的に提供の意思を書面で表した翌日、私は『術前検査』を行いました。

私の場合は最終同意前の検査と実際に採取する病院を違うところにしてくれと言われていました。
初めての病院はドキドキしてしまうのでコーディネーターさんと玄関で待ち合わせです。

コーディネーターさんの存在は、私にとって安心で頼れる、心強いものでした。
小さな不安や質問が浮かんでも、すぐに専用電話で繋がれるし、今回も何種類かある検査ごとの待ち時間には柔らかな笑顔で話しかけてくださって、緊張をほぐしてくれました。

そして総合病院の中には窓口がいくつもあるのに、サササ〜っとエレベーターを選び、無駄のないルートでテキパキと必要な場所へ案内してくれます。

それについて「私は方向音痴なので羨ましいです。」と伝えると、コーディネーターさんはドナーに案内する前には必ず下見に来て、実際に歩いてみるのだそうです。

いつも責任感とプロ意識を持ってお仕事をしている読者の方からすると当たり前だよーと思う方もおられるでしょうけれど、私はそういったひと目ではわからないサポートを、たくさん周りの方から受けているのだということを感じて、嬉しくてあたたかい気持ちになりました。

そして患者さんのために、よりいっそう健康に気をつけて過ごし、少しでも質の良い骨髄をお渡したいと強く思いました。

術前検査は
心電図、胸部レントゲン、呼吸機能検査、血液検査、尿検査などを行います。

この呼吸機能検査というのがしんどかったですねぇ。
いわゆる肺活量の検査ですが、器具を口にくわえて息を吐き切る作業の正解がわからなくて困りました。
でもこれをクリアしないと全身麻酔できないので頑張ってフゥぅーーー!!っと汗をかきかき頑張りました。



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